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アルボムッレ・スマナサーラからの励ましの言葉

2011年05月07日 11時06分45秒 | 日記
ブッダの根本の教えを説いているスリランカ仏教会長老から、被災された皆様へのメッセージが記された手紙をたまたま読みました。抜粋にて引用させていただきます。心に響きました。下記の通りです。

                        記

皆様方へ「天罰」が落ちたわけではないのです。神様が怒ったわけではないのです。かって悪業を犯したから、その報いを受けたわけでもないのです。今の災害は誰のせいでもありません。自然法則なのです。いつだって私たちは自然法則によって振り回されているのです。人間には自然法則を管理することはできないのです。大雪が降らないように、豪雨にならないように、干ばつにならないように、地震が起きないように、津波が起きないようにと、手を加えることは不可能です。我々は自然法則に従ってできる範囲で努力して身を守って生きているだけの存在なのです。人間のいかなる努力もきかない場合は、精神的に落ち込むのではなく、世の常であると理解して、冷静な態度をとるしかないのです。
ですから、何を失っても、心の落ち着きを失わないように、人格が乱れないように、心が悩まないように努力することこそが、智者の生き方なのです。(途中省略)失われるものは失われるのです。世の常に対して、人は完全に無力なのです。一切は無常であることをこの機会に身をもって理解して智慧を開発することができますようにと誓願いたします。 -完-

ところで私などは行政の対応が遅いなどと文句ばかり言っている人間ですが、この長老はこの件に関して下記のように優しく諭してくれます。

                        記

被害に遭っていないが非難を受けて悩んでいる方々もいると思います。行政など、対応が遅れていると非難を受けている方々のことです。その方々も非難に対して悩んだり落ち込んだりしないで、非難されることも世の常であると理解して自分の命を二の次にして、苦しみに陥っている人々の救済活動にあたって欲しいのです。自分たちも頼りになる人格者であると示す、今がその時です。


自分の命を二の次にして救済活動にあたる、なんて素敵な言葉でしょう。真っ先に原発から逃げた官僚、一度も被災地と避難所を訪れたことがない某知事に聞かせてあげたいものです。また怒りが湧いてきました。しかしこの長老は怒りを全面否定しています。
不幸をつくりだすのは怒りだそうですので、心の中にはいらないようにしなければ!
「私こそ唯一正しい」という傲慢な考えを捨て「私は間違いだらけ」と悟らねばいけないようです。








 








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2 コメント

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Unknown (はまちゃん)
2011-05-08 06:50:02
コメントが難しいですが、私は自然の法則に従って・・・はその通りだと考えます。
《怒り》は人間は感情を持った動物ですから、大なり小なり有ることが自然(当然)でそれが人間としての成長なりと思います。但し、正しい・間違いばかりを選ぶのはちょっと。
はまちゃんへ (かんちゃん)
2011-05-08 07:26:04
そうですね。私も怒りをバネに生きてきたような人間ですから。理不尽なことが多いと怒ります。でも何故怒っているのだろうと客観的に自分を分析できる余裕が最近生じてきたようです。それはこの長老の出版した「怒らないこと」を読んだからでしょう。JR駅員に殴りかかるおじさんには絶対なりませんよ!(^^)

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