konaki。

年寄りの好き勝手。

マルボロのロゴ、付けちゃいます。 ~ 再挑戦 ~

2012-05-12 20:34:57 | DeAGOSTINI McLaren HONDA MP4/4

リアウイングにデカールで付けたマルボロのロゴを「ステカを使ったマスキングで「塗装」に挑戦」と宣言してから一ヵ月半が経ってしまいました。そのことにはいろいろと言い訳があるのですが、それはさておき、やっと「完成!」したのでレポします。。。

 

まずは「ステカ」とは何ぞや?これは所謂「カッティングマシン」で、プリンタの「インク」の替わりに「カッターの刃」を装備していて、データに沿ってカットしてくれるものです。主にカッティングシートに文字等を切り出して「ステッカー」を作ります。お店のガラス窓に文字のシールが貼ってある、あれです。

で、文字が切り抜けるってことは、そのカス(失礼!)は抜き文字になるので、マスキングとして塗装すれば「文字」がペイント出来ます。

レース用の車両はこの「文字シール」を貼っているのですが、モデルではオーバースケールになってしまうので、この「抜き文字」を使ってペイントしちゃいます。

 

ではまず、私の持っている「ステカ」です。

Rimg0001

1997年に発売されたRoland DG製の小型カッティングマシーン「STIKA STX-7」です。

久しく使ってなかった…

対応のOSは98/NT/2000辺りなのですがXP対応のドライバはあるらしいです。ただ、カッティングするための「Dr.STIKA」というソフトウェアが画像データ(Bitmap)からアウトラインを作っていくので、いまいち扱いにくい印象が残っていました。

(後日談:このSTX-7でも最新のソフトウェアが使えるようにしている方がいらっしゃいました)

で、今時のステカは?と調べてみるととうに新機種がラインナップしていました。その中でも一番小さいのがこれ。。。

Stika_sv8

ローランドDG STiKA ステカ SV-8 本体標準価格:¥38,000-(税込価格:¥39,900-)

■対応シートサイズ(幅):200~215mm ■最大作成可能サイズ:(幅)160×(長さ)1,000mm

なぜ一番小さいのを選ぶかというと、所謂「小は大を兼ねる」からです。「切り文字」を作るので、最大一文字がカット出来れば後からつなげる事が出来るのです。また大きいサイズになるとシートサイズも大きくなってしまい、無駄が多くなります。

それはさておき、ソフトも一新していて、プラグインでイラストレーターのデータとの連携もスムーズです。(ローランドからの利益供与はありません)

そしてこれがうまくいけば、この後に絶対あるボディへの「Marlboro」ロゴを付けるのに最適です!

ということで注文してしまった次第です。でも、投資としては高いxxx。これで作った「ロゴのマスキングシール」、売り出したら少しは元が取れるかしらxxx。あ、「ロゴマーク」の販売ってヤバイですよねxxx。

 

ということでステカ SV-8 が届いて、早速データを処理します。

Stika_sc

デカール用に作ったデータを「抜き文字」ようにアレンジしました。今度は文字の図形(マルボロシェブロン)も塗装なので、一緒に入れています。

ステカ SV-8 稼動!

Rimg0076

ちなみに切り出しているのはマスキング用のシートです。切り出して、余分なところを取り除いたのがこれ。

Rimg0074

このままだと文字の真ん中とかがとっちらかってしまうのでアプリケーター(弱粘着のシート)を貼ってから貼るところに合わせて切り出します。

Rimg0075

これをウイングのパーツに貼って、余分なところをマスキングして…

Rimg0078

まずは「マルボロ シェブロン」を塗装して…

Rimg0128

ちゃんと乾燥させてから「Marlboro」を塗装します。ここでは「つや消し黒」にしています。

Rimg0129

で、塗装の終わったウイングの前面です。

Rimg0131

そして後面。ちなみに後面にロゴがあるのはウイングの一枚だけです。

Rimg0132 

あれ?マルボロシェブロンは?

…実はちゃんと塗装したのですが、塗料に光沢があったんです。で、それがなんか不自然な気がして、この部分の塗装を落としてしまいました。これがある意味塗装の利点でもあり、マスキングのシートもデータがあるのですぐに用意できます。

Rimg0150

で、塗料に「フラットベース」(つや消し用添加剤)を入れて再塗装。

だが、BUT、しかし…これはこれで不自然だったんですxxx。で、もう一度「そのまま」で再塗装しました。ただし、前回はスプレー缶から抽出した塗料の希釈に Mr.カラーレベリングうすめ液を使用したのですが今回は「タミヤ・ラッカー溶剤」を使用しました。

Rimg0153

たぶん成分としては大きな違いは無いと思いますが、やはり同じメーカーの方が「親和性がいい」気がしました。

で、塗装の後に組み立てた完成写真、前面。

Rimg0154

後面。

Rimg0155

結果「光沢」にした「マルボロシェブロン」ですが、翼端版の色との違和感も無く、OK!かなと。(写真が下手!です。実物はいい感じです!?)

Rimg0156

あ、ひとつ付け加えると、リアウイングの材質はABSです。そのため、一般的なラッカー系は表面を侵します。なので修正などでシンナーを使用すると「光沢」がなくなってしまいました。私は乾かした後にコンパウンドを使ってそれなりに戻しましたが「使いすぎ」には注意が必要です。とはいえ「塗装」なので、細かい修正が筆塗りで出来るメリットは大きいと思います。

 

追記:

新規の「ステカ」を購入する際に販売店がオリジナルの替え刃として「小文字刃」を扱っていたので、それも購入して初めから装着しています。なので、その効果もあって「綺麗にカット」出来ているのかもしれません。。。

今回購入、使用したものをメモしておきます。

<ステカ&サプライ ユーロポート>

ローランドDG ステカ SV-8

ローランドDGカッティングプロッタ用オリジナル替え刃(小文字刃)

マスキングシート(20cm x 10mロール)

アプリケーションシート フィルムタイプ(20cm x 10mロール) 弱粘着

コメント (7)
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