私の親戚の細田信司(信司)さんと息子の理仁君、同乗の吉田さんを乗せ、連休最後の海に出る。
昨日までは、時化た状態が続いていた。
「波がないと良いね」
「理仁は船酔いしないから、助かる」
「信司、どっちに行きたい。理仁君が釣りが出来るところが良いよね」
「水島方面に、出来れば行きたいですね」
「了解」
船首を南に向けて、沖に出る。
心配した様な波は無く、潮もゆっくりとした上り潮が流れている。
「これなら、理仁君も釣りが楽に出来るよ」
直ぐに、吉田さんにアタリが来た。
良型の真鰺だった。
「エソかと思ったので、何も言いませんでした」と笑顔。
良い出足に、期待が膨らむ。
理仁君にもアタリが来た。
横で信司がお手伝い。
流石お父さん、我が息子の手助け最優先。
良型のウッカリカサゴが上がってきた。
「お母さんが喜ぶね」と、親子で笑顔。
又しても、吉田さんにアタリが来た。
「鰺だと思います」
上がってきたのは、35センチ超の良型鰺。
「活き餌にするには、勿体ないですね」と、笑顔。
「私には、まだアタリがない」
信司が、少々焦り気味。
しかし、その信司に強いアタリが来た。
竿先が、ゆっくりと舞い込んでいく。
「乗れ!乗れ!来たー!」
小気味よい引き味が、こちらにも伝わってくる。
上がってきたのは、キロ超の白甘鯛。
「良い型だね。親子で釣果有りだね」
「美味しい魚で、妻も喜びます」と、妻思いの優しい笑顔。
同じポイントを3流ししたところで「ポイントを変えようか」と、南に走る。
「凄いベイトが出ているよ」
「少し深いけど、潮が緩いから底は取れると思うよ」
理仁君に直ぐにアタリが来た。
一生懸命にリールを巻く。
その姿は、正に釣り師の姿だ。
しかし、上がってきたのは丸々と太ったエソ。
ちょっぴり残念。
信司に鯖子が来た。
その鯖子を餌に、吉田さんと二人落とし込み釣りを試してみた。
「何か来た」
信司が直ぐに合わせたが、鯖子が何かに噛まれて上がって来た。
「合わせが早かった。残念」
すると吉田さんに強烈なアタリが来た。
「おおっ、止まらない。止まらない」
船首に立って、走る獲物を追いかける。
「ラインが無くなる」
獲物の走りが早くて、300メートルのラインが、もうすぐ無くなるところまで来ている。
船で追いかけて、ラインを回収する。
「あと、50メートル」
「あと、10メートル」
「見えた…なんだこれ?」
上がってきたのは、目算で20キロ近く有りそうな尾長鮫。
「はー、青物と思ってたのに…」
口惜しい気持ちで前進の力が抜ける。
針のチモトを切って、そのまま海に帰す。
気持ちを切り替える為、ポイントを変える。
信司にイトヨリ鯛、吉田さんに真鰺が来たが、チョット元気が出ない。
「さっきの鮫が堪えましたね…」
「今日は帰りますか。又、次に頑張りましょう」
午前中の親子釣りは、笑顔とハプニングの楽しさと、口惜しさの時間だった。
「しゃー無い。次、次頑張ります」
と、吉田さんも信司親子も笑顔で帰港した。
親子での釣り、夕間詰め。
港に帰ってくると、牛衛さん親子が待っていた。
牛衛さん、慎之介くん、こまちちゃんを乗せて、クルージング兼釣りに出発。
大島の内場を回って、水島に向かう。
途中、牛衛さんがお二人の子供さん達に色々とガイドをされている。
「油津のこの岸壁で釣りしたね」
「大島だよ。あっちが大堂津の海水浴場だよ」
慎之介君もこまちちゃんも、お父さんのガイドが楽しそうだ。
水島を回って、最初の釣り場に入る。
慎之介君も、こまちちゃんも、初の船釣り。
「竿が重いよ」
こまちちゃんの竿に何かがヒットした様だ。
上がってきたのは、ウッカリカサゴ。
「良型のカサゴだね。今夜、お父さんが料理してあげるね」
牛衛さんも、愛娘こまちちゃんの釣果に嬉しそうだ。
慎之介君も頑張っているが、なかなかアタリが来ない。
「後、5分で帰ろうか」
牛衛さんの言葉が伝わったのか、こまちちゃんにアタリが来た。
「ちーちゃん、頑張れ。凄いね」
牛衛さんも自分の釣りは、そっちのけで嬉しそうな笑顔だ。
上がってきたのは、ガンゾウヒラメ。
「よく頑張ったね」
お父さんに誉めて貰って、こまちちゃんも嬉しそう。
この釣果を最後に、港に帰ってきた。
「又行こうか」と、牛衛さん。
ニコッと、笑顔の慎之介君と、こまちちゃん。
「親子での釣りは楽しくて良いですね」
と、私もちょっぴり羨ましい。
午前と午後、二組の親子の釣りとミニクルージングの楽しい釣り日和だった。
