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日中交渉3000年史 遣隋使から明治

2014年04月23日 | 王道
「日中交渉3000年史」の表題をみて、2000年史のマチガイ誤植バケかと思った人がいるかも知れませんが、3000年とかきました。
日中韓(朝鮮)越(ベトナム)の4国は漢字漢文を共通の古語としており、その歴史研究にもその各国資料をしようするのが当然だと思うのだが、現状は自国中心で、コリアは現代において、古代中世の神話を創造している。
歴史の真実の発見に予断は禁物であるが、農業が始まって後に文明が起こり、文字が作られ伝来して文化起こり、国家も成立したとの前提から、日本の歴史学者は木簡には眼の色を変えるが、考古学の発見した資料は縄文、大陸遺文物など無視している。
この小文ではあえて非常識三つを並べてみた。日中交渉は3世紀の卑彌乎に始まったのではない。
一つは約3000年目の周初成王の時、倭が使者を出した。時代は世界で始めて土で「器を作った」縄文時代晩期である。二つめは、人は道具を使うが2万年前に日本列島で「ものを入れる器」をつくる文明人が洗われたことである。3つ目は、うまくいかなかった聖徳太子の遣隋使は国使であるが、遣唐使は貿易の通商使節であって、天皇皇帝は無関係である、菅原道真はそれもやめてしまった。
まず日本の縄文時代に大陸の周に使節を派遣し、貢物を出した倭人がいたことは儒教5経の一つ「尚書」に「海隅の日を出すところ、島夷は皮服す」とあり、また5経の一つ「禮記」には「東方を夷という。被髪文身、火食せざることあり」とあり、王充の論衡には「周の時、天下太平、倭人香草を貢す」とあるのを無視する根拠は何でしょうか?
漁を含めて狩猟採集経済の縄文人が、毛皮を着るのは当然であり、「髪をかぶるのはチョン髷でなくても髷を結っていたのであろう、身体にいれずみ、時に刺身を食っている、男の被髪は明治維新でなくなったが女性の結い髪はいくらでも残っている。生食刺身など衛生向上で世界に広がっているが、、、また、使節の手土産がハーブだったというのもイイネ。
縄文初期の手土産ならば土器が全ての人の宝物となったであろうが、海の後退によって農業の大発展を周代では香草はいい手土産だ、南太平洋ポリネシアンの一部に他村訪問にハーブを携えるという、女性が香りの強いはなを送り、ハワイのレイもこの類か?周王はかもす酒に入れ、祭礼酒にしたと伝えている。
後漢書倭伝は「使人、自ら『大夫』と称す」と記録し、三国時代の「魏志倭人伝」は「古より来る、その使いの中国にいたるや皆自ら大夫を称すと。漢や魏にとって「大夫」は歴史に書き残すに値することだった。
日本人は「卿、大夫、士」という周の官職名を長く使っていて、今も「東宮大夫」などに生きているし、「士」も。これは周公の作った周だけの官制であり、現代人が外人から「私は家老です」と名乗られたように、びっくりしたのでしょう。
しかも倭文は周体なりという、漢は隷書、ほぼ魏から楷書になるが、倭書体は古い周後期の書体、実は私の実印も草です、はんこ文字です。漢字の最初は殷代の甲骨文であるが、殷の遺器物は日本で出土することはあるが、今のところ、甲骨文字はない。
漢書には「楽浪(コリア)海中に倭人あり、分かれて百余刻を為す、歳時をもって来たり献ず」と書き、弥生遺跡から漢鏡が出土する、後漢は初代の光武帝が授けたという金印が九州で出土しているし、その前の「新」の貨幣も多数出土している、卑彌乎さんはその次。
隋唐と続くが、菅原道真さんが「もう唐土には学ぶものはない」ということで、明治政府が清と国交を結ぶまで、国交なし状態、平清盛、足利の将軍らの通商も国交ではない。この間も交渉は禅僧が行い、貿易は商人、うまく行った時期でしょう。禅問答で負けなかった唯一の時期か?僧たちはインドにあこがれた人がいるが、中国などという仏僧はいなかったから!
豊臣秀吉は仏僧嫌いか、子供の使い小西行長を使って大失敗、安国寺のほうが適任だったろうに。明治時代はロシアとの戦争も切り抜けた人で、清との交渉も適切といえるが、大正中華民国になると寺内首相が鉱山開発、鉄道建設を名に西原借款を与えると、兵器購入代金になり、反日54運動の原因になった。ペーパー役人が日本を支配するようになった結果であろう。蒋介石も毛沢東も間違っていたが。
汪兆銘か!日本人では辛亥革命に参加した、北一輝か、昭和7年刊行の「支那革命外史」に「支那をアメリカに譲って日本は大陸から引き上げよ、このままでは日米対決になるが、日本にとってアメリカが最重要である」と。


