京都市下京区にある風俗博物館のこと。
2008年5月に
風俗博物館を訪ねて撮影した展示の様子です。
寝殿において
『源氏物語』<少女>より
「六條院移徙(わたまし)」の場面が展示されていました。
<博物館レジュメより>
“源氏35歳(太政大臣)の8月彼岸の頃、慣れ親しんだ二條院を離れ、新しく完成した六條院へ引き移った。”
“この夜、紫の上と源氏は、二條院より牛車15両(牛車1両の定員は4人)を連ね、人払いの前駆(ぜんく)には四位、五位の者と、相応しい六位の殿上人だけを選び、あまり仰々しく儀式ばった様子ではなく行われた。”
※移徙(わたまし)とは・・・居処を変えること。
糸毛車(いとげのくるま)から降りて
寝殿に上がる源氏と紫の上。
源氏(太政大臣)。
直衣出衣姿。
紫の上。
小袿姿・・・高貴な女君の褻(け)の装束で、略礼装にあたります。
国宝『源氏物語絵巻』<宿木二>で描かれている六の君の小袿姿を参考に制作されたのだとか
源氏、紫の上に引き続き、
糸下車から降りている明石の姫君。
明石の姫君。
袿姿。
糸毛車(いとげくるま)
“牛車の一種で、絹の縒糸(よりいと)で屋形の外部を覆い飾り、上に金銀のか文を散らして糸の押さえと装飾をかね、腰下(こしした)と庇の先端に糸を垂らしたもの。
身分の差により屋形の前後の軒下に庇を設けた庇差(ひさしさし)の糸毛車と庇なき糸毛車の様とがあった。”
※か=穴のしたに果
六條院移徙 その2 へ続きます。
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☆チェック!:Amazon/源氏物語の関連本
2008年5月に
風俗博物館を訪ねて撮影した展示の様子です。
寝殿において
『源氏物語』<少女>より
「六條院移徙(わたまし)」の場面が展示されていました。
<博物館レジュメより>
“源氏35歳(太政大臣)の8月彼岸の頃、慣れ親しんだ二條院を離れ、新しく完成した六條院へ引き移った。”
“この夜、紫の上と源氏は、二條院より牛車15両(牛車1両の定員は4人)を連ね、人払いの前駆(ぜんく)には四位、五位の者と、相応しい六位の殿上人だけを選び、あまり仰々しく儀式ばった様子ではなく行われた。”
※移徙(わたまし)とは・・・居処を変えること。
糸毛車(いとげのくるま)から降りて
寝殿に上がる源氏と紫の上。
源氏(太政大臣)。
直衣出衣姿。
紫の上。
小袿姿・・・高貴な女君の褻(け)の装束で、略礼装にあたります。
国宝『源氏物語絵巻』<宿木二>で描かれている六の君の小袿姿を参考に制作されたのだとか
源氏、紫の上に引き続き、
糸下車から降りている明石の姫君。
明石の姫君。
袿姿。
糸毛車(いとげくるま)
“牛車の一種で、絹の縒糸(よりいと)で屋形の外部を覆い飾り、上に金銀のか文を散らして糸の押さえと装飾をかね、腰下(こしした)と庇の先端に糸を垂らしたもの。
身分の差により屋形の前後の軒下に庇を設けた庇差(ひさしさし)の糸毛車と庇なき糸毛車の様とがあった。”
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