鎌倉徒然草

鎌倉に住んで25年。四季折々の自然を楽しみながら、オリジナルの和雑貨の企画、製造、販売を展開しています。

2015年12月06日 | 日記

12月に入ると、ご近所で庭師を入れているお家が目につく。

「大変なのよ!」と皆さん口をそろえて仰るのはお値段。

技術者だから仕方ないと思う。

やはり綺麗に手入れの行き届いたお庭は気持ちの良いものです。

幸か不幸か、庭師を頼む家に済んだことがない。

実家の庭は猫の額程度だが、父が生きていたころは季節の花で埋まっていた。

本当に花が好きだった。退職してからは近所の空き地を借りて野菜造りに励んでいた。

ここまで書いて思わず『お父さんごめんなさい』と、重たい吐息と共に言葉を発した。

ブログに母はたびたび登場するが、父はまずない、なかった。

父の思い出は、何時も母の後ろに隠れている。

本当に父には心配のかけどうしで、何にも親孝行らしいことはしなかった。

昔の男親はみんなそうだったのか、面と顔を突き合わせ娘と話し込むことなどなかった。

だからこそ、父が折々に語った言葉は、深く心に残っている。

幼いころは「本は繰り返し読みなさい、2度3度読むうちに、必ず新しい発見がある」

20代、仕事に行き詰まリ、夜遅く仕事場から母に泣きながら電話をしたことがあった。

母はただ優しく相槌を打ちながら聞いてくれていた。

その時突然受話器の向こうから父の声がした。

「大丈夫、久美子はできるから、大丈夫だから!」

その声は力強く、自信に満ちていた。

普段、父からそんな言葉をかけられたことがなかったから、

変な話、とても新鮮で嬉しかった。

66歳という若さで亡くなってしまった。

最後に私にかけてくれた言葉は、

「こんな病気に久美子がならないよう守ってあげるから・・・」

お父さん、ありがとう。

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老い

2015年12月06日 | 日記

いたずらに若さを求めはしないが、若いって素晴らしい!

自分の60代を想像して暮らしたことなんてなかった、若いころは。

しわなんて気にしない、というか私はあまりない。

立ち仕事が多いが腰痛もない。

これはきものの、腰ひも効果だと思います。

腰骨のあたりをギュウ―と締めているのが利ていると。

何で歳を感じるか・・・、

先ず、風邪ひくとなかなか治らない。

無理がきかなくなる、疲れがたまるとなかなか抜けない。

探し物が多くなる(工房にいると一日の四分の一は探してる)

老化現象です、確実に。

「老化」体もくたびれてきますよ。

そろそろまじめにメンテナンスをしようと思います。

インフルエンザの予防接種、あぶないですね、怖いですね。

全く、まじめにやれ!と怒鳴りたくなります。

大問題なのに新聞で大きく取り上げてませんね。

あっ、うちの新聞だけでしょうか?

何が言いたいか・・・、

「歳月はぶっ飛んでいきます!」

 

 

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