世界を駆け巡った「日本から学ぶ十のこと」メール

2014年04月22日 | 王道
東日本大震災の日本から学ぶ十のこと

新聞記事、放送ニュースにもなったが、東日本大震災後に世界を駆け巡ったメール「日本から学ぶ十のこと」がある。日本人には当然のことでも、世には、稀なこと!社会、政治がそれに応じているだろうか。

1、平静、悲痛に胸を打つ姿や悲嘆に取り乱す姿など見当たらない。悲しみそのものが気高い。

2、威厳、水や食料をうるためにあるのは、秩序正しい行列のみ。乱暴な言葉や、無作法な行動は一つも見ない。

3、驚くべき建築家たちの能力、ビルは揺れたが崩れなかった。

4、品格、人々は、みなが何かを買えるように、自分に必要なものだけを買った。

5、秩序、店舗で略奪は起きていない。路上では、暴走、追い越し、警笛を鳴らす車もない。思慮分別のみがある。

6、犠牲、50人の原発作業員が原子炉に冷却水を掛けるためにとどまった。彼らに報いることなどできようか?

7、優しさ、レストランは「客」に頭を下げ、値を下げる。無防備のATMはそのまま。強者は弱者を介助する。

8、訓練、老人も子供も、全ての人が何をすべきかを知っていた。そしてすべき事をした。 9、崇高な節度を保つ速報。愚かな記者やキャスターなど居ない。平静なルポのみがある。 十、良心、停電になった時、レジに並んでいた人は品物を棚に戻して店を出た。真のインスピレーションを感じる。日出ずる国で起こっていることに。


国民所得5万ドル、将来も1億日本人!「明月は波に沈まず」

2014年04月22日 | 王道
2013年の経済見通しを先月、記者クラブで語った岩田一政日本経済研究センター理事長は。ゲストブックに「明月不沈波」と記した。近江聖人と呼ばれた江戸時代初期の陽明学者、中江藤樹の言葉で「明月は波に沈まず」。くもりなき明月の如き心は、世の騒がしさにまぎれることは無い。

日本が直面するデフレ克服には円高の重荷を是正するため、外貨建て基金作る持論を語る。

厳しい財政については、消費税の引き上げで財政の国際金融の信任を保ちつつ、成長戦略で民間の力をひきだし、経済活性化の後押しを図るべきだという。

民間活力を生かした社会保障制度の改革、国際規制にあわせる改革をうながすテコとしてのTPP環太平洋経済連携協定への参加を提言する。他国より強い規制は廃止するか、弱める。

経済施策には目標設定が重要。日本の一人あたり国民所得は、長引く経済の停滞により年4万ドルに足踏みしているが先進国水準は5万ドルになっている。日本も5万ドルを目指す。

総人口も減少は確実だが、2100年人口を1億人に保てるような目標で努力すべきだ。出産育児と働くことが両立できる社会ていあんである。

まさに「明月は波に沈まず」と、日本社会に対する明確な提言である。

 


中国PM2・5,世界一の排出・汚染大気は基準の10倍◇光化学スモッグ源NO2は中国から流入

2014年04月22日 | 王道
◇国連は中国の大気汚染が基準値の10倍と発表した、北京当局は28日、危険な状態で市民は外出を控えるよう警告している。黒龍江省ではРΜ2,5が2013年10月22日基準値の13倍に達した。「ちょっと腕をのば指は見えなくなる」と言う状態で空港、高速道路は1部分運休した。 ◇2007年から中国のCO2二酸化炭素排出量がアメリカを上回って世界一になったことがIEA国際エネルギー機関の統計から明らかになったが、年々深刻さを増し2013年、北京で非常事態に、学校休校。水が汚れたら、日本から買えばいいが、空気はどうするんだ?と思ったら、日本製の空気清浄機が北京で売れている、と。

◇台湾がチャイナの石炭生焚きの汚染大気に包まれているのは台湾フライト時で一目瞭然だったが、日本にも及んできました。黄砂、酸性雨だけでなく、MP2・5など西日本、名古屋、東京まで環境基準を超えるようになった。マスコミがチャイナに遠慮して報道しなかっただけで、汚染大気は以前から飛来していた。

