福島の誇れるものとは?

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生産を中止した米農家への補償を優先すべき

2012年03月30日 13時23分05秒 | 日記
農林水産省は補償の優先順位を見直すべきでしょう。放射線量の高い地域での米栽培を中止した良心的な米農家への東電の補償は微々たるものです。生活できないほどの労賃金額なのです。これでは農協の指示通り、水田の放射能が高くても栽培した農家がうるおう結果になってしまいます。消費者の安全を第一に考えた良心的な生産農家が苦しい状況に置かれるのは行政の片手落ちです。

栽培した米は食べられない、栽培中止とした農家が経済的苦境に陥らないよう行政は対策を考慮しなければなりません。我々消費者も農家への将来的な投資を行い援助することが必要です。釜石の水産団体が全国から小規模投資を募集をしたら数千万円の資金が集まったように、我々も安全安心な米を作ろうとする農家を応援するシステムを作るべきなのです。消費者の安全を優先する農家を消滅させないためにも!米栽培農家も是非ホームページで小規模投資を呼びかけてみてください。全国の福島米愛好者が資金を提供するはずです。安全安心なお米を二の次に考えるもうけ主義の農協に屈することのないよう全国の消費者が応援するはずです。投資した金額に見合うお米を毎年少しづつ送ってくれるだけで満足するはずです。


NHKニュースは下記のように伝えています。


農林水産省は、食品の放射性物質の新たな基準を受け、去年、福島県内で収穫され、1キログラム当たり100ベクレルを超える放射性セシウムが検出されたコメ、最大で3万7000トンを市場に出回らないように買い上げることを発表しました。

福島県で去年、収穫されたコメについては、1キログラム当たり500ベクレルを超える放射性セシウムが検出された地域に国が出荷制限をかけているほか、500ベクレル以下でも、100ベクレルを超えた地域については、福島県が出荷を見合わせるよう要請しています。
これらのコメについて農林水産省は、食品の放射性物質の新たな基準を受けて、市場に出回らないよう買い上げる措置を発表したもので、対象となるコメは、福島市や伊達市、二本松市など12市町村のおよそ70の地域で生産された3万7000トンになるということです。
買い上げ価格は、過去の取引価格などを基にして、コシヒカリの場合は60キログラム当たり1万2500円として、費用については買い上げを行う団体が農家に代わって東京電力に損害賠償を請求することにしています。
農林水産省は「今回の措置で福島の農家の経営を安定させるとともに、新しい基準値を超えるコメが市場に出回らないようにしたい」と話しています。

ドイツZDFの驚愕ドキュメントです(30分)。

2012年03月26日 06時43分03秒 | 日記
下記ブログを読んでくださいとしか言いようがありません。リンクを貼れないのですみません。
「ドイツZDFフクシマのうそ」と検索入力してもドキュメント映像にたどりつくようです。

http://blogos.com/article/34771/

4号機の重大な危険性を指摘しています。破壊された建屋の4Fには使用済燃料1300本が設置されております。次に大きな地震が来たら重心の高い4号機は重大なダメージを受けそうです。この事実は東大地震研からも指摘されています。この指摘に対してうす笑いを浮かべながら「東電との見解が異なる、他所の計算ではないか」などと東電側は回答しているのです。壊れた建屋を補強して以前の建屋以上の強度を維持出来るとは考えられません。破壊された建屋の梁を補強しているので大丈夫ですと言い切っている東電対策本部責任者には怒りすら覚えます。4年以内に関東に75%の確率で起きる地震にも耐えられるものでしょうか? 是非このドキュメントの映像を鑑賞してください。

10年以上前にも亀裂事故などを組織ぐるみで隠蔽しました。その時は佐藤栄佐久知事が政府に働きかけて当時の社長などが引責辞任をしました。しかし、誰も刑事罰さえ受けなかったのです。その後、佐藤知事は朝日新聞系列の雑誌AERAの原発政策担当記者による土地取引に関する告発を受け辞職に追い込まれます。天下の朝日新聞もこれを取り上げ大々的に報道しました。朝日新聞の元編集部長大熊由紀子氏は原発推進論者で有名でした。この方は日本アイトソープ協会の役員をされてます。朝日新聞は反原発ではなかったのです。ですからこの告発に政府関係者、御用学者、東電、マスコミという原子力村の闇の力があるのではないかとドキュメントは喝破しているのです。

他の日本のマスコミも気づいていたのですが、大事なスポンサーでもある東電には逆らえなかったのでしょう。ここにも長いものには巻かれよということでサラリーマン記者は独自の取材すらせず批判すらしてこなかったのです。真実を伝えないマスコミには絶望を通り越して軽蔑すら覚えてしまいます。

ところで深刻な話をしているインタビューで自嘲の笑いをしてはいけません。日本人のてれ笑いなども外人には理解されません。真剣な態度ではないと判断されます。東電側はインタビュー質問への回答を良く準備をしていたとは思えませんでした。全て東電におんぶにだっこ状態を今後も国は続けるつもりでしょうか?民間の第三者機関による補強工事の検証などを行う必要があるようです。

