Ｑ なぜ、動物性タンパク質摂取が骨粗鬆症を増やすのか？
Ａ 肉でも魚でも牛乳でも、カルシウムが多いとともに、タンパク質が
多いという特徴がある。
動物性タンパク質をたくさん摂ると、腸の中はアンモニアの代謝物質
（例えば、インドール・スカトール・アミン）という窒素残留物が増える。
これらは吸収され肝臓に入る。そのまま血中
に入ると大変な猛毒なので、肝臓で代謝されて、無毒な尿素となり、
尿中に排泄される。
その代謝過程で必ず必要とされるのが、カルシウムと亜鉛である。
牛乳には、カルシウムがたくさん含まれていて、
吸収率も高く、50%に達する。
しかし、体から出ていく量は、歳にもよるが、約2倍。
特に、動物性タンパク質をたくさん摂ると、4倍も出て行く。
要するに、牛乳を飲めば飲むほどに、カルシウムは出ていく。
（牛乳より豆乳をオススメしたい。）
動物性タンパク質を摂れば摂るほど、カルシウム欠乏は深刻になる。
そのため、骨粗鬆症のリスクも高まる。
しかも、動物性タンパク質の摂取が増えすぎると、尿となって出る
前に、固まって結石となる。
腎臓結石はこれが原因であることが多い。
カルシウムを摂ることも大切だが、出て行く量を減らすことも極めて大切。
（鶴見酵素栄養学セミナーより）
この記事は、数年前 鶴見酵素栄養学セミナー を受けたころに書いた記事。
今読み直してみて、
ただでさえミネラルが不足している食事で、
更に動物性タンパク質 特に 牛乳や肉 を摂りすぎると、
カルシウムや亜鉛がどんどん消費されるんだな、ということがわかった。
※食べるな、ということではありません。
特に肉には必要な栄養分がたくさん含まれています。
摂りすぎに注意ということです。
魚は良質の脂を含んでいるのでので、食べてほしい。
まして、市販のハンバーグやウインナーなどの加工肉をたくさん食べると、
リン酸塩という食品添加物がミネラルの吸収を阻害しているうえに、
カルシウムや亜鉛が消費されるから、二重に害が大きいんだなということがわかった。
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