宇宙飛行士&阿波踊り、陽明学、王道、能茶、旅行、歩き登山

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ベルリン、マイセン、ドレスデン、ウィーンからプラハ、ブラチスラバ、ブダペスト

2012年12月28日 | 歩き旅行

1999年10月14日からベルリン、ポツダム、ライプツィヒ、ドレスデン、マイセン、プラハ、ウィーン、ブラチスラバ、ブダペスト10日間の旅

14日、12:00成田からチューリッヒ経由でベルリン19:55着、トレフホテルベルリン・ホッペンガルテン泊。

15日、ブランデンブルク門、旧東西壁痕、ベルリン大聖堂、ジーゲスゾイレ、ポツダム・サンスーシ宮殿など観光、夕食はターキーステーキ。

16日バス、ライプツィヒ旧市庁舎、トーマス教会観光、シチュー昼食、トレフホテルドレスデン泊、ローストビーフ夕食。

17日、ドレスデン市庁舎、アルトマルクト広場、ザクセン王国のツヴィンガー宮殿、ソーセージ昼食、マイセン市庁舎、マルクト広場、陶器工場など観光して、バスでプラハ。

プラハのホテルはDUOーー夕食は白身魚料理、

18日、バーツラフ広場に「プラハの春」のソ連戦車、プラハ城=大統領宮殿、旧市街(気球大会時は広場近くに宿泊)など観光、チキングリル昼食。バスでウィーンのホテル・アルテスタワー

19日、夏の宮殿にテレジア再建のシェーンブルン、冬の王宮など観光、昼食はシュニツェルカツレツ、ハープつき夕食は市庁舎でターキー。

20日、バスでブラチスラバ。城など観光して、昼食後、再びバスでハンガリーのブダペスト。ホテルはIBIS VOLGA

21日、ブダの王宮、漁夫の砦、大プール温泉、ドナウ河など観光、グラーシュ昼食、夕食はポークフィレ。

22日午前10時にホテルを出て、空路スイスのチューリヒ乗換え、14:00成田へ。

23日午前8時40分成田空港着。


伊江島も架橋せよ!、伊平屋島、野甫島、伊是名島、具志川島、古宇利島

2012年12月28日 | 陽明学

伊江島、伊是名島は那覇空港から、エア・ドルフィンのチャーター機で訪れたことが在るが、2004年11月21日から24日まではゆっくりの船旅。

伊江島はほトンど遣われていないようだが米軍、自衛隊の滑走路などが並行していてどれに着陸してよいのやら?沖縄の本部を埋め立てより伊江飛行場を活用せよと言いたい!必要というなら本部間に橋を架けよ。

伊平屋島は沖縄最北端の島で尚王の始祖が、この島の人、墓もある。白浜の続く長い島に人口1336人。

野甫島は昭和54年完成の野甫大橋1244メートルで伊平屋と結ばれている。平坦でサトウキビ畑、人口111人。

伊是名島は尚円王生誕地、その伊是名城跡も残る、御嶽(唄機)泉あり。モズク、サトウキビ産地、人工1895人。

具志川島は明治13年6世帯24人の島だったが、昭和45年から無人島になった。奄美文化の痕跡あり、更に古代人骨も出土。

古宇利島は古くは郡島、沖縄人発祥神話あり。紅芋、サトウキビ、ウニ、モズクの半農半漁、人口347人。

 

 

 

 


泰面鉄道(残存するタイーービルマ・ミャンマー間)を再建しよう

2012年12月27日 | 王道

最近、泰面鉄道再建案を聞くようになった、ようやく英米植民地主義の呪縛が解けてきたか?マスコミの泰面鉄道解説に日本が第2次大戦時に建設したのに今、なぜ無いかの解説が抜け落ちている。タイ側は残っているのにビルマ側に無いのはイギリスが戦後に破壊したからである。