下記は他の方の見解を転載しました。

先日の3.11国会包囲デモのときも、熱心に取材していたのはドイツのテレビ局でした。日本のテレビ各社との姿勢の違いは、国をあげて原子力行政を見直しているドイツ政府の姿勢との違いを、そのまま反映しているのでしょう。
 まだ見ていない方は、どうぞご覧ください。30分番組ですが、釘付けになって見るに値します。「フクシマのうそ」とは、「福島の真実」の反語に当ります。ここで出されている疑問に答えを出さないまま、原発の再稼動を考えるのは論外だと私は思います。
 日本の「原子力村」の恐るべき力は何に由来しているのか。彼らにこの国を支配する権利があるのか。彼らの力を解体し、ふつうの日本人にもどすにはどうしたらいいのか。日本の未来を考える核心の問題がここにあります。        (同感ですね)。
http://datsugen.com/?p=731

最後にドイツからこのドキュメントの存在を教えてくれた独男さんに感謝申し上げます。

除染活動をする禅寺の住職

2012年03月22日 23時53分56秒 | 日記
曹洞宗松伯山常円禅寺住職を初めて知ったのはこのお寺でのお葬式に参列した時でした。住職の講話があり、岩手県石巻市へのボランティア活動をした際の感想を話されていたと記憶しています。そして亡くなった方がしいたけ栽培の先駆者であり、放射能の影響で福島市山口地区しいたけが販売中止に追い込まれている現状を病床で涙したのではないかという話をしていました。早急に除染をしなければいけないと力説していたことを覚えていました。

この住職が阿部光裕氏であり、ラジオ福島の水曜日12時半からの「つるりん和尚のああいえばこうゆう録」の出演者であったことを最近知りました。たまたま福島競馬場の除染した芝、土はどこで貯蔵しているのか疑問に思い調査しているうちに彼のブログにヒットしたのでした。

だいぶ前から住職は福島県外からのボランティアと一緒に除染活動に精をだしていたのです。住職自ら除染行動する姿に驚きました。人々のために汗を流すのが禅僧の務めでもあるのでしょうか?このような住職が福島県にもいらっしゃることに感銘を受けた次第です。お葬式で初めて会った印象は睨むようなぎょろっとした目で、生臭坊主かやくざのような乱暴な男かと思ったほどでした(失礼しました)。人を見かけで判断してはいけないようです(恥)。

ところで競馬場の除染土壌は山口高谷沢で保管されています。現在も福島市で除染された多量の土壌が運び込まれています。しかも大雨の際、汚泥が下流に流出しており深刻な二次汚染を引き起こしていることも彼のブログで知ったのです。住職が自ら除染した土は寺社内に保管しているそうですが、除染依頼が多く置き場スペースがなくなっているそうです。近くの地主さんに依頼し1万坪の中間置き場設置を了解してもらっているそうです。この話は行政には連絡しているそうですが、早く置き場問題が解決されんことを願っています。

保管場所はさて置き、早急に除染をすることを力説されています。水俣病風評被害との比較をしています。風評被害で子供たちが苦しみ福島出身だからといって差別されないよう市民自ら除染するべきであると説いています。水俣市の子供が受けた風評被害の苦しみを福島の子供に味あわせないように主張しているのです。福島市在住の除染参加者が少なく、県外ボランティアに頼る行政に疑問を呈しています。福島市の子供にいやな思いをさせないため、我々年寄市民も参加せねば!誰かが除染をしてくれるとか、除染作業での被爆を気にする市民への厳しい意見もご自身が自ら除染を実践しているという自負があるからでしょう。福島県外からのボランティアが除染に協力的で福島市民の参加が少ないことを嘆いています。本当に耳の痛い話です。除染を早くすべきであると私も以前のブログで書いていますが、ゆうだけなら草津温泉(おやじギャグ)にならないよう5月から登録しようっと!

ブックマークに彼のブログを貼り付けていますので興味をお持ちの方は是非クリックしてお読みください。

顧客への心配り

2012年03月21日 11時08分49秒 | 日記
先ほど見舞い品が届きました。妻が10数年来購入し続けている鎌田醤油からの春セットという醤油詰め合わせでした。添え状は下記内容でした。

拝啓、昨年3月11日の東日本大震災により、被害に遭われたお客様に心からお見舞い申し上げます。また、犠牲になられた方々とご遺族様には深くお悔やみ申し上げます。私共も、遠い四国から、何をさせていただけるだろうか、と思案しつつ、各県の災害対策本部宛に支援金をお送りしたり、開園している保育園様や幼稚園様に「大雪な水」をお配りしたりして参りましたが、1年経った今春は、福島県内の登録顧客様のご無事と一日も早い復興を心からお祈り申し上げつつ、お見舞い品としてシーズン企画商品「春セット」を送らせていただきます。何卒宜しくお受け取りくださいますようお願い申し上げます。 敬具


高価な品ではないのですが妻は本当に感激していました。通信販売ですから相手先の顔が見えませんがこのようなお見舞い状をいただくとこの鎌田醤油への愛着が益々湧くようです。この会社の醤油はアメリカ、ヨーロッパにも輸出されております。ドイツの日本食材店でも販売されているのを昨年確認しました。

