忍之閻魔帳

ゲームと映画が好きなジジィの雑記帳(不定期)。
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「1本でも多く」より「1人でも多く」

2006年05月30日 | 業界四方山話
近々に発売されるものが「戦国BASARA2」というだけであって
決して「戦国BASARA2」やカプコンだけを
問題にしているわけではないのだが、
ここ数年、メーカーの用意する予約特典の装着のさせ方が
あくどさを増している気がする。

初回発注数の3割だの5割だのというパターンは
特典の種類自体は1種類で固定の場合が多く、
まだマシな方なのだが、やっかいなのが
今回「戦国BASARA2」も導入している

「特典の装着率は初回発注数の●割、
 しかも全●種類で柄は選べない(外見では判別不可能)」

などというパターンだ。
最近では

「グランドセフトオート・バイスシティ」のサウンドトラックCD7種類攻撃
「幻想水滸伝IV」の携帯ストラップ9種類攻撃

あたりが記憶に新しい。

●割とすることで初回発注数の上乗せを目論み、
●種類とすることでユーザーの複数購入を目論むことが出来る
「一粒で二度美味しい方法」とも言えるが、
こういったコレクターを餌食にするような予約特典の付け方は、
ショップ関係者の小遣いになるだけなので止めた方が良いと思う。

「グランドセフトオート」の発売時も「幻想水滸伝V」の発売時も
YAHOO!オークションでは
「予約特典全種類コンプリート!」と名付けられた出品が溢れかえり、
いずれも万単位で売買が成立していた。
今回の「戦国BASARA2」でも、発売日前後のYAHOO!オークションで
「5種類コンプリート!」の文字が踊ることは間違いあるまい。

これらの取り引きで泣きを見るのは、その作品への思い入れが強い、
本来最も大切にしなければならないはずのユーザーである。
彼等のようなコアファンを蔑ろにする施策は、
最終的にはシリーズの寿命を縮めるだけだと思うのだが。

「1本でも多く」という考え方は、商売としては絶対的に「是」であるし、
そこを否定するつもりは毛頭ないが、
「ひとりに何本も買ってもらうこと」を目指すのではなく、
「1人でも多くに買ってもらうこと」を目指して欲しい。

トレカやボトルキャップと違い、
ゲームの単価は1本5000円?8000円である。
複数購入を促す施策を導入するには単価が高過ぎだ。
「戦国BASARA2」のように、中身だけで充分勝負出来る作品が
作品自体のクオリティとは別の部分でマイナスイメージを持たれるのは
何とも損なことではないか。

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コメント (27)
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