函館 Glass Life

函館市田家町で眼鏡店「サポートGlass」を営む店主の趣味と感じたことの
日記です。

鎌倉殿の13人、黒幕は誰だ??

2022-11-28 | 歴史

ドラマでは、トウが仲章暗殺を失敗したお陰で

命拾いをした義時

朝廷、北条、三浦と各々の思惑が混じりあって

ドロドロ感まんさいです

北条に代わり実朝の側近として幕府の実権を握

ろうとしている仲章ですが、もう一歩のところ

まできましたね

まさか、義時の替わりに殺されるとは思いもし

なかった筈。 

人の運命とは本当に分からないものです

自ら兵を動かさず、じっと行方を見ている義時・

義房兄弟と義村、何とも陰湿な争いです 

各々の思惑が入り乱れ、じっと時間が過ぎ去る

のを待つしか無いのでしょうか 

比企や畠山、和田合戦の様にお互いが兵を繰り

出し戦った方が、ここまでの陰湿さを感じなく

て済みます 

ところで

実朝暗殺の黒幕は一体誰か? 

普通に考え、直前に太刀持ちを替わり命拾いし

た義時です。 

しかし、公暁を使い、こんな回りくどいやり方

で実朝を殺すでしょうか

公暁を思いっきり焚き付ける義村も黒幕候補の

一人ですが、ドラマでは義時側に計画を察知さ

れると躊躇なく計画を中止します 

流石、鼻の利く義村らしい決断ですね 

諦め切れないのが公暁です 

後には引けない公暁は、自分が作ったシナリオ

通りに事を進めるしかなくなった様です

 

実は、義時は実朝の命令で参列者から外れ、中

門に居たと言われています

義時だけではありません。 

足利義氏をはじめ、当日警護をしていた20名の

御家人全員です。 

もしかして、警護の武士たちは中門に留まるよ

うに指示を受けていたのでしょうか

そうだとすれば、公暁の単独犯説が有力となり

ます 

鎌倉に帰還し、四か月後には鶴岡八幡宮の別当

となる公暁。 

翌年には政子が後鳥羽の親王を新将軍として迎

えたい旨を奏上します 

次期鎌倉殿を狙っていた公暁としては、驚きを

通り越して怒りが爆発した筈

親王が鎌倉に来てからでは遅すぎます。 

実朝を暗殺するには、右大臣拝賀の時しかなか

ったとも言えますね

 太刀持ちが仲章に替わっていたのも知らず襲撃

を決行したところを見ると、計画の杜撰さも見

えてきます 

有力な人物が後ろ盾にいたならば、こんな間違

いが起きる筈がありません 

義村が付いていたならばなおさらです。 

公暁の失敗は、義時を暗殺出来なかった事に尽

きます。 

義時が生きてさえいれば鎌倉は安泰なのです 

 

良いと思ってしたことが、自分の思いとは真逆

な結果になる事もしばしばあるものです。 

もし、政子が公暁を鶴岡八幡の別当に就任させ

なければ、実朝暗殺も起きなかった可能性が高

いと個人的には思っています 

そういう意味では、実朝暗殺を誘発させたのは

政子だとも言えますね

 

 

 

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鎌倉殿の13人、頼朝の最後の息子!!

2022-11-21 | 歴史

幕府を京の六波羅に移すとの実朝の発言を聞き、

怒りが頂点に達した感のある義時

このままでは武士の街・鎌倉が無くなってしま

います 

強烈な危機感を感じた義時は、実朝が公暁に討

たれた後、太刀持ち役の義時自らが公暁を討つ

つもりの様ですね 

しかし、公暁の狙いは実朝と義時です 

ドラマでは、義時自身も殺害の対象だとは思っ

ていなかった見たいですね

源仲章殺害をこうに命じた義時ですが、失敗 

次回では、暗殺失敗の弱みに付け込まれた義時

が、拝賀の席から廃除され、太刀持ち役も仲章

に取って代わられる事になるのでしょうか?? 

どうやら、義時にはまだ運が残っている様です 

実朝・公暁・仲章と幕府存続にとって弊害があ

る三人が、全て亡くなってしまうのですから… 

 

気になるのがね義時の妻・のえです。 

仲章とラブラブ状態で貝合わせしていましたよ

すっかり仲章の擒となった感のあるのえ

もしかして、仲章暗殺を逆恨みして義時を毒殺

するのでは? それも毒茸を使って

個人的には、全てが辻褄が合う気がするのです

が、少し妄想が過ぎるでしょうかね

ところで 

この時点で新鎌倉殿として頼朝と近い血縁なの

は、頼家の子・公暁と全成の子供・時元がいま

す。 

もう一人、ドラマでは描かれなさそうですが、

頼朝の実子・貞暁がいます 

頼家の腹違いの弟ですね。 

おそらく、政子に気を使い出家させられたと思

われます 

時房と政子が上洛した折、密かに高野山へ出向

き面会しているのです。 

実朝の願いを聞き入れ宮将軍を迎い入れるのに

同意した政子にとって、唯一の気がかりだった

のが貞暁の存在だったのでしょうね 

貞暁本人に鎌倉殿になる気があるのかを確認し

た形跡があるのです。 

勿論、貞暁本人は否定するしか選択肢がなかっ

たと思いますが… 

本人の意思はともかく、貞暁を担ぎ出そうとす

る者が現れないとも限りません 

政子としても、禍の芽を早いうちに摘んでおく

必要があった筈 

頼家の子供達や全成の子供達は殆ど殺されてい

ますが、貞暁は何とか生き延びます。 

46歳で亡くなったとも、自殺したともいわれて

いますが…

何れにしても、頼朝の直系は娘の竹御所を除き

貞暁で完全に途絶えたと言えます 

 

 

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鎌倉殿の13人、絵に描いたような官打ち!!

