【今朝は約20センチの積雪でした】
まあまあまあまあ、昨夜から札幌はいいだけ雪が降りました。
札幌で21センチの雪とは、この季節にしては大雪の部類です。
先週はじめに町内の運搬排雪が入ってくれたので、道路わきに積んでいた雪がかなり片付きました。
そのときは「あとはこれが解けるのを待つだけ」と思っていたのですが、どっこい、今年の冬将軍はなかなか撤退してくれません。
先週もずっと最高気温がせいぜい0℃~1℃で最低気温がマイナス7~8℃という日が続いていて積んである雪もなかなか解けませんでした。
そこへ来て今朝のこの雪。
札幌では積雪量(解けたり降ったりして今何センチの雪があるか)が95センチになり、この冬で一番の積雪量になったとか。
まあまだ3月であれば、あと2~3回はこれくらいの雪が降るものですが、さすがの札幌市民も愚痴の一つも言いたくなるのは分かります。
私の場合、お向かいの家の壁をお借りしてそこに寄せて積んでいるのですが、いろいろ試行錯誤を重ねているうちに、今朝になって今までよりもさらに効率的な除雪方法に気がつきました。
システマチックで効率的で、これは次の除雪の時に試してみたいくらいの工夫です。
どんなことでもさらに工夫ができる余地ってあるものですね。
【ほらきれいに整いました】
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ちょうど今日は報徳の冊子を読んでいて、大日本報徳社の鷲山恭彦社長の講演録を読んでいたのですが、そのなかに「積小為大」という一項目がありました。
一般に「積小為大」というと、米一粒が百粒になり、あるいはヒットを積み重ねて2千本安打になるなど、コツコツ続けることで大きな量に手が届く、と量的な話に思われがちです。
しかし鷲山社長は、家人の佐々木幸綱さんのお話を引き合いに出して、「和歌に熟達するにはまず500首くらい和歌を苦心して作ってみる。そうすると和歌の仕組みが分かってくる。1000首作ると次第に思ったことがスムーズな和歌になるようになる。それ以上作っていくと、思いがけない名歌が生まれると言っておられました」と述べておられます。
ここで言いたいことは、「量の蓄積が新しい質を生み出してゆく」ということです。
立ち止まることなく、その一歩を踏み出すことが日々の成長につながるということで、高みに達したものだけが気づき分かることがあるのでしょう。
文句や不平を言う暇があったら、目の前の苦しみもそれを楽しみながら行ってみて、自分自身の心根の変化、力量の変化、体力の変化に繋げてはいかがでしょうか。
たかが雪かきですら、新しい気づきがあるのですから。