続強子の部屋

思いつくまま、気の向くまま、書いています。

暑かったあの日

2017-08-15 17:04:27 | ひとりごと
昭和20年8月15日は空が抜けるように青く、からっとした暑い日でした。
天皇陛下の大切な放送があると言われて、3月10日の空襲でに焼けてしまってラジオが
なかったので、近所のお宅で聞きました。みんなが集まりました。
綺麗に洗ったブラウスを着せられて、正座していました。ラジオが良く聞き取れませんでした。
終わった後、大人たちが泣いていました。小さな子がお母さんが泣いているので泣きました。
みんなが泣きました。ドラマで良かった!これで終わったなんて言っていますが、そんな人は
誰もいませんでした。
でも家に戻り、もう空襲がないのかと思うと少し力が抜けました。
これ以上、夜昼空襲があったらもう、気が狂ったかもしれないと母がポツリと言いました。

今日は雨が降っています。ご先祖さま、両親たち、舅姑、戦死した兄、戦時中に病死した
夫の兄、元気で賑やかっだった夫、みんなあの世へお帰りです。
昨年は風が強くて火を焚くのが怖かったのを思い出しました。ご先祖さま雨の中
気をつけてお帰りください。