爺の世間ばなし

思いつくままのお喋り

お勉強

2022年05月25日 | 日記
昭和14年に入学した田舎の小学生時代は真剣に教科の勉強をした覚えがないが、イナゴ取り、落穂ひろい、ドクダミ、ゲンノショウコの採取、テントウムシ、ずい虫の捕獲などの行事ばかり覚えている。

昭和20年旧制中学一年生の教科は、国語、漢文、歴史、地理、体操、幾何、代数、教練、英語、生物だつたが、幾何と代数は、先生の説明を理解するのに一苦労、小学校の学力差を痛感した。
学制改革で高校に自動的に編入された3年間の教科内容は、旧制中学3年間に学んだ内容と変わらなかったので、勉強は60点を目標として控えめに、部活のテニスを存分に楽しんだ。

小学生だった頃の孫たちには「お爺ちゃんはね、小学生の時はお勉強が大好きで、お遊びが大嫌いだったんだよ」と、まじめ顔で話したが、「お勉強の好きな人はいないと思うよ」本気にしてくれなかった。

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各種検診

2022年05月20日 | 日記
健康診断は受けてはならないとか、高齢者は毎年受ける必要が無いとか、お医者様同士での色々なご見解を書物等で読んでいるが、区役所からは今年も所定の各種検診案内が届いている。

89歳にもなると、今さら新しい病気を発見してもらって、心配事を増やしたくないのが本音である。3年前の心筋梗塞後、かかりつけ医で定期的に受診していることだし、各種検診は受けていない。

定期検診で血液検査結果を基にお医者さまから漬物は食べないこと、卵は一日置きにすること等々ご指示をいただいているが、残り少なくなった余生、好きな食べ物は普通に食べ続けている。

 
毎回十数項目の血液検査の数値が全て基準値内とは限らない。毎日が元気で体調がよく、ご飯が美味しくて、生活動作に大きな不自由もないので、数値を気にすることは無くなった。

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単身赴任

2022年05月15日 | 日記
新潟県は、海岸線が330キロと細長い地形の越後と離島の佐渡島を有しているため、新潟県職員は人事異動時の宿命として、単身赴任を余儀なくされたり、無理な自宅通勤者も居られる。

爺も、昭和46年4月から2年4か月の単身赴任をした。前年に運転免許を取得したばかりのマイカーを利用して、半ドンの土曜日の午後に自宅へ帰り、月曜日の早朝に勤務地へ出発する。

爺が38歳の時であり、長男が小学5年生、次男が1年生で、家族が最も一体感のある時代だった。金曜日の夜になると明日が楽しみで、日曜の夜になると寂しい気分になったもの。

現在は土曜日も休日の週休2日制となり、祝日も増え、振替休日もあって、自宅へ帰る日数も増えたことで、金曜日には帰宅できるし、家族の元で過ごす日が多くなって恵まれている。

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買い物の今昔

2022年05月10日 | 日記
小学生の頃、休みになると呉服店だつた母の実家で過ごすことが多かった。絶え間ない馴染みの客で繁盛していた。世間話をしながら時間をかけて買い物を楽しんでいたのを覚えている。

同じ町内には、記憶にあるだけでも、薬屋、お菓子屋、八百屋、魚屋、醤油屋、お茶屋、床屋があって人通りは多かった。入店すると、「いらっしゃい、毎度どうも、おおきに」、と挨拶を受ける。

客は、オマケと言うサービスを受け、現在のポイントカードである。大型店での買い物になってからは、物置から必要なもの探して持ってくるようなもので、入店から退店まで無言で終わる。

更に、コロナ禍によって店内の場内放送で、マスクの着用、客同士の会話、従業員との会話の禁止、買い物時間の短縮を呼びかけられている。昔のような買い物の楽しみ方は無くなった。

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70代に戻りたい

2022年05月05日 | 日記
高齢者専門の精神科医である和田秀樹さんの著書「70代で死ぬ人、80代でも元気な人」の中に、70代の過ごし方次第で、気が付けば90歳と言う理想の老い方になるという。

80代最後の年を歩む爺も、体力の衰えで多少の不自由はあるが、70代では全く老いを意識することなく、国内各地への団体旅行やドライブ方々県内各地の知人友人を訪ねたり存分に遊んだ。

また70代の時は、国のIT活用推進中とあって、新潟西郵便局で高齢者を対象としたパソコン講習を受講、「教えることは学ぶこと」とあって、後輩の高齢者に対するサポートもしていた。

今も元気な90代の人に聞いてみると、70代の時は好き勝手に生きてきたよと言う答えが殆どそうだ。今の爺に、何歳に戻りたいかと問われたら、迷わず70代に戻りたいと答える。

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