◇2007年の世界の総量は290億トンで、中国は1990年に22億トンが3倍の61億トンに急増し、アメリカの57億トンを上回って、世界の21%を占めた。

IEAの試算ではこのままだと2020年には全世界の28%になる見通しである。なお、日本の07(19)年の排出量は12億トンで、世界の4%であった。 ◇酸性雨、光科学スモッグ源NO2は中国から流入。日光杉並木の天辺だけ枯れているのは上空から降ってくる酸性雨のためである、酸性雨被害が多いのが日本海側であるのを見ればどこが発生源かははっきりしている。

光化学スモッグの原因物質NO2二酸化窒素が日本の西の大陸から流入してきたことが海洋研究開発機構の人工衛星情報の分析から突き止められた。

日本で発生するNO2は減少が続き、一時は無くなっていた光化学スモッグの再発は大気中CNO2濃度が過去最高を更新している中国からの流入と確認した。

海洋研究開発機構はアメリカの人工衛星に搭載されている大気中化学センサーのデータを使って、東アジアのNO2濃度を50キロ四方単位で解析した。

中国東部山東省泰安市を中心にした南北1100キロ東西1250キロで年平均5パーセントずつNO2濃度が増え続け、過去最高に達していることが分かった。

日本での規制を嫌ってか、人件費の安さにつられたか、巨大市場の嘘に騙されたか、日本国内工場を閉鎖して、大陸に工場をつくり、なかには日本は販売本社のみ、生産はすべてチャイナというところもあるのは、日本人が歴史から何も学ばないことをしめしていよう。


21日(11日目)◆大相撲5月場所 ◇縮小文明の展望:千年のかなたをめざして

2014年04月19日 | 王道
平成26年5月26日、2人ますC席西15側両国国技館

◇22年5月23日千秋楽の既に白鳳優勝の大相撲椅子席Bで観戦。焼き鳥付き高見盛弁当、屋台ちゃんこ鍋、大相撲錦絵座布団、NASオリジナル観戦ガイドブックつきで1万円。中入りすぎには満員御礼の垂れ幕、ひところより懸賞も多くなった。表彰、新人紹介手打ちまで見る、

◇平成21年5月21日(木)丸の内朝飯会のあと、「序の口」から見る。観客が少ないので拍手すると、親方が振り返ったりする。だんだん増えるが8分の入り。
国技館で大相撲土俵から30メートル以内の桝席観戦。ペア29800円。
「高見盛」弁当+焼き鳥+ちゃんこ屋台1杯クーポン券
      力士プロフィル・カラーパンフレット
      力士番ずけ表
      まくら
◇横綱審議委員会稽古総見一般公開(入場無料)
平成21年4月29日午前7時半から11時まで。
東京・両国の国技館本土俵で、申しあい稽古が面白い。個性がでる。
昼食は巴潟」でちゃんこ鍋。
   ◇日本相撲協会TEL03-3623-5111
2人用升席 18400円
溜り席   14300円
桝席A 11300
  B   10300
  C 9200
椅子席A 8200
   B 4900
   C 3600
当日自由席 2100円

◇縮小文明の展望:千年のかなたをめざして
◇木更津市を中心とした自然保護と観光に関する報告と、京増の富士通時代に、農林水産省のニューメディア開発委員会でご一緒しました、東京大学名誉教授、月尾嘉男さんの書籍の紹介です。

1.木更津市中心の最近の活動について
2.雑誌”学際”から 「縮小文明の展望:千年の彼方を目指して」 
京増かわら版のバックナンバーは、私のホームページからご覧頂けます。
なお、おすすめコーナーは、私が是非ともお試し頂きたい商品をご紹介しております。京増弘志 PDB01260@nifty.com  http://homepage3.nifty.com/kyomasu/
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1.木更津市中心の最近の活動について
現在、千葉県木更津市を中心に自然保護と観光の連携に取り組んでいますが、その中の一つである、映画・テレビでも取り上げられた”木更津キャッツアイ”のシンボル・中の島大橋に、CO2削減と地球温暖化防止のために、ルナライト(ソーラー式イルミネーション)が7月21日(金)から点灯することになりました。

また、”盤州里海の会”を主宰している金萬智男、実形博行さんたちが、木更津の干潟を活用した体験学習で、海の楽しさを都会の子どもたちに体感して貰おうと、下記のような企画をされています。

