3.11の大震災以降、ガラス製品、陶磁器の売り上げが芳しくないという。
割れ物は、印象として不安だ。
でも、「割れ物」だから、私は好きー、という部分もある。
特別たいそうな物はないが、食器棚には、グラス一個、お皿一枚選んで取り揃えた物が並ぶ。
白い食器が好き、雑器といわれる、何にでも応用のきく器類が多い。
何かに媚びたりしない、最低不可欠の形、絵付けの物がいい。
そんなものを扱うお店が、鎌倉には沢山ある。
住宅街の中に、山里の古民家に、海辺のギャラリーに・・・、
意識的に、あまり見ないように過ごしてきたが、いいものはいいです。
20歳の誕生日に、美術館で見たエミール・ガレの花瓶に魅せられ
「いつか、絶対手に入れる」と誓ったものだった。
しかし、今は美術品にはまるで興味ない。
日常使いの、とにかく心地良い食器が欲しいのです。