まず、被害を受けた県への支援金、被災県子供たちに自社ブランドのミネラルウォーターの無償提供を1年間継続して初めて福島県の顧客へお見舞い品を送るという寄付の進め方にも納得できるものがあります。震災早々に顧客へ見舞い品を送るよりも、多くの被災した幼稚園、保育園や被災者への支援を優先しているのです。私より公が大切であると読み取れます。

損して徳とれと言いますが、見舞い品を送られた顧客はこの鎌田醤油の上得意先リピーターに変身(?)しているはずです。ここに企業戦略が存在していると確信しています。得意先を大事にしている企業であると顧客の心にプラスイメージが植えつけれたら決して浮気はしないのです。販売ビジネスに長期間携わると「物を売ってなんぼ」という商人感覚が身についていまいます。「数が売れれば良い、品質を改良、価格を下げれば良い」という目先の販売戦術に長けてくるのです。しかし、本当は長期間変わらない販売戦略が大事なのです。「公のために役立つ企業」「顧客重視」をモットーに掲げながら販売戦略を立てている寛政元年創業、鎌田醤油鎌田郁雄社長には敬意を表したいと思います。

ところで、震災当時真っ先に我々夫婦の無事を確認しにきてくれたマンション仲介業者、高橋不動産鑑定事務所のT.Oさんに感謝していることも申し添えておきます。自分の住んでいる家の心配より顧客の安全を確かめに休日返上で訪問してくれたのです。ここにも顧客への心配りが出来る社員さんがおられます。








相田みつをが泣いていますよ

2012年03月21日 05時44分01秒 | 日記
福島市のエスパル5Fネクストホールにて相田みつを作品展示会を開催しているとの事で20日(火)足を運んでみました。10数年前に自分でも何冊か詩集を購入していましたので色紙を見たいと思いました。しかし、入る直前、入場料が高いのに驚き鑑賞を中止しました。大人700円です。確か東京の相田みつお美術館入場料が800円ですから100円安いだけなのです。これでは入場客は少ないだろうなとしばらく15分ほどうろうろ観察していました(暇ですね)。鑑賞を終えて出てきた同年輩の方に感想を聞いてみました。「入場料が高いなあ。しかも詩集を販売したいのかたくさんの本が山積みになっているよ。入場料をただにしてくれていたら1冊購入したかもしれない。本を販売したいのがみえみえなので買わなかったよ」という一人の入場者の感想でした。

もし放射能のストレスに苦しむ福島の市民を応援するため入場料を無料にしたら、短期間で詩集が売り切れていたことでしょう。損をして徳をとるという言葉があるかどうか忘れましたが、たくさんの入場客が訪問することで相田みつをの生き方を多くの人々に知ってもらえたことでしょう。相田みつを美術館の福島出展目的は何なのでしょうか?相田みつをさんの長男が館長だそうですが、父親の生き方とだいぶ異なるようです。でも相田みつをの詩は素晴らしいです。何度か行き詰った時、詩集に目を通すとふっと肩の力が抜けて心が楽になりました。今はインターネットで彼の詩を楽しんでいます。無料ですもの。お金にうるさい庶民ですもの。

次に私の一番好きな相田みつをのことばを紹介します。、

ある日自分へ

おまえさんはいま一体何が一番欲しい
あれもこれもじゃだめだよ
いのちかけでほしいものを
ただ1ツ的をしぼっていってみな (完)

私は欲張りなのでひとつ的をしぼって「家族の健康」と言いますね。家族はひとつですから(笑)。


さて、相田みつをが最近話題になったのも野田首相のどじょう発言からでした。昨年8月末のスポーツニッポンに下記の記事が掲載されていました。


どじょうがさ 金魚のまねすることねんだよなあ

作品は相田さんが1991年に亡くなる5年ほど前に雑誌で発表された。
込められたテーマは「自分を他人と比べない」。収めた作品集「おかげさん」を出版するダイヤモンド社(東京)には代表選後、書店から注文が殺到、社員らは在庫の発送に追われ、30日には5000部の増刷が決まった。
担当者は「まったく予想しなかった」と話す。

相田みつを美術館には30日、普段の平日の1・5倍に当たる約1500人が来館した。
どじょう」は展示されていないため「どこにあるのか」と尋ねる人が続出、
売店では「おかげさん」が売り切れた。美術館は展示の検討を始めた。

みつをさんの長男で館長の一人さん(55)は「地味な作品なので、演説に取り上げられたのは意外」と驚きつつ 作品には父の生き方が簡潔に表現されている。広く知ってもらえるのはうれしい」と喜ぶ。 (完)

相田みつをの詩集が売れるのは結構なことですが周囲が金儲けに走る姿には少し幻滅しています。
ところで福島県民へ彼の応援詩がありますよ(勝手に思っています)。紹介します。

日日是好日

ふってもてっても日日是好日
泣いてもわらってもきょうが一番いい日
忙しい一生の中 大事な1日だから
  
                 「完」