お昼に生協貝塚店で東北関東震災義捐金街頭募金に参加。
ガールスカウトとボーイスカウトの子供たちも参加して賑やかに募金活動を展開しました。
担当した出入り口ではドアに近づくとセンサーが効いて扉が開けっ放しになるため、離れて外での募金活動になりました。今日は風が冷たくて子供たちはちょっと可哀想でした。
来店するお客さんたちの反応はすこぶる良くて、千円札で入れてくださる方も多く、横に並んだボーイスカウトの小学6年生の子は「赤い羽根募金のときよりとても多く集まっています」と言っていました。
みな自分たちができることをしようと言う意識が非常に高まっているのを感じます。皆様のご協力をよろしくお願いします。
※ ※ ※ ※ ※
募金のお手伝いを終えて、次は入船町の港町かもめホールで行われている「釧路、音の遺産・霧笛の街シンポジウム」へと向かいました。
元々予定していたわけではなく飛び込みで駆け付けたのですが、丁度建物の4階で行われていた霧笛の吹鳴式に間に合いました。
霧笛は丁度一年前の昨年3月19日に廃止になりました。本当は霧笛の前には霧鐘(むしょう)というお寺の鐘よりまだ大きいような鐘を鳴らして位置を知らせたことがあったようで、霧笛も霧鐘も含めて音で位置を知らせる道具を総称して「霧信号」と呼ぶのだそう。
霧笛はもともと霧が濃い時に港を出入りする船が灯台の光も見えないときに方向を確認するために用いられていたものです。
しかしそれも、技術の進歩によりGPS航法などが可能になったことからその意義が薄れたもので、ついに一年前に廃止になったのです。
※ ※ ※ ※ ※
本来の霧笛の音たるや大音量だったわけで、ある意味では大騒音でもありましたが、同時に釧路の霧を象徴する故郷の音の風景でもありました。
これが廃止になる、という報道が出て以来地元では保存運動が沸き起こりました。
そしてこれを受けて様々な調整の結果、この度海上保安庁釧路海上保安本部の特段のご配慮により霧笛の施設一式をそのまま釧路市に無償譲渡していただき、釧路市ではそれをさらに釧路霧笛保存会に無償で貸与するという扱いにしたものです。
霧笛は、霧を感知する赤外線センサーと霧感知システム、さらに音の周波数を上げる発電機や音を鳴らさない時に電流を流す抵抗、そして霧信号制御板などからなるのですが、これら一式を動態保存することができることとなり、まずはひと段落です。
【動態保存された霧笛の機械】
【かつては大音量を発したダイヤフラムホーン】
今回は無事に譲り受けたことによる記念の式典でしたが、霧笛をもう一度聞きたいという願いを受けて、ちょうど一年前の廃止になる最後の日に録音した霧笛の音を再編したCDをアンプを使って増幅し、本当に使われた板ダイヤフラムホーンから室内向けのごく小さな音量で流すことで、会場に集まった人たちには聞かせてもらうことができました。
私は釧路の霧笛を知らないので、「なるほど、こういうものだったか」と感心するばかり。もともとの釧路っ子は懐かしいのでしょうか。
【釧路の霧笛を一年ぶりに再現】
http://bit.ly/fMEXnO (Ustream「霧笛吹鳴式4」の11分25秒あたりから)
【霧笛の音を再現です!】
「釧路の無敵の音は、2秒吹鳴して9秒止まり、そしてまた2秒吹鳴する、を繰り返します」とのこと。どうです、懐かしいでしょう?
