ロシア漁業ニュースヘッドライン

北海道機船漁業協同組合連合会
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一般社団法人北洋開発協会

韓国東海沿岸 ロシア・北朝鮮海域入漁中国漁船による漁具被害減少へ

2012-08-06 14:29:36 | 日記
2012年08月06日
韓国発
[韓国東海沿岸 ロシア・北朝鮮海域入漁中国漁船による漁具被害減少へ]
例年8月期にピークとなる、ロシア・北朝鮮海域入漁中国漁船による韓国東海沿岸漁業への漁具被害が、8月5日現在、東海漁業管理団によれば、今年は一件も通報されていない。
ロシアと北朝鮮海域に入漁する、中国漁船による漁具被害は深刻な問題だった。
昨年2011年、東海沿岸漁業への被害現況は約7億ウォンに達し、刺網等、ほとんどの零細業者にとっては致命的な被害だった。
特に今年は、中国漁船の北方境界線(NLL)通過操業隻数が、計1,016隻に達っすると予想され、韓国漁業者の被害がより一層大きくなると危惧されていた。
このために東海漁業管理団は、今年6月から4隻の指導船を東海岸に配置、中国漁船の監視を続けており、同管理団パク・ソンウ団長は、これから、ロシア・北朝鮮海域から出域する中国漁船への対応にすべての力を傾けると語った。

(参考過去情報)

2012年07月20日
ウラヂオストク発
[ロシア海域イカ操業 日本、韓国および北朝鮮以外の外国船は密漁船]
今年2012年、ロシアとの政府間協定に基づき、ロシア排他的経済水域でのイカ操業の許可を取得する外国漁船は、日本、韓国および北朝鮮に限られており、それ以外の外国漁船による当該操業は密漁とみなすことができる。
ロシア漁業庁沿海地方漁業管理局は、政府間協定に基づき、沿海地方海域におけるイカ操業の許可証を、日本、韓国および北朝鮮の漁船に対し発給する。
また、ロシアFSB沿海地方国境警備局は、ロシア排他的経済水域における外国漁船による密漁を防ぐため、ロシア船主に対して、現場で視認した、船名、船籍、それらの隠ぺい等、関連情報の提供、協力を求めている。

2012年07月18日
韓国発
[中国漁船のロシア海域操業はロ朝漁業協定に基づく北朝鮮漁獲割当を使用する]
中国漁船が北朝鮮とロシア海域で、イカ漁業と底びき網漁業を行い、イカと底魚を大量漁獲している。
韓国東海岸漁業者は資源減少と漁具被害に加え、中国漁船の北朝鮮海域における有償漁獲割当操業、ロシア海域操業競合に苦しんでいる。
韓国東海漁業管理団が把握した中国漁船の北朝鮮およびロシア入漁情報によると、中国漁船の北朝鮮海域操業は2004年の北朝鮮中国東海共同漁労協約により本格的に成立、その後、イカ漁業ばかりでなく、底びき網漁業まで拡大している。
東海漁業管理団は、7月2日までは、北上した中国漁船は、北朝鮮海域入漁許可証を所持していなかったが、北朝鮮海域入域後、漁業許可証を取得したことが確認されたと明らかにした。
一方、ロシア海域については、ロシア沿海州海域で操業する中国漁船は、1987年のロ朝漁業協定に基づく、北朝鮮の漁獲割当を借り受け操業している模様だ。
特に、これらロシア海域へ出漁している中国漁船の中には、中国政府の許可を受けず操業しているものあり、違法なイカ漁業、底びき網操業による、韓国東海漁業者の被害は莫大なものとなっている。

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