12月16日(金)
15時 総武線に乗り中野駅で降りた。
サンプラザ前から阿佐ヶ谷行バスに乗車。
四つ目で下車。
バス停から50メートル程の建物に向かう。
窓ガラスから、大学同期が手を上げる。
公的機関で打ち合わせ。
30分程で終了。
前々から 約束していた商談だったが
同期は尿管結石で入院
私も前立腺癌入院検査で伸び伸びになっていた。
わたしは徒歩、同期は自転車で
中野駅方面に向かう。
旨い鰻を御馳走してくれるお誘いで中野に来たのだ。
日本近海でウナギが獲れなくなって久しい。
うなぎ屋が閉店や値上げもある。
アナゴは食べても鰻を食べた記憶がないほどだ。
同期は酒が一滴も飲めないがグルメである。
冷たい路地を抜けて、ガラス戸を引く。
カウンターだけの鰻屋。
私は鰻骨と熱々燗酒頂く。
同期は少年野球の指導もしていた。
鰻屋の孫も教えていて馴染み。
1時間程で店を出る。
日本で最も住みやすい街と上位にあり
飲み屋小路が幾重にも錯綜している。
密集する木造家屋は全て飲食店。
サラリーマン 学生、地元住民が
毎夜、小路に饗宴を繰り広げられる。
小路の更に横道に黄色の明かりの店名が見えた。
階段というより、梯子を登ると表現するのが
妥当な階段を手摺に捕まりながら2階の扉を開ける。
ちりんと鈴がなり、カウンター前の椅子に座る
女性が振り返る。
扉が開く前まで、もの思いに慕っていた表情。
一瞬 ぽかん と私を見詰めて声が発せられない。
「社長 大丈夫なの」?
連絡もなしに現れたので吃驚!
彼女は、私が前立腺癌入院検査を知って
彼女は、弊社で働いていました。
日本人以上に日本人気質で祭り好き
さっぱりと色気のない女性?
続く。