・里海めぐりの楽校~アカテガニの産卵を見ちゃう会!
【説明ページ】 http://www.satoumi.net/url16.html#anchor69316
開催日時 : 2006年7月25日(火)
開催場所 :海めぐりの里ビジターハウス~小櫃川河口・盤洲干潟
             http://www.satoumi.net/url34.html

・里海めぐりの楽校~スダテ遊び交流会
【説明ページ】 http://www.satoumi.net/url16.html#anchor136529
 
開催日時 : 2006年7月28日(金)
          http://www.its-mo.com/m.htm?E=MxpIzqWqmjK

さらに、関東一の規模を誇る、”ホテル三日月”の系列である”木更津龍宮城”
との連携により、入浴客・宿泊客への上記体験の検討をしております。

その推進役の”ホテル三日月”小高社長が「挑戦する経営者たち」というタイトルで千葉テレビに出演されます。オンエア 7月 2日(日)10:30~11:00(再放送)

以上のようなテーマで、木更津を起点にした千葉県全体の自然保護と観光の活性化について意見交換をし、全国のモデルとなるような方向を目指しています。
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2.雑誌”学際”から 
一橋大学名誉教授、宮川公男さんが編集代表をされている雑誌”学際”に掲載の東京大学名誉教授、月尾嘉男さんの書籍を紹介。
”学際”では「自著を語る」というタイトルで投稿されています。
月尾先生は、定年間近になって環境問題を整理するにつれ、人類の前途は容易ならざる事態だと確信されたそうです。それを解決する方策も検討してみたかったのが『縮小文明の展望:千年の彼方を目指して』の書籍だそうです。

□月尾嘉男著『縮小文明の展望:千年の彼方を目指して』
                    東京大学出版会、2003年。日本最後の清流と誤解されている四万十川でヤックをするために、十数年前から、この四国の西端にある河川を毎年数回は訪問している。誤解というのは、全国の一級河川の水質調査で四万十川は中位以下でしかないからである。実際、川面すれすれに進行するカヤックの視点から水中の様子や両岸の風景を観察していると、水質は年毎に確実に悪化しているし、それ以上確実に両岸の風景は変化している。

積丹半島も毎年のようにカヤックで周回しているが、地元の釣人によると、突然のようにタラなどが棲息する深度が変化してしまい、釣糸を投入する水深に戸惑っているということであった。推測であるが、水温が上昇し、それぞれの魚類が適温の水温の位置に移動してしまったからである。そして説明するまでもないが、日本海側の各地に壮大な御殿まで提供してくれたニシンは完全に消滅してしまった。

知床半島も毎年一回か二回、地元の友人の案内によりカヤックで周回しているが、途中で野営する海岸には大量の漁網や漁具などのゴミが漂着している。地元の有志が毎年何回か清掃に出向くが、一回の清掃で漁船に山積みのゴミが回収されている。

幕末の冒険家松浦武四郎が小舟で半島を周回したときの日誌には、多数の海獣に出会ったことが記録されているが、現在ではほとんど期待できない。

南米大陸南端のケープホーンをカヤックで周回したときには、出発地点まで移動する途中で通過したダーウィン山脈の氷河や氷冠が毎年急速に後退しているということを、現地で案内してくれた船長から説明された。

たまたま一度だけ訪問し、海中に氷河が崩落している絶景を堪能しているだけでは理解できないが、毎年何回も通過している視点からすると、環境が確実に変化していることが見通せるのである。

このような実地の体験だけではなく、興味本位で計算してみると、世界には仰天するような数字が充満している。世界で一日に伐採されている森林面積は数百カ所のゴルフコースに匹敵し、このままの速度で伐採を継続していけば、世界の森林は400年程度で消滅する。

とりわけアフリカ大陸の森林は120年で全滅、アマゾンに世界最大の熱帯雨林が存在している南米大陸でさえ250年で消滅という計算結果になる。

最近、地球の動物と植物は10分間に一種の速度で絶滅していると推定されている。地球全体の生物の種類は人間の能力では勘定できないほど膨大であるが、5000万種程度らしい。割算してみると約1000年で地球からは生物が消滅する。

そのような事態が進行すれば、それよりはるか以前に人間が絶滅するから、実際はすべてが消滅することにはならないが簡単には納得できない事態である。

鉱物について事態はさらに深刻である。様々な資源について、現在までに探査された総埋蔵量を現在の年採掘量で割算すると、石油は30数年、天然ガスは約60年、石炭は230年という数字になる。

