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【太宰府検定特別ツアー】 特別史跡 大野城跡 (2013年6月2日)

2013年06月12日 | 太宰府
 6月2日(日)に行われた【太宰府検定特別ツアー】でのこと。

「古代つくしコース」に参加した私。
『古代食弁当』をいただいてから
大野城(おおのじょう)跡めぐりの始まりです。

大野城跡を訪ねるのは初めてのことだったのでドキドキでした。


 大野城跡とは
 
 天智天皇4年(665年)、防衛のために
 大野山に築かれた朝鮮式山城です。

 尾根沿いに総延長約8キロに及ぶ土塁を築き、
 谷間部分には石垣や石塁で塞いでいます。

 のちに四天王像を安置する「四王院」が創建されたことで
 現在は大野山より『四王寺山』の呼称が一般的。

 大野城跡は国の特別史跡に指定されており、
 福岡県太宰府市、大野城市、糟屋郡宇美町にまたがっています。



■百間(ひゃっけん)石垣


大野城跡 北部にあります。
総延長約180m、高さは約8m。

草が生い茂りわかりにくいですが
花崗岩を積み上げて構築されています。



■焼米ケ原 尾花礎石群 付近


土塁跡を歩くことができました。

あいにく、時々小雨が降るお天気だったので
太宰府市の市街地が霞んで見えます。


この辺りでは黒く炭化した米粒が発見されることから
焼米ケ原(やきごめがはら)と呼ばれるそうです。


遠く、木々に囲まれた
九州国立博物館が望めました。


四王寺山三十三観音霊場のひとつ
5番札所 千手観音菩薩

四王寺山の三十三観音霊場は、
江戸後期に西国三十三ヶ所霊場を
モデルに作られたのだとか。



■太宰府口城門跡


かつて立派な門があったそうです。
門扉の礎石を見ることができました。

大野城跡では現在、
城内と城外を結ぶ城門が7カ所
みつかっているのだそうで、
こちらはそのひとつです。



■増長天礎石群


大野城の南に位置します。
4棟の同一規格の建物が並んでいたのだとか。



■鏡池


増長天礎石群の近くにあります。
雨乞いにまつわる伝説がある池です。



■岩屋城跡


岩屋城本丸跡に建つ
「嗚呼壮烈岩屋城址」の碑。

岩屋城の戦いは、薩摩の島津氏が
大友氏の家臣・高橋紹運が籠る岩屋城を落とした戦い。



岩屋城跡から望む大宰府政庁跡。



大宰府は
北に 大野城、
東に 阿志岐山城(あしきさんじょう)、
南に 基肄(きい)城、
西に 水城(みずき) 
で護られた都市でした。


こののち、ツアーでは
観世音寺の宝蔵を訪ね、仏像たちとご対面。


解説員さん、ご一緒した皆さま
ありがとうございました。



 参考にした本。「太宰府検定」公式ブック






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