北の心の開拓記  [小松正明ブログ]

 日々の暮らしの中には、きらりと輝く希望の物語があるはず。生涯学習的生き方の実践のつもりです。

川下り型エッセイ ~ 一体どこへ行くのだ俺は

2017-12-05 23:47:15 | Weblog

 ひと月ほど前に依頼を受けた、1,200字ほどの文章の原稿を書き終えて先方に送りました。

「テーマは自由です」とのことでしたが、依頼を受けた時から、(まあ書くとしたらテーマはこれだな)とアタリをつけて書き始めてみました。

 ところが、冒頭のシーンでどうしても説明が必要に感じて文字数を費やしたところ、書こうと思ったテーマにもっていくには文字数が足りなくなってしまい、急きょ方向転換をしたところ、思わぬ方向に納まってゆきました。

 自分の意図したところとは違う着地点になったことが、自分の中で、何かに導かれたような気がして面白いと思いました。

 だいぶ昔に、人生の生き方として二つの道があると書いたことがあります。

 ひとつは「山登り型」で、これは頂上と言う目標をしっかり定めて、そこへ向かうために何をするかを考え、必要なことを確実に整えて、目標へ到達するという生き方。

 メジャーリーグで活躍するイチロー選手などはまさに、子供の時にプロ野球選手になると決めて、人生をそれに向けた生き方をした典型的な山登り型人生を歩んだ一人でしょう。

 そしてもう一つの生き方は「川下り型」。これは、どこへ行こうという目標をあまり持たずに、出会いを大切にしながら回り道をしているようで、何かに導かれるような人生を歩むという生き方のことです。

 目標がないわけではないけれど、必ずしも全てを自分の思いのままにするよりは、多生の縁や運命、使命のようなものを信じてみようという生き方と言えるでしょうか。

 私などはどちらかというと川下り的な人生だなあ、と思っていて、縁や運命による導きを感じるようになりました。

 
 冒頭のエッセイも、結果として思わぬ展開になったあたりに、字数制限という導きを感じました。

 最近何にでも縁を感じるようになってきたのは歳のせいかなあ(笑)。

 

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