Studio_Rosso 1/43 自動車模型制作日記1

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ランボルギーニカウンタックアニバーサリー組立て

2018-01-05 23:08:36 | その他
本日の山陰は晴れ時々曇り・・・ほんの少し雨でしたね
こんな天気なので朝一番で隣町の模型屋さんまで塗料を買いに走ってきました・・・
山陰の冬なので凍結防止剤を撒かれていますので348Zagatoでは無く四駆のリアエンジンで行って来ました
まあ冬場はこれに限りますよ(笑)
348zagatoはアルミ製のボディをまとっていますから凍結防止剤の撒いてある道はNGなんですね〜
4月になって少し多めに雨が降ってからでないと乗れませんよ・・・。
帰ってきますと余りにも天気が良いので秋に溜まった畑のゴミを少し焼却しました・・・当然ですが最寄りの消防署に連絡をしておかないと消防車が来て大変な事になりますからね〜(笑)
火の番をしながらイチジクの剪定を行なっています
さすがに40本近く有る物ですから全部は終わらなかったですが半分位は終わったかな〜!?


さて本日の仕事を進めましょう
昨日塗ったトランクフードは完全の塗料が硬化しましたので本日は磨きからですね
一見した所ではなかなか綺麗に塗れていますが余りにも綺麗すぎて他のところと塗り肌が違っているのです
他の所と揃えるために研磨します
綺麗なら良いと言う訳には行かないのです全体のバランスは大切なのです

2000番のペーパーで研磨しました
綺麗に麺が揃っていますのでこれでゆきましょう

ラプロスの8000番まで番手を上げてゆきましてコンパウンドで磨きます
まだ一番洗いコンパウンドですから十分ではないですが、ここから先グッと綺麗になります

トランクをボディに取り付けてズレないようにマスキングテープで仮固定しておきます
パタパタすると傷がつく元ですからね〜
エンジンなどを元に戻して組み立ててゆきます

ライトのハウジングを微調整しましたのでこのライトのポップアップレバーの微調整が必要になるのです
少しづつ削ってスムースにポップアップするようにしました
削りすぎますとライトが閉まらなくなるので責任重大ですね〜。
これだけで1時間近く削っては組み削っては組みを繰り返しました

リアウイング以外の部分の組み立てが完了しました
リアウイングが無い姿もまたスッキリとしていて良いですね〜
の頃はリアウイングだけになりました・・・おそらく元々のミニカーもこの順番で組み立てられていたはずです・・・

リアウイングのステーに真鍮製のピンを植えてボディに仮組いたしました
ところが元々リアウイングの位置から3mm前に寄せるつもりでしたが・・・問題が出ました
1.5mmだと良いのですが3.0mmだと問題になるのです・・・

拡大しますと・・・
1.5mmだけ前に出すとこの位置ですね
エンジンフードとこのクリアランスなのです。
あまり微妙な位置関係なのでこの時点まで固定用のピンを取り付けていなかったのです
予感がしたと言いましょうか・・・(笑)

最終的にこの位置でウイングのステーを接着して仮固定しました
お客様との打ち合わせでできるだけ前にと言うことでしたが・・・たったの1.5mmです
たったの1.5mmの為に穴埋めから補修塗装を・・・
まあ良いでしょう(笑)

なぜ1.5mmしか前に出せなかったのか・・・?
少し考えてみました・・・
下の写真はクアトロバルブです
ウイングの前後長が結構長い感じがしますね
このウイングはカウンタックのキャビン後部にあるラジエターから入った冷却風の抜けが悪くて高速域になるとリアがリフトするのを抑える為につけられ始めたらしいのです。
ですからクアトリバルブの時代にはまだリフトが強かったのでしょう・・・大型のリアウイングなんですね。
大型の前後長があるリアウイングをつける為にステーが後ろに強く倒れているのがその証拠です。

ウィキペディアによればアニバーサリーになってからリアウイングのオプション設定がなくなったと書いてあります。
私はそれを否定します・・・多分当初はなかったと思いますがご希望が多く多分再度オプションになったのでは無いかと思うのです・・・あくまでも個人的見解でなんの確証もありませんが・・・。
そのリアウイングは下の写真です
なんとなく前後長が短くなっているように見えませんか?
ラジエターの冷却風の抜けを良くする為にラジエターの後ろ側の部分に縦のスリットがつけられます、これがリフトを防止するのでリアウイングは小さくなっても良いのです。しかもウイングが小さくなれば重量も減りますし空気の抵抗も少なくなるわけですね。
と言うことで小さめのリアウイングが設定されたのでは無いかと推測されるのです。
ウイングが小さくなっている証拠はウイングのステーの後ろへの倒れ方が少なくなっていますね。

全部が純正品のリアウイングかどうかはわかりませんが・・・翼端板小さいことから社外品でしょうか・・・?こんなに小さなウイングもあります
しかも取り付け位置がトランクの中央部分という・・・多分後付けかな?

これはおl客様が送ってくださったアニバーサリーのリアウイングの写真です
なんとなく前後長が短いですよね〜

ではなぜミニカーのアニバーサリーのリアウイングが前に1.5mmしか寄せられなかったのか・・・?
これも想像ですが
恐らくオートアートさんは同じものだと思ってクアトロバルブの物を流用したのではないかと・・・

私は車は好きですがランボルギーニの研究家ではありませんので
ただ模型を通して想像と推測をしているに過ぎませんから・・・(笑)

もしも実車と同じ位置にリアウイングをつけたいならこのウイングではなく新しくアニバーサリー用の物を作るしか無いかもしれませんね。
お客様がそこまで望んでいらっしゃるかどうかは・・・まだ確認されておりません・・・。

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