昨日までは、時化た状態が続いていた。
「波がないと良いね」
「理仁は船酔いしないから、助かる」
「信司、どっちに行きたい。理仁君が釣りが出来るところが良いよね」
「水島方面に、出来れば行きたいですね」
「了解」
船首を南に向けて、沖に出る。
心配した様な波は無く、潮もゆっくりとした上り潮が流れている。
「これなら、理仁君も釣りが楽に出来るよ」
直ぐに、吉田さんにアタリが来た。
良型の真鰺だった。
「エソかと思ったので、何も言いませんでした」と笑顔。
良い出足に、期待が膨らむ。
理仁君にもアタリが来た。
横で信司がお手伝い。
流石お父さん、我が息子の手助け最優先。
良型のウッカリカサゴが上がってきた。
「お母さんが喜ぶね」と、親子で笑顔。
又しても、吉田さんにアタリが来た。
「鰺だと思います」
上がってきたのは、35センチ超の良型鰺。
「活き餌にするには、勿体ないですね」と、笑顔。
「私には、まだアタリがない」
信司が、少々焦り気味。
しかし、その信司に強いアタリが来た。
竿先が、ゆっくりと舞い込んでいく。
「乗れ!乗れ!来たー!」
小気味よい引き味が、こちらにも伝わってくる。
上がってきたのは、キロ超の白甘鯛。
「良い型だね。親子で釣果有りだね」
「美味しい魚で、妻も喜びます」と、妻思いの優しい笑顔。
同じポイントを3流ししたところで「ポイントを変えようか」と、南に走る。
「凄いベイトが出ているよ」
「少し深いけど、潮が緩いから底は取れると思うよ」
理仁君に直ぐにアタリが来た。
一生懸命にリールを巻く。
その姿は、正に釣り師の姿だ。
しかし、上がってきたのは丸々と太ったエソ。
ちょっぴり残念。
信司に鯖子が来た。
その鯖子を餌に、吉田さんと二人落とし込み釣りを試してみた。
「何か来た」
信司が直ぐに合わせたが、鯖子が何かに噛まれて上がって来た。
「合わせが早かった。残念」
すると吉田さんに強烈なアタリが来た。
「おおっ、止まらない。止まらない」
船首に立って、走る獲物を追いかける。
「ラインが無くなる」
獲物の走りが早くて、300メートルのラインが、もうすぐ無くなるところまで来ている。
船で追いかけて、ラインを回収する。
「あと、50メートル」
「あと、10メートル」
「見えた…なんだこれ?」
上がってきたのは、目算で20キロ近く有りそうな尾長鮫。
「はー、青物と思ってたのに…」
口惜しい気持ちで前進の力が抜ける。
針のチモトを切って、そのまま海に帰す。
気持ちを切り替える為、ポイントを変える。
信司にイトヨリ鯛、吉田さんに真鰺が来たが、チョット元気が出ない。
「さっきの鮫が堪えましたね…」
「今日は帰りますか。又、次に頑張りましょう」
午前中の親子釣りは、笑顔とハプニングの楽しさと、口惜しさの時間だった。
「しゃー無い。次、次頑張ります」
と、吉田さんも信司親子も笑顔で帰港した。
親子での釣り、夕間詰め。
港に帰ってくると、牛衛さん親子が待っていた。
牛衛さん、慎之介くん、こまちちゃんを乗せて、クルージング兼釣りに出発。
大島の内場を回って、水島に向かう。
途中、牛衛さんがお二人の子供さん達に色々とガイドをされている。
「油津のこの岸壁で釣りしたね」
「大島だよ。あっちが大堂津の海水浴場だよ」
慎之介君もこまちちゃんも、お父さんのガイドが楽しそうだ。
水島を回って、最初の釣り場に入る。
慎之介君も、こまちちゃんも、初の船釣り。
「竿が重いよ」
こまちちゃんの竿に何かがヒットした様だ。
上がってきたのは、ウッカリカサゴ。
「良型のカサゴだね。今夜、お父さんが料理してあげるね」
牛衛さんも、愛娘こまちちゃんの釣果に嬉しそうだ。
慎之介君も頑張っているが、なかなかアタリが来ない。
「後、5分で帰ろうか」
牛衛さんの言葉が伝わったのか、こまちちゃんにアタリが来た。
「ちーちゃん、頑張れ。凄いね」
牛衛さんも自分の釣りは、そっちのけで嬉しそうな笑顔だ。
上がってきたのは、ガンゾウヒラメ。
「よく頑張ったね」
お父さんに誉めて貰って、こまちちゃんも嬉しそう。
この釣果を最後に、港に帰ってきた。
「又行こうか」と、牛衛さん。
ニコッと、笑顔の慎之介君と、こまちちゃん。
「親子での釣りは楽しくて良いですね」
と、私もちょっぴり羨ましい。
午前と午後、二組の親子の釣りとミニクルージングの楽しい釣り日和だった。
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