函館 Glass Life

函館市田家町で眼鏡店「サポートGlass」を営む店主の趣味と感じたことの
日記です。

どうする家康、静かな戦いの始まり!!

2023-09-25 | 歴史

於愛の生い立ちに始まり、武田の間者だった千代の消息、

最後は茶々の登場と今週は女性メインのドラマでしたね 

 

於愛は二代将軍・秀忠の生母です。 

ドラマても目の不自由な人々に施しを与える様が描かれ

ていましたが、当の於愛もかなりの強度近視だったと言

われています 

現代ならメガネやコンタクトで矯正出来ますが、当時で

はそうもいきません 

かなりのハンデを背負って生きなければなりません 

精神的にもかなり強い女性だったのでしょうね。 

於愛は家康の側室になる前は西郷某の妻でした。 

一男一女の子供がいたと言われています。 

秀忠からすれば兄妹と言う事になりますね 

秀忠は兄・姉にあたる兄妹二人を母・於愛に対する

愛情の裏返しからか?とても大事にしていたと言わ

れています 

そんな於愛の死がナレーションだけなのには少し残

念な気がしています 

 

武田の間者だった千代は創作の人物なので何とも言

えませんが、まさか!!鳥居元忠の妻になっていたと

は驚きです

「生き残った者は幸せになる勤めが有る。」と言っ

た家康の言葉(於愛の言葉)が印象的でしたね 

 

満を持して最後に登場したのが茶々です

茶々役はお市役の北川景子だとは思っていましたが、

見た目はお市と同じ様でも全く違う所作や表情だっ

たのが印象的です

家康への憎しみを心の内に押し込め、明るく振舞う

茶々の姿に何とも言えない恐ろしさを感じます

そんな演技も出来る北川景子は、女優とはいえ流石

です

秀吉亡き後、家康と茶々との静かな戦いが始まりま

 

親の因果が子に報いではありませんが、言いにつけ

悪いにつけ、行き着くところまで行くしかありませ

 

心の中にしまい込んでいる恨みは、消す事が出来な

いものの様です

尤も、その恨みこそが茶々の生きる術なのですから

仕方ないの事なのかも知れませんが…

 

 

 

 

 

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どうする家康、徳川征伐!!

2023-09-18 | 歴史

ようやく重い腰を上げ上洛した家康

時が経てば経つほど徳川に不利な状況になる事は

家康も分かっていた筈です。 

自分を高く売りつける為ギリギリまで待って決断

した家康は流石ですが、徳川を潰したいと秀吉が

考えていたのも事実でしょうね 

英雄同士の駆け引きはと決断は凡人には理解し難

いものがありますね 

 

それにしても…前回で裏切り者から一転、一番の忠

義者へとして描かれていた数正の出奔 

こんな脚色だとは少し驚いてしまいました

数正のスパイ説はあり得ないと思っていましたが、

このシナリオならもしかして…と思わせてくれます

歴史は結果ありきですが、プロセスを想像する楽し

さがありますよね 

おそらく…数正は家康の将来性を高く評価していた

筈ですし、家康からの信頼も得ていた筈です 

徳川家の外務大臣として難しい交渉事は全て数正が仕

切っていましたが、反面家臣達との溝が深くなってい

ったのも事実だったのかも知れません 

特に、秀吉との和睦交渉が決定的だった可能性が高そ

うです 

家康からだけではなく有力家臣達からも人質を要求さ

れるに至り不満が爆発した感じですね

孤立する数正、反秀吉の家臣達との溝は相容れないと

ころまで来てしまいます 

秀吉は敵対していた雑賀・根来衆討伐や四国の長曾我

部、上杉景勝など着々と味方を増やし家康を包囲して

いきます

そんな秀吉の政治力を目の当たりにしていた数正にと

って、秀吉に敵対する事の無意味さを感じていたとし

ても不思議ありません 

 

おそらく、天正地震が無ければ数正の見立ての様にな

っていた筈です。 

長浜城や大垣城など倒壊した城も沢山あったと言われ

ています 

倒壊により一族全滅した氏族もあり、長浜城では倒壊

により城主・山内一豊の娘も無くなっていますし、家

康討伐軍の集合地でもあった大垣城も壊滅状態だった

と言われています 

天正地震は想像をはるかに超えた被害をもたらした様

ですね 

ドラマでは詳しく描かれていませんでしたが、秀吉に

よる徳川征伐は、家康の三大危機と言われている事よ

り徳川家存亡の危機だと個人的に思っています 

もし、実行されていれば間違いなく徳川家は滅亡して

いたと確信している僕なのですが… 

 

 

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どうする家康、関白就任!!

2023-09-04 | 歴史

今週の主役は旭姫でしたね

家康との政略結婚のため夫と無理やり別れさせられ、

44歳で家康の正室として迎えられます 

勿論、形だけの結婚ですが、旭の心の中を慮ると戦国

の女性の悲哀を感じます 

47歳で亡くなったと言われている旭姫ですが、晩年は

病気がちだったとも言われていますよね。 

ドラマでは、明るく振る舞う旭姫のけなげな姿に感動

すら覚えます。 

その明るい姿と裏腹に、無理やり別れさせられた夫は

行方知れず 

一人でいる時に号泣する姿には掛ける言葉も見つかり

ません。 

旭姫の生涯は、自分の意志と関係なく、天下人となっ

てしまった兄・秀吉に翻弄され続けた儚い生涯だった

様です

ところで 

秀吉が関白に就任しましたね 

秀吉の事ですから、裏で動いていた結果なのでしょう

が、そもそも近衛家と二条家で関白の座を争っていた

事が要因です 

近衛信輔と二条昭実は関白の座を巡って真っ向から対

立して収拾がつかなくなります

二人の争いは決着がつかず秀吉の許に仲裁話が来るこ

とに…

秀吉は前田玄以と菊亭晴季の二人に仲裁案を検討する

様に指示を出しますが、菊亭晴季から驚くべき提案が…

何と、秀吉が関白に就任すると言うものです

建前上は、どちらかを関白にすると家の破滅になる、

しいては天皇家の為にならないと言う尤もらしい理屈

をつけ無理やり関白になろうとします 

ここまでくると、菊亭晴季の発案ではなく、秀吉自ら

関白に就任しようとしたのが明白 

問題は、五摂家の出身者でなければ関白職に就けない

という慣例です。 

ここでも秀吉の無理強いが… 

何と、引退していた近衛前久の猶子となり関白に就こ

うと言うのです 

前久は、将来自分の息子・信輔を関白に就ける事を条

件に了承しますが、秀吉は鼻から約束を守る気などあ

りません 

関白就任後、朝廷から豊臣の姓を賜ったのですからな

おさら 

もし、豊臣家が大阪の陣で滅亡しなければ、関白職を

豊臣家が世襲していたでしょうね

老獪な政治家の前久ですが、秀吉の術中に嵌ったと言

わざるを得ません

秀吉の方が、駆け引きにおいては数段上だったのは間

違いなさそうですね

 

 

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