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松井ゆみ子のアイルランド・キッチン・ダイアリー「ダイエットとベーコン」

2006-07-17 00:35:00 | 松井ゆみ子のキッチン・ダイアリー
 わたくしごとですが、2年ほど前にかなり真剣なダイエットをしました。きっかけは友人が撮った残酷な写真です。拙著「おいしい毎日」を書いたあたりから、太ったなーとは実感してたのですが、年も年だしねと楽観してすませてました。それがね、ひぇー、三重あごじゃん!と大ショック。自分の容姿にたいした興味もない私でしたけども、それでもこれは見苦しいと自覚した次第。

ピーターのベーコンをローストする。

ローストしたベーコンとりんご&洋ナシ。
 幸い、競馬が好きだったことで「いっつも体重制限を強いられるジョッキーのダイエットって、どうなってるのだろう」という興味もあり、「よし!減量に挑戦!」となったわけです。

 自己流なので人には勧められませんが、カロリー計算を主流にしました。おおざっぱですけども毎日1600カロリー、バランスよく食べることを心がけたのですが、これが大成功。

 半年かけてゆっくりと10キロ近く落とすことができました。魚と野菜を中心にするようになったので、体調も万全。肉があればシアワセだった生活をやめる気はないのですが、肉を食べる回数はぐんと減りました。その分かえって、肉をいただくときは、すごくありがたくいただくの。よーし、ひさしく食べてないから今日は肉だぞー! と、良質の肉をしっかりローストして、存分に摂取します。たまにはね、アドレナリンも高めなきゃと私は思う。ヴェジタリアンのともだちでさえ、そういうと大笑いするのよ。正しいかもーって。

 で、今も食べます。お肉。たまーにはジャンクなバーガーも食べちゃったりするけども、基本的には安全と思われる良質の肉しか食べません。きちんとオーガニックの看板を出している、大きなジョンの店か、羊が専門の小さなジョンのとこで買うの。

 新たにニューブリッジのファーマーズ・マーケットで知り合いになったピーターも羊が専門のおっとりした肉屋さん。先日、彼の親戚がつくる豚の加工肉ベーコンを買ってみました。アイルランドのベーコンは塩漬け肉で、ふつうは一晩水につけて塩抜きをしなくちゃなりません。それがピーターのとこのは、減塩で塩抜きのプロセスが要らないというのです。

 「かたまりのままローストするだけで旨いよ」というので、びっくり。ハムは、塩抜きして茹でた後にローストしたことがあるけど、ベーコンはないな。で、実践してみると、1キロ全部食べてしまえそうなくらい! 塩気は適度だし、一緒にオーブンで焼いたりんごと洋ナシがソースがわりになって、絶妙。

 明日は残りでパスタ・カルボナーラをつくろうと思ってたのに、ほとんど残らないとこがちょっとオソロシかったけども、たまにはねーというわけで、おいしくいただいちゃいました。ちゃんと肉体労働した後か、ちょっと体調が弱ったときのお助けに肉料理があるのじゃないかなと実感する今日この頃です。


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