７月７日 土砂降りに雷

天気予報を信じて、午前中は自宅待機。

「出らんと？」

仲間達から連絡が来るが、午前中は雨だろうと思っていた。

昼になって、船着き場に向かう準備をする。

車に乗り込んだところで、雷が鳴った。

北の空が真っ黒だ。

雨も降り出してきた。

船着き場に着くと、雨はもっと激しくなってきた。

雷もドンドン激しくなってきた。





大島方面には、島陰すら見えないくらいの雨だ。

船を出している仲間に、連絡してみた。

「雨が凄いやろ。どうしているの」

「キャビンで雨宿りです。油津方面は真っ黒になって何も見えません」

「こっちは、土砂降りに雷よ。其処はどうなの」

「こっちも、雨が来ました。雨が上がったら帰ります」

「無理せずに、気を付けてよ」

「稲光は見えてるの」

「いえ、見えてませんが、雷はゴロゴロ言ってます」

「ところで、釣れた？」

「私は、ハタが１枚だけ…」

「船を出す準備をしていたときに、こんな状態になったのよな」

「もう出て来ない方が良いよ」

結局、午後からの出船は中止。

雨が小雨になった頃に、仲間の船も無事帰ってきた。

他の仲間も気になって、船着き場にやって来た。

「すげー雨やったな。雷も鳴ってましたね」

仲間も無事帰り、集まったみんなで荷物上げを手伝う。

１時間ほど色々な話をして、解散した。

「明日は、行けるかな」

自宅に帰ると、再び雷がゴロゴロと鳴り出した。