伊勢崎市議会議員 多田稔(ただ みのる)の明日へのブログ

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人口減、高齢化、社会保障費、財政赤字

2013-09-22 18:54:39 | 政治・政策・経済
あらためて、現在の日本の課題は
つながっているんだなぁと実感しました。

まず人口減少と少子高齢化。


国の予測では100年後の日本の人口は、
現在の3分の1に激減します。
消費も減りますし、納税額も減りますので、
行政は長期的に、業務や経費を削り続けなければなりません。

そして同時に進行しているのが高齢化。
社会を支え、納税している労働者世代が、
減っていく人口の中で、更にその割合が下がり続けています。

逆に高齢者は、福祉や医療、年金など、
給付を受け取る側は増え続けています。



40年前の日本は若い国でしたので、
11人の労働者世代が、たった一人の高齢者を支える社会構造でした。



ところが現在では、わずか2~3人で担ぎますので、騎馬戦状態。
さらに40年後はもっときびしくなり、一人の労働者世代が一人の高齢者をかつぐ
肩車状態になると予測されています。
担ぐ側の人数が、11人から1人に減りますので、
これまでとおなじ制度はとても維持できないことが分かります。

でも、不思議なことに
現在は充実した社会保障体制になっています。
昔よりも勤労者世代が減っているのになぜ?

それは、毎年莫大な借金をしているから。
本来は、税収の範囲で国の事業を行わなければならないのに、
特例の法律をつくって借金を繰り返しています。

その結果、世界一の借金大国。
とうとう1000兆円を超えました。


今の私たちの世代でさえ払いきれない借金を、
いまよりも少なくなっていく将来世代の子供たちが払えるのか?
大きな疑問と、心配が膨らみます。

年齢別に、納めた金額と、受け取る社会保障サービスを
比較したグラフがこれです。


このグラフによれば、70歳以上の方はとても得をしています。
53才くらいの方は、収支トントンでしょうか。
40代、30代の方は、支払う額の方が多いですね。
20代の方は、年金の納付率が低いといわれますが、
まじめに納めても、これほど負担の方が上回るならば、
納める気持ちになるでしょうか。

すでにこの制度は破綻しているのではないでしょうか。
どの世代もなっとくして負担できるように
根本的に見直しが必要です。


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