平成3年の2月と5月、半鎖国状態のミャンマー(ビルマ)のヤンゴン(ラングーン)、ペグー、パガン、旧王都マンダレーなどを訪れた。
この国は50年にわたる社会主義から外資との合弁も認める開放経済を模索しているかに見え、ビルマ人が気持ちよく付き合える人だったので、教育ボランテアをタイからビルマに移す目的であったが、2回の旅で思うことは政治が間違うと大変なことになるということ。

反軍政の野党392議席対軍政側10という90年5月の選挙結果を無視して政権に居座る軍当局の目が光り、経済はヤミでかろうじて回り、民衆の貧しさが目に付く。かつてはタイより豊かだった国が世界の最貧国になってしまった。

第2次大戦中、英殖民者に反抗するタキン党に日本軍がてこ入れし、アウンサン、ネウインなど軍人を育て、軍政の種をまいた。ビルマに興味を持ったのは、これより3年前、タイの僻地教育を支援する会でタイ西北メイホーソン訪れたときに、マンダレーに通じる道を日本道路と呼び、日本軍に感謝しているのをしってからである。

まず入国手続きが大変である。通関職員が大きな竹篭を脇に置いていて、たばこライター、ボールペンなどを投げ入れていく。旅行公社の公務員ガイドもしつこくチップを要求する。帰りも同様だった。

出入国公務員警察などは不愉快でも、一般人は親切で応対に心がこもり、列車バスに物売りが来てもニコニコ笑顔で、押し売りはしない。プレゼントを求める少女もティシュ1袋に花1輪を返してくれる。

通貨は混乱しており、ホテルでは2000円で89チャットだが、タクシー運転手なら2000円1000チャットと10倍以上の差。労働者の日給15チャット出バス1区間、川の渡し、たばこ1本1チャット。交通費が高いので歩いて通い24時間働いて、24時間休む労働形態が多いそうである。

学校を訪問したい、海水浴をしたい、船に乗りたい、すべてダメ。対岸への渡し舟に乗ったら警官が待ち構えていて、そのまま連行。1時間ほどして、その護送車で1時間ほど観光。

公務員ガイドもなかなかのモンで外国人の拝観料は4ドル、4人払ってない人がいるので16ドル呉れ、チップ呉れのチップが契約料金以上という高額である。こういうのを日本語ではゆすり、たかりという、、、だが、楽しい旅だった。

道行く人に水供養する多くの人たち、寺院で読経する多くの僧、座禅する僧、微笑んで立つ物売り少年、知り合いの家族総出のもてなしなど、、、

ポケットティシュなど東京では街頭で貰う物と決まっている?が、これが5チャットするというので2回目はこれをチップの代用に使った。

独自のビルマ文字を持ち、寺院教育の普及で識字率は80%と高く映画も製作する。竪琴も世界に名高いが民間報道機関は無い。テレビは夕方の1時、政府広報を流すだけで、アナウンサーは原稿から目を離さない。

空港で荷物の半分を取られてしまうような国でのボランテアはあきらめたが、同じく戦時に建設し、戻ってきたイギリスに破壊されたタイーービルマ間の泰面鉄道の再建を思い立ち、関係者とおぼしき人に説くも乗り気なひとなし。


松島福浦島、多賀城、塩釜神社、浦戸諸島朴島、桂島、寒風沢、野々島

2012年12月27日 | 陽明学

芭蕉さんには騙された感じです。多賀城、松島を訪ねる旅を「奥の細道」と言うから細いかと思ったら、松などの植樹を含めて5間9メートルは東海道、日光街道と同一規格で接続する松前街道の終点・津軽半島の三厩まで同様、私歩きましたのでマチガイありません。

ところが仙台ーー松島間の道が狭くて歩道なし、大型車の通行頻繁で歩くのは不可能事、やむなく電車で行きました。

平成11年11月11日、東京駅8時36分発ー仙台10時32分着、午後1時塩釜港から朴島ー寒風沢島の外川屋泊。

12日、旗を上げて渡船を呼び、野野島へ。ーー寒風沢島ーー桂島ーー塩釜港と戻り、瑞宝閣泊。

13日、塩釜神社参拝、松島の観欄(水へんの欄、秀吉の茶室)亭で喫茶、福浦島観光後、午後4時、仙台から帰京。


勿刹、勿盗、勿怠インカの法3章 ◇妹らとペルー旅

2012年12月23日 | 陽明学

殺すなかれ。

盗むなかれ。

怠るなかれ。

インカの法3章である。漢の法3章と異なるのは、「怠るなかれ」漢は「侵すなかれ」である。

インカに文字と貨幣なしに数千キロ版図の帝国を建設したが、日本の歴史にあえて類例を求めれば、「大化の改新」前の石部、渡部、岡部、織部、服部さんの部民制時代に当たるか?

