ほんの少しの間、ダブリンで英語の個人レッスンを受けたことがありました。
仕事でアイルランドにいらしてた日本人の方が紹介してくださった先生は、とても気さくなイギリス女性。レッスンというより、知人宅を訪れて、お茶しながらお喋りを楽しむような感じで楽しかったなぁ。
ビジネスで滞在している外国人を中心に教えてらして、仕事の分野に応じたレッスンが受けられるユニークな教室でした。
まだ写真も勉強中の段階でしたのに「ユミコはフォトグラファーなのね!」と、教材のかわりに用意してくれたのは、アイルランドのメジャー新聞”アイリッシュタイムス”の記事。いちばん印象に残っているのは、モノクロの馬の写真です。当時のわたしはまだ、競馬にのめりこむなんて夢にも思っていません。それでも、馬を専門に撮っている女性フォトグラファーの写真と記事は、今でもときどき思い出します。
以来、アイリッシュタイムスは、わたしの愛読紙になりました。
今でこそ、紙面は経済の話ばっかりという印象ですけれど、それでも興味深い視点の記事がちょこちょこと見つかるので、大事な情報源にさせてもらっています。
けっこう高いので、毎日買うわけではないのですが、アイリッシュタイムスを必ず買うのは土曜日。ウィークエンドの別刷りとマガジンという小雑誌が付録で、読みごたえ充分。東京からアイルランドに戻ってすぐの週は、金曜日のタイムスも楽しみ。
イベント情報を集めた「チケット」という別刷りがつくので、わくわくしながら広げます。しかし「今夜、明日・・」といった、その週にあるイベントのスケジュールばかりなので、土曜日の朝に広げて、ああ間に合わなかった~なんてことも、ままあります。そういう、いきなり情報は、90年代はじめの頃から、あんまり変わってないなぁ。大きなコンサートは半年前に発表されたりして、東京みたい。と驚きますけど、小さなギグの告知は、間際に突然がけっこう多い気がします。
写真がいいのもタイムスの魅力。デザイナーの腕もいいのか、へぇ!と感心するような構図の写真が、どーんと大きく扱われたりします。
日本の新聞は「状況が把握できる、説明の写真」が中心ですが、タイムスはまだ、感性に訴える写真が使われます。まだ、と書いたのは、かつてはアイルランドという大きなローカルの新聞だったのが、今はグローバルな話を読者に提供していかなければならず、どこかから配信された写真も増えたし、状況写真も多くなっているので。
東京にいるときも、カフェオレ片手に1時間はゆっくりと朝刊に目を通します。
実は、すっごい新聞好き。ダブリンから東京に帰るとき、成田行きのフライトで配られる新聞は、欲張って2~3紙拝借し、むさぼるように読んじゃいます。
しかし、前に拙著にも書きましたが、朝起きると家に新聞があるって贅沢じゃあないですか!夕刊もくるし。
アイルランドでは、自分で買いに行かなければなりません。でもね、新聞買いがてら町に出て、帰りがけにパブで一杯飲みながらタイムス広げるのもまた楽し。
★お知らせ
2/7(木)15時より。北アイルランド食堂にて、アフタヌーン・トークいたします。詳細とご予約は、北アイルランド映画祭実行委員会 http://www.niff.jp/ まで。
会場は、神田小川町2-10-13 御茶ノ水ビル1F スペースNEO。
わたくしの、自家製アップルクランブルをご賞味いただきながら、アイルランドの(主に食)にまつわるあれこれをお喋りする、気楽な会です。どうぞいらしてくださいねー
★松井ゆみ子さんのプロフィールはコチラから★
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⇒「松井ゆみ子さんの著書はコチラから購入できます!」
仕事でアイルランドにいらしてた日本人の方が紹介してくださった先生は、とても気さくなイギリス女性。レッスンというより、知人宅を訪れて、お茶しながらお喋りを楽しむような感じで楽しかったなぁ。
ビジネスで滞在している外国人を中心に教えてらして、仕事の分野に応じたレッスンが受けられるユニークな教室でした。
まだ写真も勉強中の段階でしたのに「ユミコはフォトグラファーなのね!」と、教材のかわりに用意してくれたのは、アイルランドのメジャー新聞”アイリッシュタイムス”の記事。いちばん印象に残っているのは、モノクロの馬の写真です。当時のわたしはまだ、競馬にのめりこむなんて夢にも思っていません。それでも、馬を専門に撮っている女性フォトグラファーの写真と記事は、今でもときどき思い出します。
以来、アイリッシュタイムスは、わたしの愛読紙になりました。
今でこそ、紙面は経済の話ばっかりという印象ですけれど、それでも興味深い視点の記事がちょこちょこと見つかるので、大事な情報源にさせてもらっています。
けっこう高いので、毎日買うわけではないのですが、アイリッシュタイムスを必ず買うのは土曜日。ウィークエンドの別刷りとマガジンという小雑誌が付録で、読みごたえ充分。東京からアイルランドに戻ってすぐの週は、金曜日のタイムスも楽しみ。
イベント情報を集めた「チケット」という別刷りがつくので、わくわくしながら広げます。しかし「今夜、明日・・」といった、その週にあるイベントのスケジュールばかりなので、土曜日の朝に広げて、ああ間に合わなかった~なんてことも、ままあります。そういう、いきなり情報は、90年代はじめの頃から、あんまり変わってないなぁ。大きなコンサートは半年前に発表されたりして、東京みたい。と驚きますけど、小さなギグの告知は、間際に突然がけっこう多い気がします。
写真がいいのもタイムスの魅力。デザイナーの腕もいいのか、へぇ!と感心するような構図の写真が、どーんと大きく扱われたりします。
日本の新聞は「状況が把握できる、説明の写真」が中心ですが、タイムスはまだ、感性に訴える写真が使われます。まだ、と書いたのは、かつてはアイルランドという大きなローカルの新聞だったのが、今はグローバルな話を読者に提供していかなければならず、どこかから配信された写真も増えたし、状況写真も多くなっているので。
東京にいるときも、カフェオレ片手に1時間はゆっくりと朝刊に目を通します。
実は、すっごい新聞好き。ダブリンから東京に帰るとき、成田行きのフライトで配られる新聞は、欲張って2~3紙拝借し、むさぼるように読んじゃいます。
しかし、前に拙著にも書きましたが、朝起きると家に新聞があるって贅沢じゃあないですか!夕刊もくるし。
アイルランドでは、自分で買いに行かなければなりません。でもね、新聞買いがてら町に出て、帰りがけにパブで一杯飲みながらタイムス広げるのもまた楽し。
★お知らせ
2/7(木)15時より。北アイルランド食堂にて、アフタヌーン・トークいたします。詳細とご予約は、北アイルランド映画祭実行委員会 http://www.niff.jp/ まで。
会場は、神田小川町2-10-13 御茶ノ水ビル1F スペースNEO。
わたくしの、自家製アップルクランブルをご賞味いただきながら、アイルランドの(主に食)にまつわるあれこれをお喋りする、気楽な会です。どうぞいらしてくださいねー
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家でブラウンブレッドを作る時は、牛乳とヨーグルトを半々に混ぜたものに、オリーブオイルを大さじ2杯入れています。膨張剤も、イスパタを使っていますが、こちらの方がきめ細かく仕上がって、旧世界の人間である私の両親には好評です。