※ ※ ※ ※ ※
この霧笛、海上保安本部から頂いたものの、やはり廃止になった経緯からいっても簡単にこの機械で音を出してみるというわけにはいきません。
しかしながら折角動態保存をして、録音してある音と言う素材もあるのですから、これを霧の町釧路のシンボルや音の遺産としてどのように活用するか、ということは研究の価値がありそうです。
その後に開かれたシンポジウムではパネリストの方たちから様々な思い出や提言が出されました。
会場からも「もし釧路で霧笛を鳴らそうとしたら、音が出ることを受け入れるという文化需要基盤が必要だ」とか、「霧笛があったころは海上で安全なサービスをしているということが耳で分かった。デジタルになるとその存在が見えなくなり社会の関心を失う」など興味深い意見が上がるなど、盛り上がりました。
さて、この霧笛。釧路市民はどのように受け入れて、霧の港町の情緒づくりに活用することができるでしょうか。
まずはCDでもなんでも多くの市民にこの霧笛の音を聞いてもらって、関心を寄せることが大切でしょう。
霧笛は耳で釧路を感じるサウンドスケープです。
【シンポジウムはUstreamでも配信され、ツイッターも。進んでます】
ガールスカウトとボーイスカウトの子供たちも参加して賑やかに募金活動を展開しました。
担当した出入り口ではドアに近づくとセンサーが効いて扉が開けっ放しになるため、離れて外での募金活動になりました。今日は風が冷たくて子供たちはちょっと可哀想でした。
来店するお客さんたちの反応はすこぶる良くて、千円札で入れてくださる方も多く、横に並んだボーイスカウトの小学6年生の子は「赤い羽根募金のときよりとても多く集まっています」と言っていました。
みな自分たちができることをしようと言う意識が非常に高まっているのを感じます。皆様のご協力をよろしくお願いします。
※ ※ ※ ※ ※
募金のお手伝いを終えて、次は入船町の港町かもめホールで行われている「釧路、音の遺産・霧笛の街シンポジウム」へと向かいました。
元々予定していたわけではなく飛び込みで駆け付けたのですが、丁度建物の4階で行われていた霧笛の吹鳴式に間に合いました。
霧笛は丁度一年前の昨年3月19日に廃止になりました。本当は霧笛の前には霧鐘(むしょう)というお寺の鐘よりまだ大きいような鐘を鳴らして位置を知らせたことがあったようで、霧笛も霧鐘も含めて音で位置を知らせる道具を総称して「霧信号」と呼ぶのだそう。
霧笛はもともと霧が濃い時に港を出入りする船が灯台の光も見えないときに方向を確認するために用いられていたものです。
しかしそれも、技術の進歩によりGPS航法などが可能になったことからその意義が薄れたもので、ついに一年前に廃止になったのです。
※ ※ ※ ※ ※
本来の霧笛の音たるや大音量だったわけで、ある意味では大騒音でもありましたが、同時に釧路の霧を象徴する故郷の音の風景でもありました。
これが廃止になる、という報道が出て以来地元では保存運動が沸き起こりました。
そしてこれを受けて様々な調整の結果、この度海上保安庁釧路海上保安本部の特段のご配慮により霧笛の施設一式をそのまま釧路市に無償譲渡していただき、釧路市ではそれをさらに釧路霧笛保存会に無償で貸与するという扱いにしたものです。
霧笛は、霧を感知する赤外線センサーと霧感知システム、さらに音の周波数を上げる発電機や音を鳴らさない時に電流を流す抵抗、そして霧信号制御板などからなるのですが、これら一式を動態保存することができることとなり、まずはひと段落です。
【動態保存された霧笛の機械】
【かつては大音量を発したダイヤフラムホーン】
今回は無事に譲り受けたことによる記念の式典でしたが、霧笛をもう一度聞きたいという願いを受けて、ちょうど一年前の廃止になる最後の日に録音した霧笛の音を再編したCDをアンプを使って増幅し、本当に使われた板ダイヤフラムホーンから室内向けのごく小さな音量で流すことで、会場に集まった人たちには聞かせてもらうことができました。
私は釧路の霧笛を知らないので、「なるほど、こういうものだったか」と感心するばかり。もともとの釧路っ子は懐かしいのでしょうか。
【釧路の霧笛を一年ぶりに再現】
http://bit.ly/fMEXnO (Ustream「霧笛吹鳴式4」の11分25秒あたりから)
【霧笛の音を再現です!】
「釧路の無敵の音は、2秒吹鳴して9秒止まり、そしてまた2秒吹鳴する、を繰り返します」とのこと。どうです、懐かしいでしょう?
※ ※ ※ ※ ※
この霧笛、海上保安本部から頂いたものの、やはり廃止になった経緯からいっても簡単にこの機械で音を出してみるというわけにはいきません。
しかしながら折角動態保存をして、録音してある音と言う素材もあるのですから、これを霧の町釧路のシンボルや音の遺産としてどのように活用するか、ということは研究の価値がありそうです。
その後に開かれたシンポジウムではパネリストの方たちから様々な思い出や提言が出されました。
会場からも「もし釧路で霧笛を鳴らそうとしたら、音が出ることを受け入れるという文化需要基盤が必要だ」とか、「霧笛があったころは海上で安全なサービスをしているということが耳で分かった。デジタルになるとその存在が見えなくなり社会の関心を失う」など興味深い意見が上がるなど、盛り上がりました。
さて、この霧笛。釧路市民はどのように受け入れて、霧の港町の情緒づくりに活用することができるでしょうか。
まずはCDでもなんでも多くの市民にこの霧笛の音を聞いてもらって、関心を寄せることが大切でしょう。
霧笛は耳で釧路を感じるサウンドスケープです。
【シンポジウムはUstreamでも配信され、ツイッターも。進んでます】
私は灯台が好きで、もちろん霧笛も好きです。
犬吠埼によく行きました。
犬吠埼には最初の霧鐘が保存されており、その当時はエアサイレン式の霧笛で感動してましたが、最近廃止されました。
ダイヤフラムホーンの音も聞いてみたいと思っていたので、このブログを見て私も参加したかったと、羨ましいなと思いました。
歴史的なものは保存して行きたいですね。