さらに金鉱は約20年、銀鉱は約30年、銅鉱は約50年で枯渇する。直系の祖先である新人が登場して10万年程度であるから、その0.1%にもならない時間で消滅してしまうということである。

大学での専門は転々としたが、いずれも環境問題とは関係がなかった。しかし、定年間近になって気付いたこのような問題を整理してみたいという欲求が増大し、資料を調査していくにつれて、人類の前途は容易ならざる事態だと確信した。

それを諸行無常と諦観することも可能であるが、工学という学問に従事してきた習性で、それを解決する方策も検討してみたかった。それが『縮小文明の展望:千年の彼方を目指して』である。

まず消滅するものを調査してみた。前述の森林、生物、鉱物以外にも、世界各地で巨大な湖沼の水量が急速に減少し、河川が河口まで連続しない断流が発生し、地下に蓄積された淡水の水位が低下し、一人あたりの農地が過去50年間で半減した。

自然だけではなく文化も消滅している。音楽も映画も言葉もアメリカの文化が世界を制圧していく一方、各地で伝統、歴史、由緒などという言葉で表現される蓄積が消滅しつつある。

その原因は明瞭であり、人類の異常な増加とエネルギー消費の異常な増大である。過去1万年間で人類は千倍、一人あたりエネルギー消費は百倍になり、両者を掛算すると、人間の消費するエネルギーは10万倍に爆発している。

これが環境問題の原因のすべてであり、バッタの大群が草原を荒廃させていくように、人類は地球の資源を消滅させ、その環境を破壊しつつある。ここから脱却することは容易ではない。

当面は様々な技術や制度によって解決の努力をするが、現在のように、世界の人口が毎年1.4%の比率で増大、すなわち50年間で倍増する状態では、早晩、破綻する。

この解決のためには、増大こそが成功とする人間の奥底に内在する精神を、縮小でも幸福であるという方向に転換する以外にない。その方向転換を実現しないかぎり、人類は地球全体の歴史の0.1%の時間に棲息していた生物という存在になりかねない。

その方向転換の方策は、十分ではないが拙著に整理してあるので、参照していただくとして、拙著の延長線上の現状を報告しておきたい。数字が羅列されている書物が一般に購読されることは最初から期待していなかったが、より多数の人々に内容を伝達したいという気持はあり、テレビジョン番組にしようと努力した。

まず、北海道内だけしか放送されない「月尾嘉男・日本百年の転換戦略」を制作し、2年にわたり毎月1回放送した。

反響はあったが全国放送ではないので、松下電器産業の中村邦夫社長に相談させていただいたところ、快諾され、現在、テレビ東京系列で奇数月第2土曜日に放送されている「月尾嘉男・地球共生」という番組が実現した。

初回の副題は「29日目の恐怖」とした。あるとき1枚の睡蓮が湖面に登場し、毎日倍々と増加し、29日目に湖面の半分まで拡大した。全面が睡蓮になるのは明日であるが、なかなか気付かないという寓話である。

親友の平松礼二画伯が特別に描写してくれた睡蓮をCGで繁殖させて寓話を表現したが、素晴らしい出来であった。約200年前にロバート・マルサスが予言し、30年前にローマクラブが警告しているように、等比級数による増加は初期には緩慢であるが、急速に増加し、気付いたときは手遅れになる。このような事態を周知することと、ささやかではあるが回避するための努力に余生を利用したい。
☆学際のホームページ http://www.gakusai.org


インド経済とどうとりくむか◇女性の平均値と 日本人の老後

2014年04月16日 | 王道
平成26年4月17日、丸の内朝飯会で谷野作太郎元インド、元中国の大使は「インドとどうとりくむか」で講演。元インド大使かと思って聞けば口からでることばは反印反日、いまや珍しい親中。 ◇2010年1月25日午後1時半から、日比谷の日本記者クラブで榊原英資早大教授の「躍進するインド経済・産業と文化」。20年内に中印経済力逆転。
インドはIT産業を牽引車に躍進しており、社会基盤整備もすすんでいる。 州ごとの異言語で、インドには多数派は存在しない。すべてが少数派、ヒンズー教が多数派のように見えるが唯一神ではなく信仰神は異なる。
インド人は日本人が1番好きだが日本人は!国際会議を成功させるには「インド人を黙らせて、日本人に発言させる」のがコツとか。難しいですかね?