相互ボランティア制なので怠ける人が居ると社会が機能しない、大化の改新前にはその嘆きがしばしば語られている。ちなみにインカ人はいまでも働き者である。

◇妹、家内と1995年10月4日からインカ、ペルーの「はるかなるアンデスへの旅」9日間、29万8千円。

4日、成田からロサンゼルス乗換えペルー首都リマ

5日、プレインカ時代のパチャカマ古代遺跡、黄金博物館観光後、砂漠のオアシス街イカ泊

6日、ナスカの巨大地上絵をセスナ遊覧観光、「気球の方がよい」と言ったが「絵を損傷のおそれ」とありと不許可。リマ泊、夕和食。

7日、インカ帝国の古都クスコへ空路、昼食後に太陽の神殿、サクサイワマン城砦跡、タンボマチャイ沐浴場あとなど観光、クスコ泊。

8日、アマゾン河上流のウルバンバ河まで高原列車で行き、天空都市マチュピチュ遺跡へ、20世紀に白人に発見されたときにもインカ人は居住していたが、フジモリ以前は軍のヘリ基地だった。夕食ハフォルクローレ音楽付きディナー。

9日、チチカカ湖畔の街プーノへ空路、着陸時の「落着」で荷物や酸素マスクが落下、飛行機にも損傷の可能性あり。午後にチチカカ湖上のウロス島観光。夕食は湖魚料理。

10日、荒涼とした岡に立つシルスタニ遺跡を観光し、バスでフリアカへ向かい、空路リマ。古代アンデスの「縄文」土器、織物などの天野博物館観光、夕食はシーフードのさよならパーティー。深夜空路ロスへ。

11日ロスで乗り継ぎ、日付け変更線を越えて

12日午後、成田着。

 

 


私の「ニコニコ顔の怒り」

2012年12月20日 | 陽明学

「謙さんはいつもニコニコしていて怒ることなど無さそうですネ」などと、「ム」っとさせる人が居たが、ニコニコしているのは目前の人への善意の挨拶であって、いつも目にする日常の衣食住で衣のほかは怒っています。

山紫水明の日本で水が「不明と言うか怪しい化学臭」とマズい水。
二つ目はお茶が不味い。お茶は整腸利尿の薬菜で、味も無いのにいつまでもグリーン、なにが入っているのやら?味の素の入った抹茶もある。

茶は直根で大地に深く張った根がミネラルを葉に蓄えることに意義があるが、売茶は機械作業に適合させて、根のない挿し木苗で育て、化学肥料を大量に投与している。

茶は実から育てなければならない。挿し木では毛根だけで本物の根が育たないから、ミネラルを吸収しない。

欧米も緑茶だったが、日本が伊万里の壷に入れ、和紙、時に浮世絵紙で封印してオランダに送り、イギリスはチャイナから茶箱で輸入したので、紅茶の発明者になった。箱茶のかなりが長い航海のうちに腐ったが一部が紅茶になったので、砂糖やミルクを入れて飲むようになった。

日本酒は吟醸酒だ、純米酒だといいながら、酒粕から、純米酒の2倍のアルコールを抽出して、これと2倍の水を加えた3倍醸造酒が相変わらずはびこっている。

住宅は不動産といいながら、15年もすればゴミになるような、、、材木のムダ遣いだ。


日本経済の行方ーー中国と米国の狭間で ◇金利1%割れでも日本倒産が近づいている!

