爺の世間ばなし

思いつくままのお喋り

お恥ずかしい話

2009年03月26日 | ブログ

小学校1年~3年の担任、姫路先生から学期末に渡される通信簿、成績評価は優、良,可だが、工作(図画は別科目)は最低の可、通信欄には、いつも「落ち着きがない」と書いてあったのが確かな記憶としてある、手先の不器用と落ち着きの無さは姫路先生の評価通り今も変わらず。

二人の息子たちが子供のころ夢中になっていたプラモデル、聞いても無駄だと爺への質問はないが爺にとっては苦手な手作業、日頃の日曜大工も出来栄えは今も小学生並み。

靴下の裏返し組み違いは若い頃からの常習で、知り尽くしている先輩K氏が爺の靴下に向けた意地悪な目線を思い出す、最近は目の老化も手伝って頻繁、支障もないので履きなおすこともしないが、時々ながら下着の後ろ前、特にズボン下は小用を足すのに不便ながらも素知らぬふりで時を待つことも。

時々、家内から優しくない口調で「一呼吸置いたら」と厳しいお言葉、たまに会う中学生の孫からも指摘されたりしながら何とか落ち着きを保っているが、彼の地からのお迎えが来る日まで治癒することはなかろう。


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老後のために

2009年03月20日 | ブログ

老後のためにと、貯金、保険、財形など、お金を中心とした備えを心がけた時期もあったが、後期高齢者には縁のない話、ずいぶん前の話だが、百歳で双子の金さん、銀さんが、テレビ出演料の使い道を記者に問われ、老後のために貯金すると答えた話は今も語り継がれているが。

老後を過ごしている嘗ての爺の先輩や同僚たち、婆たちは趣味や仲間とのお喋りで元気溌剌、佐渡市出身の朱鷺も本州へ渡った3羽はすべて女性、鳥の世界も女性のたくましさは同じ。

爺たちの退職後は、しばし休養すると声高に唱えたまま継続中の者、「後期高齢者医療被保険者証」という覚えにくい名の身分証明書を肌身離さずに通院中の者もいらっしゃる、ひたすら仕事一筋で突っ走ってきた後遺症なのか。

爺は幸い、パソコンを囲んで支えてくれる仲間たちのお蔭で、老後のためにと、もともと少ない中から蓄えておいた脳みそを活用しながら何とかボケずに今がある、そろそろ蓄えも底をつき、新みその製造も見込めない年頃、帽子をかぶるだけの頭にはなりたくないので、つまらん事には頭を使わないことに。


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思いがけない出会い

2009年03月14日 | ブログ

ホームセンター駐車場で運転席に座ったまま手を振って爺を招いている年寄りが、どこの爺かと近寄れば昭和44年頃の直接の上司、F さんとの思いがけない出会い。

彼の第一声は「死んだと思ったろう」今は毎日、奥様のリハビリに整形外科への通院、買い物と時々ドライブしていると言う、足短いFさん、座席を目いっぱい前に出し、ハンドルに抱きついた感じの彼と、しばし話しこむ

免許証を見せながら87歳になったというFさん、視力は1.2で眼鏡の使用なし旧軍隊で憲兵という前歴の持ち主だが、初めての仕事に戸惑っていたFさんを当時は、職務、気力 体力共に充実した30代半ばの爺、Fさんの補佐役として負担も大きかったが自身の研鑽につながり、「教えることは学ぶこと」今も昔も同じ。

温厚な人柄で、何を言われても、にこにこ顔で怒った態度を見せなかった御仁だが、職務上とは言え、時には暴力団相手に黙々と渡り合った彼を思い出しながら、穏やかで、小さなことに拘らず、太っ腹な人柄が、今の元気を保っている秘訣なのかも。


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クリームソーダ

2009年03月08日 | ブログ

子供の頃 (昭和14年~16年) 田舎での話だが、夏の冷たい飲食物といえば、アイスキャンデー、イチゴの氷水、アイスクリーくらいしかない。

一本2銭のアイスキャンデーは、時々一人で店買い、氷水はたまに夕涼み方々、親に連れられて行った程度、アイスクリー駅のホームで乗客相手に販売している光景は覚えているが。

年に一回、両親に連れられ、汽車で2時間ほど乗って新潟へ、駅から万代橋を渡り大和デパート、小林百貨店へ屋上のブランコ滑り台で遊び終わって食堂へ、日の丸の旗を覚えているので、お子様ランチだったのかも、田舎には、ないデザートソーダ水が毎年の楽しみ、アイスクリーム入ってた記憶はない

古町通り上りながら白山公園で、お猿さんとのご対面後、昭和橋を渡ってへ、途中、広い野原で汽車時間待ちと休憩だったのか記憶にある、遊びながらとは言え、ずいぶんと歩いたもの。

先日、8人のグループで中年のおばちゃん夫婦が営む小さな喫茶店へ、クリームソーダを注文した4人の顔ぶれ,何となく頷けるメンバー、久しぶりの味。


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ネクタイとの付き合い

2009年03月02日 | ブログ

半世紀にわたるネクタイとのお付き合いから解放されて9年、今は白黒のネクタイ一本づつ洋服ダンスで時々やってくる出番をお待ちしているが、最近は黒の出番が殆ど、白の出番との格差が拡大するばかり。

男性のスーツと言えば、コン系、グレー系,、チャ系など、種類は限られておりおしゃれをするところは、ネクタイぐらいであろう、爺も結構、ネクタイ売り場に立ち寄ったものだが自身で選ぶことなく、すべて家内か店員に一任、異議も唱えず。

忙しい朝の時間帯に毎日、女性の化粧と同じく、欠かすことなく結んだものだが、安月給の若い頃は、数を揃えるだけの余裕もなく、結び目の汚れを少しづつ調整しながら、数少ないネクタイを、可能な限り利用したもの。

一昨年、故人となった同僚のY氏、生涯、スーツにネクタイ姿だったが、普段着は買わず、手持ちのスーツを着つくしたご仁であったが。

長い間に集まった爺のネクタイは加工して、ベストや、化粧ポーチに姿を変え、今は息子からのお下がりのネクタイ数本、お休み中だが利用される日は。


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