爺の世間ばなし

思いつくままのお喋り

転ばぬ先の杖

2020年04月25日 | 日記
「転ばぬ先の杖」「石橋を叩いて渡る」「濡れぬ先の傘」などは失敗をしないように、事前に用心をしておくことという意味のことわざ、普段の会話で良く使っている。

昨年旅だつた義弟が晩年に使用していた杖を形見として貰ってきた。いずれ役立つ時が来る日まで彼を偲びながら大切に保存している。今は靴を履く時に支えとして利用している。

昨年の夏、家内が路上で転倒、幸い骨折に至らず膝の打撲で済んだが医師から転ばぬ先の杖を利用しなさいと言われた。その気になれないですと答えたら、医師から「その元気があればいいだろう」と。

長男から、そろそろ免許を返納するか最低でもサポカーを利用して欲しいと忠告された。馴染みの自動車販売店に依頼してきたが、中古のサポカーは、まだ多くは出回っていないようである


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警戒警報発令

2020年04月20日 | 日記
大東亜戦争末期の昭和20年8月、旧制中学1年生だった。爺の田舎でも8月に入ってからは、殆ど毎晩アメリカの飛行機が飛んでくる日が続いた。あの時の恐怖感を、はっきり覚えている。

敵機が近づくと、サイレンが鳴り響き、消防団員が叫ぶ警戒警報発令の声を聞くと自家製の小さな防空壕に避難した。防空壕の中で爺と妹は母親に抱えられながら、警報解除されるまで震えていた。

8月15日の終戦は向かいの中林さんから、「戦争に負けたよ」と言われて知った。子供心に、敗戦の悔しさか当日の食事が進まなかったが、久しぶりに安心して、朝まで、ぐっすりと眠った。

16日、政府から全国に緊急事態宣言は現代の警戒警報発令である。みんな一丸となって平和を乱す見えない敵と戦わなければならない。戦時中の標語「欲しかりません勝つまでは」の再現である。

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シジュウカラが来た

2020年04月15日 | 日記
NHKの「ダーウィンが来た」でシジュウカラを、白い頬っぺたとネクタイのような胸の模様が可愛い野鳥と紹介されていた。郵便受け箱や植木鉢を利用した子育ての姿に改めて感動した。

シジュウカラは鳥類の中でもナンバーワンと言われるほどの言語能力を持っているとか。鳴き声を組み合わせて文章を作り、仲間同士で情報伝達するために利用することが明らかになったと言う。

シジュウカラは古い巣が残っている所や古い巣箱は敬遠する贅沢な鳥だと言われているので、昨年の夏に新品を用意して入居をお待ちしていたところ、3月下旬から巣作りを始めた。

今は巣作りは終わったのか、抱卵中なのか、巣箱の中の様子は分からない。コロナ騒ぎで閉塞感のあるこの頃、時々巣箱に出入りするシジュウカラを見ながら元気に巣立つ日に思いを寄せている。

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ウイルス騒ぎで (2)

2020年04月10日 | 日記
ウイルス騒ぎで、ロックダウン、オーバーシュート、クラスターという新しいカタカナ語を覚えた。それぞれの日本語で都市封鎖、感染爆発、集団感染と言われるよりは印象を和らげる。
 
密閉、密集、密接の場を避けるため不要不急の外出は避けるように、手洗いとうがいを丁寧にするようにと、令和のお奉行様からのお達しで、老々夫婦も、徐々に気疲れしてきた。
 
一昨日の8日は久々の晴天に誘われて、不急ではあるが必要な日用品の買い物方々郊外をドライブ、車窓から桜やチューリップなど春の花々を眺めながら2時間ほど、気疲れを癒してきた。
 
日頃はテレビを見るのは少ない生活だが、外出自粛以来、テレビを見る時間も増えた。各局ともに色々な分野の方々が、令和のお奉行様の対応に賛否の意見を述べていたが、正解は先のこと。
 

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昭和一桁生まれ

2020年04月05日 | 日記
昭和元年生まれが94歳に昭和9年生まれが86歳になる。県内各地に散在していた同世代のお喋りや食事を共にした夫婦仲間も、御主人に先立たれたり、老々介護の身になってしまった。
 
昭和一桁生まれの爺と婆、相変わらず概ね3時半頃には起きて朝茶を飲んでいる。爺はパソコンに向かいながら、婆は編み物をしながら細切れの会話、5時半頃には朝飯を食べている。
 
二人が結婚届を提出した日は62年前の4月1日だつた。今では結婚前には知らなかった全てを知り尽くしあった仲である。良くある家庭内別居、卒婚、熟年離婚の気配もなく過ごしてきた。
 
職場から解放されてから現役時代に訪れることのなかった県内の市町村を順次ドライブしながら、自然や人々との出会いを楽しんで来た。今は病院とスーパーと近郊への小さなドライブを楽しんでいる。
 

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