このあと日本ジャーナリスト懇話会の新年懇親会。  

*------------*-------* ◇女性の平均値と 日本人の老後☆

1.【女性の平均値】『女性の平均値がわかる本』によると、
●普通のOLの平均年収は275万円。(男性は544万円)
●OL平均貯蓄額は196万円。

●一ヶ月のお小遣いは独身OLが6万6800円、既婚OLは4万3300円、 理想のお小遣いは全体平均約10万円。

●足りないお小遣いで切り詰めているものはランチ代、外食代、衣服代。
●41%の人が返済中のローンや借金など、何らかの借り入れがある。

●一ヶ月の化粧品代の平均は6860円。20代が一番多く、8080円。
●43.3%の女性が結婚してもずっと働きたいと思っている。

●女性は自分用のサプリメントを家に平均4種類は置いており、
3ヶ月間に7438円分を購入している。

●老後の夫婦生活に最低でも必要だと想像する金額は、全体平均約 27万円だが、20代の想像24万円と、介護経験のある60代に聞いた
32万では大きな開きがある。

●72.7%の人がダイエットの経験あり。
現在もダイエット中という人は3人に1人!

●慢性的な便秘の女性は13.3%、慢性ではないが便秘になりやすい のは42.7%。3%の人が7日に1回しかお通じがない!(*_*)

●食品購入時に価格や量以外の表示をよく見るのは65.9%、
 見る内容は原産国、食品添加物の種類。

2.日本人の老後

日経ビジネスより ☆老後に楽観的で、準備もしてない日本人
・香港上海銀行(HSBC)は2005年9月28日、世界10ヵ国・地域で実施した
「退職と老後」に関する意識調査の結果を発表した。

日本人は、自分の老後について楽観的である一方、7割り近くが退職後の生活について「準備してない」ことがわかった。

対象は、ブラジル、カナダ、中国、フランス、インド、日本、香港、メキシコ、米国、英国の10ヵ国・地域の成人。

それぞれ、老後の夢、優先事項、心配事など問題になる事柄について質問した。

有効回答数は1万1453人。内訳は、インド、中国、日本が各約1400人で、他の国・地域は約1000人。

「老後の心配」では、「生活費」「死」「家を失うこと」など9項目をあげて、懸念している人の割合を出した。

それによると、どの国・地域でも「病気になること」の割合が最も高く、日本では75%に達していた。

しかし、日本では、その他のほとんどの項目で心配している人の割合が少なく、
「家族の重荷になる」(38%)、
「記憶力の衰え」(28%)、

「孤独」(16%)、
「死」(16%)、

「退屈」(9%)、
「家を失うこと」(5%)はそれぞれ最低。

あとの2項目も、
「生活費」(29%)、
「配偶者より長生きする」(26%)が、ブラジルに次いで2番目に少ないという結果だった。

逆に、フランスは全ての項目で、懸念している人の割合が他の国・地域よりも高かった。

日本人の老後に向けた準備は、
「新聞・雑誌などを読む」の18%、
「必要資金と収入の分析調査」の7%、
「友人・家族に相談」の5%がベスト3となった。

その一方、「準備していない」は67%にのぼり、将来について楽観的で、特に準備もしていない日本人の姿が浮き彫りになった。



九段=市ヶ谷写真、千鳥が淵、北の丸公園のサラ文花見 

2014年03月29日 | 王道
◇平成26年3月29日午前10時から、サラ文の市ヶ谷(私学会館)花見。 1000円+食べ物一品、小松菜のおしたし。 ◇25年4月6日午前10時からの花見予定は繰り上げて、3月25日午前11時から3時に変更、市谷濠土手、交番かsら東へ3-5分の賑やか集団がサラ文花見会です。

◇22年3月27日午前10時からモナーク九段北の濠土手でサラリーマン文化芸術振興会の花見は会員に芸達者多く賑やかでしたが、写真の横幕を風で飛ぶ恐れがあるからと撤去させられた、、。地下鉄を九段下で降りて靖国神社経由で参会し、帰りは北の丸公園から竹橋駅。 ◇翌28日は日暮里からの舎人ライナーで足立区の「舎人公園さくら千本まつり」に行ったら全く咲いていない。 ◇21年の花見は4月2日、丸の内朝飯会のあとで、皇居大手門から入って北の丸公園に抜け、千鳥が淵を眺めた後、靖国神社の桜を見て、境内の観光案内所で桜茶をいただき、九段駅から自宅にかえる。

