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まち歩き左0195 琵琶湖疏水記念館

2016年10月16日 05時35分43秒 | まち歩き

 近代化産業遺産

 

 第1疎水建設の頃は、材料、機械が不十分なうえ電気もなく、工事のほとんどは人の力だけで進められました。4年8か月の工事に延べ400万人の人々が疎水建設工事に従事しました。琵琶湖疏水竣工百周年を迎える機会に、疎水建設工事や完成後の関係事業に従事した多くの人々の功績を顕彰するため、そのレリーフを製作しました。原画は「聖護院村工場」の一部で、現在の夷川船溜の工場風景です。

 

 

 第一期蹴上発電所で使われていた二相式交流発電機です。性能は回転数1000回転/分、電圧2000V、出力60kw、周波数133Hzでした。また、現在の発電機とはちがって、回転子にはコイルがなく、固定子の側に界磁コイルと電機子コイルが取付けられています。

 

発電の原理

外側の停止している部分(真ん中のリング状の界磁コイルも含む)を固定子といい、回転する部分(固定子の電極の2分の1の数の電極がある。)を回転子といいます。界磁コイルに別の電源から直流電流を流すと磁力線が発生し、その中で回転子が回転すると電極を通る磁力線が変化し、コイルに電気が起こります。

 

 

 ぺルトン式水車

蹴上発電所の水車で、明治30年(1897)には同型のものが20台あり、明治45年まで使われました。うち少なくとも6台は米国サンフランシスコのペルトン社の設計、製造で、残りは日本で製造しました。

直径2.4メートル、出力90キロワットで、向こうのはずみ車にベルトを掛けて発電機をまわし、ノズルを上下させて回転数を調整しました。

この形式の水車は、高落差用として現在でも黒部第4発電所などで使われています。

 

向こうは 京都市動物園

 

夢之年百楽

 

 

 

インクライン

 

 第4トンネル南口洞門の笠石

第一琵琶湖疏水には6つのトンネルがあり、その出入口にあたる洞門の多くは、現在もつくられた当時の形のまま残っています。

しかし、第4トンネルの洞門は、第2琵琶湖疏水がつくられた時にトンネルが使われなくなったので取り除かれました。この石は、第4トンネル洞門上に突き出た笠石の片方で、下がわが歯型になっているのは、洞門にほどこされたデザインによるものです。

 

御所水道45゜鉄管

大日山貯水池から京都御所南東側の建春門までに布設された送水鉄管の一部で、京都御苑内に残されていたものです。

内径は60㎝あります。御所水道は建春門北側の通用門の下を通って御所内に入っていました。

明治44年2月頃までに御苑内の一部および清和院御門から京都府立病院(現在の京都府立医科大学付属病院)の間、同年6月頃までに鴨川筋荒神橋下手で鉄管を埋める工事と鴨東運河広道橋の水道橋架設工事が終わり、翌年5月に御所水道は完成しました。

 

 京都御所建春門前の鉄管布設工事 

明治44年(1991)2月21日

 琵琶湖疏水工事の測量に使われた石点

琵琶湖疏水をつくるためには、大津と京都のあいだの距離と高低差を正しくあらわした地図をつくる必要がありました。

そこで、琵琶湖の水面からの高さを地面に直接記録しておくためには、大津から京都までのあいだに四角い石に丸いしるしをつけた石点がおかれました。これはそのひとつで、第2トンネル出口と第3トンネル入口の中間付近の道におかれていたものです。

 

 

 

大津閘門の浮き木と大津閘門の木

長い木は、大津の取水口の水路に浮かべられていました。琵琶湖に浮かんでいる落ち葉やゴミが疎水に入らないようにするためです。これは展示用に短く切ってあります。

短い木は、鉄でつくられた大津閘門の扉のふちに取付けられました。鉄の扉に物や水かぶつかるときのクッションがわりにしたり、隙間から水かたくさんもれないようにするためです。これは展示用に短く切っています。

 

 石碑

琵琶湖疏水 竣工百周年

平成2年4月9日

京都市上下水道事業管理者

山西 彌市

 

株式会社 岡野組

代表取締役社長 岡野益巳 寄贈

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