2月2日付け、朝日新聞一面トップ記事
「日本国債急落シナリオ 三菱UFJ銀が対応策」。
9面にも関連記事
「国債急落少しずつ現実味」という記事もあります。
銀行最大手の三菱東京UFJ銀行が、
日本国債の急落に備えた「危機管理計画」を策定したことが
判明しました。
国債の暴落に備えて、自由民主党では
平成23年6月1日に、
「X-day プロジェクト報告書」を公表済みです。
朝日新聞によれば、
同銀行は自民党案が発表された6月から
計画作りを始めたそうです。
これまで日本国債の9割は
日本国民の預貯金などを使って
銀行や生命保険が購入してきました。
しかし日本の借金は1千兆に達し、
国内の総貯蓄高に数年以内に到達寸前です。
日本は輸出や海外投資によるもうけなどの
経常黒字の分も預貯金に回ってきましたが、
円高により経常赤字の可能性も出てきました。
三菱UFJ銀行では、
長期国債の金利3.5%を想定。
ちなみに金利が上がるほど、返済が苦しくなります。
日本政府は長期国債金利を2%に想定していますが、
日本総合研究所の研究員によれば
金利が3.5%になれば、
国債の利払いだけで国の支払いが二十数兆円増えます。
これではいくら消費税率を上げても
過去の借金返済のための新たな借金が膨らみ
破綻します。
その場合、日本は金利上昇に伴う
「ハイパーインフレ」(物価急騰)になる恐れがあります。
日本国債を買い支えるための
一つのカギである国際取引の経常収支。
日本は昨年、30年ぶりの貿易赤字になりました。
ただし、所得収支は黒字なので、トータルすると
10兆円程度の経常黒字です。
国内総貯蓄高の限界と
経常収支の限界が、ともに近づいています。
朝日新聞の記事によれば、
「りそな」や「みずほ」などの他の大手銀行も
警戒を強めているそうです。
国債暴落の危険性については、
金融や経済の専門家の指摘や、
週刊誌などの記事ではよく見かけます。
(左のブックマークに「藤巻健史」さんを追加しました)
しかし、この記事は
朝日新聞の一面トップ記事です。
この順位で取り上げられた意味は、
これ以上ないくらいの重さです。
日本国債を取り巻く状況は
「風雲急を告げてきた」どころか、
すでにきな臭いにおいまで漂ってきたように感じます。
「日本国債急落シナリオ 三菱UFJ銀が対応策」。
9面にも関連記事
「国債急落少しずつ現実味」という記事もあります。
銀行最大手の三菱東京UFJ銀行が、
日本国債の急落に備えた「危機管理計画」を策定したことが
判明しました。
国債の暴落に備えて、自由民主党では
平成23年6月1日に、
「X-day プロジェクト報告書」を公表済みです。
朝日新聞によれば、
同銀行は自民党案が発表された6月から
計画作りを始めたそうです。
これまで日本国債の9割は
日本国民の預貯金などを使って
銀行や生命保険が購入してきました。
しかし日本の借金は1千兆に達し、
国内の総貯蓄高に数年以内に到達寸前です。
日本は輸出や海外投資によるもうけなどの
経常黒字の分も預貯金に回ってきましたが、
円高により経常赤字の可能性も出てきました。
三菱UFJ銀行では、
長期国債の金利3.5%を想定。
ちなみに金利が上がるほど、返済が苦しくなります。
日本政府は長期国債金利を2%に想定していますが、
日本総合研究所の研究員によれば
金利が3.5%になれば、
国債の利払いだけで国の支払いが二十数兆円増えます。
これではいくら消費税率を上げても
過去の借金返済のための新たな借金が膨らみ
破綻します。
その場合、日本は金利上昇に伴う
「ハイパーインフレ」(物価急騰)になる恐れがあります。
日本国債を買い支えるための
一つのカギである国際取引の経常収支。
日本は昨年、30年ぶりの貿易赤字になりました。
ただし、所得収支は黒字なので、トータルすると
10兆円程度の経常黒字です。
国内総貯蓄高の限界と
経常収支の限界が、ともに近づいています。
朝日新聞の記事によれば、
「りそな」や「みずほ」などの他の大手銀行も
警戒を強めているそうです。
国債暴落の危険性については、
金融や経済の専門家の指摘や、
週刊誌などの記事ではよく見かけます。
(左のブックマークに「藤巻健史」さんを追加しました)
しかし、この記事は
朝日新聞の一面トップ記事です。
この順位で取り上げられた意味は、
これ以上ないくらいの重さです。
日本国債を取り巻く状況は
「風雲急を告げてきた」どころか、
すでにきな臭いにおいまで漂ってきたように感じます。