◇平成20年3月29日午前10時から市ヶ谷駅東100メートルの堀上でサラ文花見
◇平成19(2007)年3月24日午前10時から、モナーク九段の北側土手でサラリーマン文化振興会(通称サラ文)の九段濠上花見
肌寒く花はだはだしくすくなし

◇3月最終土日には、秋葉原駅から、靖国通り、千代田区役所、神田駅を通る無料シャトルバスが10時から20時まで運行される。

◇昭和35年に九段の二松学舎大学に入学して以来、わたしの「桜は九段」、千鳥が淵、毎日新聞に勤めてからは北の丸公園、ただいまは再び九段である。


三陸の高架復旧、大島架橋、直ちに福島避難命令解除を

2014年03月25日 | 王道
東日本大震災は復興は掛け声ばかりで現実は廃墟ばかりである。建設が無いが、東北新幹線に時速320キロの最高速新型車両が3月16日からダイヤに入ったのは嬉しい。

まず政府は、直ちに福島の避難命令を解除すべし。汚染度数字は明示されなければならないが、判断は個人に任せよ。政府が今、避難を命令し続ける必要は無い。

米海兵隊が敵前上陸さながらに「救急」に当たった気仙沼大島には橋を掛けよ。

ヤル気のある「三陸鉄道」流失部分は、国費で高架にして4月から工事にかかれ。と言ったが、復旧はめでたい。

共産主義黒書ー殺人罪「1億人」、「テロ」、抑圧ーーアジア編

2014年03月22日 | 王道
共産主義黒書アジア篇を下記の毎日新聞書評をみて、船橋の西図書館へ行って読もうとしたら「無い」という。

8月17日新規購入を申し込んでおいたら、今日27日になって「県中央図書館にあるが申込者が多いので、年末になるがいいですか」。
平成18年11月8日受け取り。 申し込みに行ったとき、入り口に「平和まつり」と書いた戦争、革命、日本憲法解説本の書棚が入口両脇においてあったが、さすが職員(土橋悦子司書が独断で西尾幹二「新しい歴史教科書をつくる会」会長ら15人の著作170冊を除籍、廃棄し、十分の一減俸6月の処分)が気に入らない本は焼き払ってしまう図書館だけに、買いたくない本は買わないのだろう。


ステファヌ.クルトワ他(1997年)著、高橋武智(2006年7月20日)翻訳出版
恵雅堂出版3150円
03-3203-4769

気が重くなると同時に、気が遠くなるような本である。
ソ連2000万人
中国6500万人
ベトナム百万人
北朝鮮2百万人
カンボジア2百万人
東欧百万人
アフリカ170万人
アフガン150万人 この数字がなにを意味するかと言えばその国が共産主義体制になったために無残にも殺された人の数である。その数1億人。

1997年にフランスで出版されて以来、世界中で100万部に達するベストセラーになった共産主義黒書ソ連篇につぐアジア篇は、コミンテルンの国際共産主義運動および中国、北朝鮮、ベトナム、カンボジアなどのアジア型共産主義によって、いかに多くの人々が殺され、強制収容所に閉じ込められ、迫害されて言ったかを、入手可能な資料から淡々と描いている。

そこから浮かび上がってくるのは、ナチズムのような悪い顔をした悪ではなく、共産主義のような善い顔した悪には、なぜ限度というものが無いのかという疑問である。

共産主義には、抹殺すべき「敵」を無限増殖させるシステムが内包されていた。これが悲劇の核心であろう。

既に福音書が次のように断定していた。
私と共にいないものは私にそむく者である。
レーニンは(私と共にいない者は私にそむく者である」としただけでなく、
「私にそむく者は死ぬべきである」と布告し、これを政治の世界から、全社会の場へ一般化したことである。

私に背くものというのは、私に近い者である。
つまり「私に遠い者からでなく、近い者から先に殺していく」という粛清の原則があるのだ。

それが如実に現れたのは、スペイン内乱である。
当初、スペイン情勢に無関心だったスターリンは、介入が有益だと判断するや、先ず大量の工作員を秘密裏に派遣し、共和派内部の敵一掃を命ずる。

