清盛は異例の速さで昇進しますが、何か位打ちの匂いがプンプン
力はあっても権力を持たない者へ仕掛ける公家による陰湿な罠
大納言から内大臣、次は右大臣から左大臣となるはずが一気に太
政大臣にさせられる清盛。
有名無実とはいえ太政大臣など武家からすれば考えも及ばないほど
の官位です
清盛が並の人間なら有頂天になってここで終わっていたかも知れませ
ん
清盛にとって官位はあくまでも目的を達成する手段なのです。
木曽義仲・源義経・源実朝などは位打ちの罠にはまったと言われてい
ますが、どうやら清盛には公家の罠は通じなかったようですね
太政大臣に就任した清盛は一門の位を上げる事により周りを固め自分
はすぐに辞任。
前太政大臣としての権威をもって朝廷を牛耳ろうとしたようです。
政治家・清盛の面目躍如といったところですね
ところで
頼朝の監視役・伊東祐親の不在の間に娘と関係を持った頼朝、八重姫
は好色な頼朝の最初の女性だったようですね
頼朝の間にできたのが千鶴丸。
清盛の怒りを恐れた祐親は轟が淵に投げ込み殺したと言われています
が、何とも哀れですね
ここに面白い説が…
千鶴丸を殺すのに忍びなかった祐親が密かに逃がし甲斐源氏の辺見家
へ預けたと言うのです
後に千鶴丸は忠久と名乗ります
この忠久こそが島津家の祖・島津忠久だと言うのですから驚きです
真意の程は定かではありませんが、この手の話はどこの家にもあるので
鵜呑みには出来ませんが、全く否定も出来ません
義経=チンギスハーン説よりは信憑性が高そうですが…
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