2022-11-14 | 歴史

公暁を焚き付ける三浦義村

義村としては、公暁の鎌倉殿就任を逃すと、御家人の

トップに立つ悲願を叶えられません

ここが勝負どころと踏んだのでしょうか

京と鎌倉の仲立ちとして政権の中枢で権力を得ていく

源仲章ですが、「執権になっちゃおうかな~。」と義時

に嘯くのには笑ってしまいました 

世の中そうは上手くいきません。 

慎重さが薄くなると墓穴を掘るものですが、義時の妻・

のえにも色仕掛けで迫るとは驚きです

何でも有りの様相と化してきましたね

 

公暁は実朝の猶子となっていますが、おそらく政子の意

向が強く働いたのでしょうね 

実朝と公暁は親子関係を結んだ事になるので、この時点

での次期鎌倉殿は公暁にも権利が生じます 

出家してから六年後、政子の命で公暁は鶴岡八幡宮の別

当に就任します 

普通に考えると、別当就任で鎌倉殿の目は無くなったと

考えるのが自然です

成長するにしたがって、公暁は実朝の次は自分だとの思

いが強くなっていたのかも知れません 

「源氏の血筋は自分で絶える。」と言った実朝に対して

も徐々に憎悪の気持ちが膨れ上がったのかも知れません 

後鳥羽上皇の皇子を宮将軍として鎌倉に招き入れる手筈

になったと知った公暁の怒りは想像を絶します

 

もし、公暁を将軍に据えるとなれば義時も黙っていない

公暁が将軍になれば、何れ義時は粛正される可能性が大

きいからです

父・頼家を殺した北条への恨みは、よほどの事が無い限

り消える事はないのです  

 

公暁として、頼るのは乳母父でもある三浦義村しかいま

せん 

義村も北条に替わり執権となれば、公暁と二人で幕府の

実権を握れると考えたとしても不思議ありません 

しかし、ここでも義村は動きません。 

何という忍耐力でしょうか

義村は五割の可能性が有っても動かないのです。 

間違いなく勝てる戦いしかしないと言う、強い信念に似

た様なものを感じますね

 

ところで… 

実朝のあまりにも早いスピード出世。 

分不相応な官職を次々と与えられ、不幸を呼び込む官打

ちそのものですね

最終的に右大臣となり、その拝賀の式典で殺されてしま

うのですから、絵に描いたような官打ちです 

鎌倉はあくまでも武士政権 

和歌や蹴鞠などに現をぬかし、官位だけ上昇するのをみ

ている御家人達にとって、もはや鎌倉殿ではなく公家と

しての実朝としか見えていなかったのかも知れません 

官打ち=呪いとは言い切れませんが、武士達との間に隙

間風が吹いた事だけは間違いなさそうです 

そう言う意味では、後鳥羽上皇の思う壺に嵌ったのかも

知れませんね

 

 

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鎌倉殿の13人、実朝のパクリでしょうかね??

2022-11-07 | 歴史

久し振りに時政が登場しましたね

伊豆で余生を送っている時政は、権力闘争から

離れ、すっかり素の自分を取り戻した様です 

それに引き換え、義時の陰湿さは増すばかり

権力の頂点に立つと、こうも人間が変わるもの

なのでしょうか? 

まるで時政と義時が入れ替わった見たいです

あからさまに権力を振り翳す義時を見ていると、

権力を握った者の恐ろしさすら感じてしまいま

ところで…  

頼朝との面会を断ったとされる陳和卿が、何故?

実朝に近付いてきたのでしょうか? 

個人的には、裏で糸を引いていたのは後鳥羽だっ

たのは間違いないと思っています 

陳和卿は、後鳥羽が実朝に差し向けた仕事人だっ

たのでしょうね

 

源実朝が詠んだとされる一句です。 

「出ていなば 主なき宿となりぬとも 

軒端の梅よ 春を忘るな」 

菅原道真が詠んだとされる一句です。 

「東風吹かば 匂ひおこせよ梅の花 

主なしとて 春な忘れそ」 

芸術は模倣から始まると言われますが、それにして

も似た短歌ですよね 

実朝がパクったのでしょうか? 

この歌は吾妻鑑の創作だともいわれていますが、真

意の程は定かではありません

実朝が暗殺された日に詠まれたとも言われています

が、話が少し出来過ぎだと思いませんか? 

もし?そうだとすれば、自分が殺されるのを分かっ

ていて詠んだとしか思われません 

そう考えると、吾妻鑑を書いた作者の脚色だと考え

るのが自然なのでしょうかね 

 

いよいよ、次期将軍をめぐってのバトルが始まりま

 

修業から戻った公暁と実朝の間のわだかまりは、引

き返す事が出来ないところまで来ている様です 

後鳥羽と義時、実朝と公暁、政子と義時、義時と義

村、入り乱れた権力闘争が終わるのにはもう少し時

間が掛かりそうですね

 

 

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