2012年12月18日 | 陽明学

平成24年12月18日午後2時から、日本プレスセンタービル9階日本記者クラブで田村秀男産経新聞特別記者の「日本経済の行方ーー中国と米国の狭間で」

2006年9月の第1次安倍内閣では120円までの円安で、株高好況をもたらしたが、第2次内閣でも円高是正を最優先課題にしている。経済は予測で動く、大方針が大事。女川再稼動、建設国債による震災基金もありか?

ドル崩壊論は誤り、再びの産油国化だけでなく産業も復活している。ドル安でも海外資産高で潤う。TPPは日米とも末のはなし。

2010年に世界2位の経済大国になった中国は不動産投資は増強されているが、投資効果なく、急速な減速化にある。

◇23年2月18日ごご2時から、
日比谷の日本記者クラブで安部順一読売新聞編集委員の「ことしの経済展望」
◇日本の長期金利が1%を割った状態が続いていたが。長期金利とは国債金利のことだから、日本国債が値上がりしている、万々歳だろうか?
財政均衡を目指している欧州中央銀行(ECB)のトリシェ総裁は「歳出削減が成長を阻害するとの考えにはまったく賛同できない」と述べた。
 ユーロ圏16カ国が財政再建を進めれば、景気が失速しかねないとの批判がユーロ圏外にあることを踏まえ、財政赤字を圧縮することの正当性を強調したとのです。財政再建が持続的成長につながる、と。
「日本倒産の危機」「消費税率は30%」などが経済誌のテーマとして取り上げられるようになりました。また財政危機で炎上している国を見てみると、累積債務が高く財政赤字が大きいという特徴があり、日本は危険なゾーンに入っていると指摘しています。
 ドバイショックに端を発する欧州のソブリンリスク問題は、ギリシャからスペインへと波及し、最後には日本にまで影響が及ぶ、ということはかつてのアジア危機が、タイ、インドネシア、マレーシア、さらには韓国からロシアにまで波及していったのと非常によく似ています。

▼野党の頃の方が正論を述べていた民主党

また日経ビジネスでは「日本国債のバブルがいつはじけてしまうのか?という点も、取り上げられていました。
 基本的に日本国債は外国人が保有している割合は少ないのですが、それでも今年の3月末で31兆円程度はあります。
 もし日本国債がデフォルトするという見通しがたてば、外国人に空売りされるだけでも日本国債のバブルははじけてしまいます。
 まだ日本国債の買い手がいると安心している人もいるようですが、最近は買い手が躊躇し始めているようですから注意すべきでしょう。
 「三兎を追う者は」というタイトルで、菅首相が主張するような「強い経済」「強い財政」「強い社会保障」は実現可能なのか?という点に言及しています。
これら3つを同時に実現するなど、世界を見渡しても例はないのみでなく、正反対の両方を実現するおとぎ話です。なぜ菅首相が平然と口先だけの主張ができるのか、全くわかりません。
 こういう議論をするなら、例えば北欧の国のように「租税負担率を50%に上げる」代わりに「強い社会保障」を提供するのか?という点を考えるべきです。
 租税負担率50%というのは非常に高い割合ですが、その代わり預貯金をしていなくても全部国が面倒をみるという体制を作りあげるのです。そこまで実行するのか否か?を議論するべきです。
 こうした議論を全くしないままに「強い経済」「強い財政」「強い社会保障」などと発言している菅首相を見ていると、今の民主党の無責任さを感じます。
 かつて民主党が野党だった頃、年金問題について長妻厚生労働大臣は「失われた年金データベース」の追求をしていました。しかし自分が与党になった途端、この追求をやめてしまいました。
この理由は非常に簡単で、そもそも年金データベースのデータには不足があって、追求することなど不可能だからです。社会保険庁の役人がポケットに入れてしまったもの、ミスのためにそもそも入力されていないもの、こうしたデータが沢山あるはずです。

