釣船 開進丸(鯛ラバ、ジギング、一つテンヤ)

釣れる日もあれば、釣れない日もある。楽しかったり、悔しかったり「船釣り」の一時を過ごしてみませんか。

11月9日 アタリ有り、だけど苦戦

2017年11月09日 | 日記
出船前の船着き場でも、北風が吹いていた。

「海上では、風がとんなかな?」

「吹いてきたら、少しでも風が避けられる処を探しましょう」

北風が強く吹くことを想定して、港を出る。

猪崎鼻の岩場は、白波もなく穏やかだ。

暫く走って、ポイントに到着。

他の船は、誰も来ていない。

魚探にはベイト反応が出ている。

潮の色も、青みが深くて良い感じの色をしている。

潮行きは、ゆっくりと北東に流れる上り潮。

「条件は良い感じになっていますよ」

一流し目から、何らかのアタリは出てくる。

「今、何かが当たってきた」

堀部さんのジグに、魚が食いついた後がハッキリと残っていた。

「ジグに歯形が着いています」

中村さんにもアタリが来た。

「ゴッゴッとアタリが来て、直ぐに瀬に入られたみたいです」

「根魚やと思う」

二流し目に入る。

時間は、午前7時を少し過ぎたところ。

「真北の風が強くなってきましたね。白波も出てきて、波も高くなってきました」

「そうですね。波が高いですね」

北風が強く成るのが、早い気がするけど…。

堀部さん、中村さんも波と風を気にしている。

堀部さんにアタリ。

「急にラインの張りが軽くなった」

ラインを巻き上げると、針が2本ともに切られている。

「やはり、アタリやったちゃ」

中村さんにもアタリが来ているが、針掛かりしないで苦戦している。

三流し目を考えていたが、北風の波が可成り高くなってきた。

「波が静かなところに行きましょう」



平瀬の内場に移動する。



此処での最初のアタリは、堀部さんに来た。

「小さいです」

上がってきたのは、バラハタの子供。

「これは、逃がします」と、直ぐに海に帰す。

ここも、北風が吹き付けて、ウネリが出ている。



今度は、中村さんにアタリが来た。

ドラッグ音が鳴って、ラインが出るアタリだ。

「ゆっくりで良いですよ」

ラインを巻き上げている途中で、竿先から獲物の気配が消えた。

「外れた…。今のは捕りたかった」

アタリは有るのだけれど、針掛かりしなかったり、外れたりと苦戦を強いられている。

堀部さんも中村さんも、諦めずに竿を出し続ける。

しかし、天気には勝てない。

北風が益々強くなり始め、大島の内場もウネリが出始め白波が立ち始めた。

「今日は、残念ですけど帰りましょうか」

ここで、今日の釣りを断念。

午前10時前、強い北風を正面から受けながら帰港した。