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とうとう帰国日になりました。
楽しい時は、早く流れるものですね。
このヒルトンホテルともお別れで、荷物をまとめてフロントがあるロビーに下りてきました。
すると、もうすでにロビーへお越しになっていた文さんとseoulmikiさんからの嬉しい差し入れがありました。
こういう気の利いたことが私はできません。
ほんとうにありがとうございます。
「ヒルトン」 は、やはりとても快適なホテルでした。
ホテル滞在時間がほとんどなくてもったいない気もしていましたが、
また個人的に来てみたいです。 そして、リゾート地なので、ホテルライフを満喫してみたいなぁ。
ホテルの前にもまだ紅葉が残っていました。
私たちを乗せてくれるバスは、すでにスタンバイ中。
「今日も１日お願いします！」
バスは湖畔に沿うように走り出しました。
ホテルの横には 『慶州ワールドアミューズメント』 がありましたよ。
大規模な娯楽施設として開発されたそうです。
「普門湖」 をぐるりと回って、ホテルの反対側にきました。
まだホテルが対岸に見えています。 今度こそ桜の咲く季節に訪れたいものです。
大きな交差点にバスが止まると、車道を縫うように歩き回るおじさんの姿が…
「危ないのに、何をしてるのかな？」 と見ていると、ガイドさんが
「ポン菓子を売っている人です」 と教えてくれました。
車の運転中に小腹が空くことがあるので、この日のように休日は家族総出で、ポン菓子を売りに来るんだとか。
ドライブスルーではなく、お店が移動してきてくれるとは…
ガイドさんが指さす方を眺めると、ポン菓子がたくさん詰まった大きなビニル袋が
木の目元に置かれてありました。
まだこんな光景が見られるのね、と思った瞬間でした。
もちろん、この行為自体は違法だそうです。 でも生きるたくましさを感じます。
このことがいいとは言いませんが、日本人にはないエネルギーを感じたのは確かでした。
バスは釜山に向けて走ります。
〔取材協力：日本空港ビルディング（株）、韓国空港公社〕
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