戦線内の社会主義者、労働党員、トロッキストを抹殺することはフランコに勝つことより重要だったのである。こうした敵を倒した後はどうなるか。

スターリンがつけ加えたもうひとつの原則は、死刑執行人が次には犠牲者となる運命にあるということだ。

スペインの戦線ない反対派を抹殺した共産主義者の多くは、フランコに敗れた後、ソ連に亡命したが、ほとんどは「トロッキスト」として処刑された。

このプロセスは、モンゴル、朝鮮、東欧、中国などで正確に繰り返された。ソ連に亡命した者の中にはそのままゲシュタポに引き渡された者もいる。岡田嘉子もその一人であり、この亡命を勧誘した男はそのまま殺された。

中国ではさらにひどいことが起きた。毛沢東が権力維持のために展開した「大躍進」運動で大量の餓死者が出たのだ。

1959年から1961年にかけ、2000万から4300万人の餓死者がでた。共産党は今もこの時期を大躍進と呼んでいる。これは毛沢東という一人の男の常軌を逸した企図からのみ生まれた飢饉であった。

この失敗によって権力行使からとうざけられた毛沢東は、子供を使っての文化大革命で国共内戦の戦友を一掃した。毛死後これがヒックリ返されるのをみたカンボジアのポルポトは都市民や知識人は矯正不可能と判断し、全員消滅させる道を選んだ。

我々が建設する国のためには、よい革命家が百万人いれば足りる。そのほかはいらない。
この言葉は確実にクメールルージュのオンカー(子供主体だがお父さんの意)によって実行された。

カンボジア共産党(クメールルージュ)はインドシナ共産党から生まれ、中国がそだてた。1975年のプノンペン陥落時12万人の活動家はほとんど粛清され、79年にベトナム軍が侵攻した時、軍も行政も15歳以下の子供主体になっていた。

ポルポト革命伝説と異なり、もとのサルトサルは妹と従妹はモニボン王の妾であり、踊子でかれも少年時代を王宮で過ごした。

ラオスは1975年、南ベトナムに続いて共産化した。ここではモン族の3割10万人、全国民の1割30万人が亡命した。1988年、5万のベトナム兵がでると徐々に自由化しているが、帰国難民は数千人である。

ベトナムは1945年春、抗日闘争に立ち上がったと称しているが日本の、親独政権崩壊に伴うフランス領インドシナ処理に乗じて村長などを暗殺して、地方を掌握し、8月15日の日本降伏によって権力を獲得した。この中で数千人のトロッキストが殺された。

1945年、ハバロウスクに居た数百人の朝鮮人部隊の金隊長が、ソ連軍と共にソ連軍大佐の軍服を着て平壌に現れ『金日成』を名乗った。山にこもって日本に抵抗したという伝説の人物名を横領したものである。息子の正日もソ連生まれ。

正義と道徳と科学的真理が自分側にあり、向こう側にいる者は虫ケラのようにふみ潰して当然とする独善こそが共産主義の本質である。

ナチズムがこれまで非難されているのに、共産主義は今日まで「なにゆえ断罪されずにいるのだろうか」という著者たちの疑問は、真剣に検討する必要がある。(鹿島茂)


目次の1部分
コミンテルン内部における独裁、異見者の犯罪者扱い、弾圧、トロッキスト狩り
チトー主義者の弾圧
労改ーー隠された収容所工場
『新しい人間』を求めて(尿と弁証法、食料という武器)
チベット辺境でのジェノサイド?
恐怖のスパイラル


電磁波ーー高圧線下でペースメーカーにドキドキの悪影響

2014年03月22日 | 王道
送電線などから発生する超低周波電磁波による人体への影響について、産業経済省は対策ワーキンググループで規制を検討しているが論点は小児白血病との因果関係だと言う。

世界保健機関の専門家タスク会議はテレビから30センチ離れた所で01マイクロテスラの3倍で小児白血病の発症リスクが2倍になるとしているが、ペースメーカーを入れている知人は、高圧送電線の下を通るとペースが速く早くなると証言している。

携帯の電磁波が人体、特に脳に悪影響を及ぼすというので、私は出力1ワットの携帯をやめて、出力100分の1の非力不便なウイルコムPHSを使っているが、出力10ワットの業務用通信のような目に見える障害は確認されていないようである。1ワット携帯では影響ない人も高圧線の下では、ドキドキする、とのことである。

1ワット携帯を発信すると航空機のコンピューターに影響するなどという話は、昔のコンピューターに棍棒のような出力10ワットの携帯通信機の時代のことで今の性能では不良品である。ただし、外国では携帯の爆発はよく聞く話なので熱を持った携帯で送信しない方が賢明であろう。