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千葉の会テーマは鎌倉時代の「千葉氏」 ◇県庁は鴨川市に

2012年12月09日 | 陽明学
◇1月20日午後7時20分、千葉船橋駅みどりの窓口まえ集合、7時半から「こだわりもん一家」で千葉の会、テーマは北斗七星=妙見信仰の鎌倉時代の千葉氏とその子孫、伊達、相馬氏など東北地方に多い。

◇9月17日午後7時20分、船橋美食好房かくれ庵で「千葉の会」。参加希望者は7時20分に「みどりの窓口」前集合。フリートーク、割り勘。
私の話は「烏龍茶」。烏はカラスのように黒い、龍は皇帝用で、生産はきわめて少量、現在モノスゴク高価。茶は直根で古木は岩にも根を通し、ミネラルを持っているが栄養がないので古木には葉がパラパラ、茶摘ガ大変な作業。

日本にも古い茶の樹はあるが、静岡に代表される大産地の大部分は挿し木茶園で葉生産量の多さを誇っているが、挿し木の茶には栄養を吸収する毛根はあるが大地のミネラルを吸収する「根」がない。日本農業のおかしさがここにもでている。

実生の根のある茶の樹から茶葉を摘んで欲しい。味も香りも違うのだから、、、と。

◇1月21日、千葉の会。午後7時20分、船橋駅みどりの窓口前で待ち合わせ。私の話題は風船爆弾。日米大平洋戦争中に日本がジェットストリーム偏西風を利用して和紙の風船に爆弾を積んでアメリカへ送った。毎日新聞の一宮保養所はこの発射基地でした。

◇7月23日、船橋で異業種交流千葉の会。
初めての方に、この会の趣旨を申し上げますと最後の方に記載のとおり、ざっくばらんに千葉好きが集まってわいわい飲んで雑談することにあります。

私と元フジテレビの人以外は皆、現役なので経済情勢、通勤、ダイエットなどが話題。私はダイエットがらみで断食話。
            記
日時  7月23日(木) 19時半から2時間程度
場所  饗’s DINING
〒273-0005 千葉県船橋市本町4-43-10
      TEL 047-460-5580  
      http://r.gnavi.co.jp/g811401/map1.htm

※1私の追加発音は千葉の過疎と過密解決に千葉県庁を鴨川市に移転すべきである、と。

むかし「キャプテン」あり ◇フェイスブック、アマゾン

2012年12月09日 | 陽明学

◇むかしキャプテンあり、テレビと電話を結んで新しいコミュニケーションに電子化生活の電子化だったが、電電公社の偉いさんのひとこと「解像度が悪いな」でおじゃん。普及していたカナダでは2万円だったモノが、沖電気が試作した商品は50万円だった、コンナモン誰が買う?でした。私のラジオテレビ報道部時代のお話し

◇フェイスブック 広告料が前年比7割高
米アマゾン・ドットコム 売上高約7720億円 前年同期比51%増
▼グーグルはフェイスブックに対抗できるようになるか?
ソーシャルメディア専門の独立系マーケティング会社TBGデジタルによると、
 フェイスブック掲載広告の「コスト・パー・クリック」
 (クリック1回当たりの広告費用)は
 2011年第2四半期に、米、英、仏、独の主な4つのメディア市場で
 前年同期比74%上昇しました。

 これについてTBGは「(フェイスブックの急成長は)デジタル広告での
 自らの経験からしてもグーグル以来のものだ」と語っています。

 確かにフェイスブックを見ている人数からすれば、
 従量課金で相当高くなるはずだと推測できますが、
 それにしてもフェイスブック掲載広告費用の上昇を見ると「やや高すぎるのでは」と感じます。

 この傾向はかつてのグーグルにも見られたもので、
 当時グーグルも広告費の上昇でかなりの収益を上げていました。

 グーグル対フェイスブックという構図で見ると、
 グーグルは新たに「Google+(グーグルプラス)」という
 ソーシャルメディアサービスを始めました。

 「Circle Logic」という概念を用いたサービスのようで、
 2011年7月25日号のBloombergBusinessweek誌では
 「Google+’s Circle Logic
 (グーグル プラスのサークルはフェイスブックに勝てるか?)」
 という特集が組まれていました。

