爺の世間ばなし

思いつくままのお喋り

クラスメート

2022年03月15日 | 日記
爺が良く遊び、良く学ばなかった県北の田舎の小学校は、クラスの殆どが農家と地元の自営業の子供で占められ、爺と同じ鉄道員の子供は二人だけで、官舎もんと呼ばれよそ者扱いされていた。

戦時下だったこともあって、小学校での楽しい思い出話は浮かんでこない。学校長の方針なのであろう、クラスメートの写真も、卒業アルバムもない学校だったので、全員の顔や名前は思い出せない。

旧制中学を受験するのは、鉄道員の子と地元自営業の家庭の子だけで、農家の子供は一人もいない。中学へ進学後の爺はクラスメートとの交友関係がないまま、生死も消息も不明である。

この頃になって、今も記憶にある数人のクラスメートと偶然の出会いが無いだろうか、語り合ったら、積もる話で尽きないだろう、どんなに楽しいだろうかと想像することがある。

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