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生命のメッセージ展(宇都宮大学教育学部附属中学)

2012-10-20 19:16:52 | イベント

生命のメッセージ展(宇都宮大学教育学部附属中学)
会期:2012/10/20 入場料:無料
★★★★★

生命(いのち)のメッセージ展。
犯罪・事故・いじめ・医療過誤・・・さまざまな理不尽な理由で生命を奪われた人たちがいます。
犠牲者ひとりひとりの等身大の人型パネルに生きた証である「靴」を置き、胸には、素顔や遺された家族の綴ったメッセージが添えて展示します。

私たちは人型となった犠牲者たちのことを、生命の大切さを伝える「メッセンジャー」と呼んでいます。
一人でも多くの人が「メッセンジャー」に出会って頂きそのメッセージをうけとめて頂きたいと願っています。
∞∞∞∞



宇大附属中で、1日限りの展示をやっていました。

私、初めて、この展示会に行きました。
この展示自体は、テレビでも知っていたし、この活動を始めた鈴木共子さんをモデルにした、『0(ゼロ)からの風』を観ていましたから、よく知っているつもりではいました。

でも・・・実際、この展示みたら、グっときますね・・・胸が詰まるとはまさにこのこと。

場所は中学校の教室の1室。学校祭の中で開催されていました。(新聞記事によると、開催にPTAの方が尽力されたようです)
30名ほどのパネル(メッセンジャー)が展示されていて、メッセンジャーの胸元には、飲酒運転、わき見運転、居眠り運転、いじめ、リンチ・・・死に至った理不尽な理由が書かれていました。



私、勘違いしていたのですが、もともとが『危険運転』が発端だったので、飲酒運転が原因のメッセンジャーばかりか?と思っていました。
でも、『理不尽な理由』全般だったのですね。『飲酒運転』はむしろ少なく、わき見、居眠り運転。ついで「いじめ」が多い感じでした。

メッセンジャーは、幼児から、少年、青年、年配の方まで幅広く、中には『0(ゼロ)からの風』のモデルの鈴木零くんや、『栃木リンチ殺人事件』で命を落とされた、須藤正和さんもいました。

メッセージを読んでいると、白い等身大パネルが、まるで彼らの無念を代弁するかのように、置かれた靴を履いて動き出してきそうな錯覚に陥ります。

会場内は、メッセージを読み涙ぐむ人も多数いました。ご本人の無念さもさることながら、ご遺族の無念。もし、彼らが生きていたら、成しえたであろう社会的な無念。ひょっとして生まれてきたかもしれない子孫の無念。が、ぐるぐるぐるぐる渦巻いていました。



私も、この展示会で恒例の『赤い毛糸玉』に毛糸を結ばせていただきました。

逆に「生きている」ことの素晴らしさと「ありがたさ」も感じる展示会でした。



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