 7億人近いユーザーを抱えるフェイスブックに対して、
 「Google+(グーグルプラス)」は、わずか1000万人規模でしかありません。
 しかし意外と評判が良く、しかもシリコンバレーで活躍している
 IT業界のトッププレーヤーが強く推薦して、
 一気に会員数1000万人まで達したという状況を見ると、
 将来の期待度は必然的に高くなります。

 グーグルといえども、他社のサービスを模倣してリリースしたようなものは、
 必ずしも全てが成功したとは言えませんが、
 この「Google+(グーグルプラス)」の評判の良さからすると、
 今後フェイスブックに対しても善戦するのではないかと私は見ています。

 ▼アマゾンの小売業への転化は、大きなインパクトを持つ
 米アマゾン・ドット・コムが26日に発表した4~6月期決算は、
 売上高が前年同期比51%増の99億1300万ドル(約7720億円)だった
 ことが分かりました。

 世界各地で家電などの販売が伸び、売上高は4~6月期としては過去最高
 となりましたが、物流拠点の拡張などでコストがかさみ、
 純利益は減少しています。
 このニュースを聞いて、「アマゾンは本屋じゃなかったの?」と感じた人もいると思います。

 「アマゾン=オンラインの本屋」というのが誰しも抱いているイメージだと
 思いますが、実はアマゾン創業者のジェフ・ベゾス氏は、
 アマゾン創業当時から「世界一の小売を目指したい」と発言していました。
 私は今から14~15年前、電子商取引が成立するためには3本の柱が必要で、
 三位一体となって初めてポータルを制することができると、
 様々なメディアで発信していました。 それは、「プラットフォーム化」「決済機能」「物流機能」という3つです。
 アマゾンはかなり遠回りをしましたが、ここに来て3つ全てを網羅して、
 完全に体制を整えたと言えるでしょう。
 帳合を管理し物流までおさえることで、消費者が買いたいものが本でなくても、
 CD、ソファー、冷蔵庫でも何でも問題なく対応できるようになりました。
 さらには、一定金額以上の決済金額であれば送料無料などのサービスまで展開可能になったのです。
 アマゾンのセグメント別売上高の推移を見ると、
 書籍が頭打ちの様相を見せている一方で、家電などが大きく伸びています。
 書籍が頭打ちと言っても、書籍はキンドルという電子書籍に移行しつつありますから全く問題ないでしょう。
むしろ家電分野での伸びが今後も非常に重要になると思います。
 「アマゾン=本屋」ではなく、電子スペースにおける「小売店という顔」が強くなり、今後さらに量的にも収益的にも家電などの占める割合は大きくなっていくと思います。
興味深いのは、小売の世界チャンピオンであるウォールマートがサイバーの世界では成功しておらず苦労しているということです。
15年以上も四苦八苦していて、未だに売上の1%程度にしか達していません。
「なぜウォールマートが上手くいかないのか?」実は私もこの業界の経験があるので分かることがあります。 最終的には年商160億円規模まで拡大させ、阪急・阪神両百貨店の持株会社エイチ・ツー・オーリテイリングに売却しました。
日本の小売業トップのイトーヨーカドーやイオンも、ウォールマート同様、サイバー分野では苦労していました。彼らの収益が上がらずボリュームも増えない状況を目の当たりにしてきました。
私はこの原因が「生い立ち」にあるのではないかと考えています。どうしてもリアルに店舗がある小売業では「届ける」という行為は「サービスの一部」という認識をしてしまいます。
これは百貨店なども同じです。この考えが前提にあると、サイバー空間での常識に馴染みにくい気がします。こうしたことは別の業界でも当てはまります。リアルの学校がこの分野に手を出してもなかなか上手くいきません。
無料で閲覧できるようなオンライン講座をたくさん持っているMITでさえ、オールサイバーまで発展できていません。
これも「生い立ち」に依るところが大きいと感じます。ウォールマートなどのこれまでの大手企業が苦戦する中、アマゾンの小売業への転化は強烈なインパクトがあると思います。