数行のためにある

2021-03-23 22:22:59 | 読書、書物

  晴れ。晴れていても風が冷たく、寒かった。

 緊急事態宣言が解除され、案の定、新規感染者数は懲りもせずじわりと増加傾向。増えればまた宣言が出て、しかも次はもっと厳しくなるかも知れないのに、懲りないようです。いっそのこと、ブラジル並みになってしまえばいいのでは?

 三島由紀夫著「盗賊」をいきなり読み終えました。主人公よりも、むしろ息子との関係で葛藤する藤村夫妻の精神が主なのではないかと思ってしまいます。最後の大団円はあまりにも冷徹でぞっとする締めくくり。そこにある数行を読みために、平凡さをこれでもかと強調される主人公・明秀と希薄な清子との回りくどいやりとりがあるようです。その数行を読みために小さい字を頑張って読む甲斐はありました。次もまた三島文学より、「禁色」を。かなり前に読んで大分内容も忘れていますが、数ページ読めば思い出すでしょう。

 ちなみに、「金田一少年の事件簿」と「ゴルゴ13」も相変わらず読んでいます(笑)。

 今年度(令和二年度)カウントダウンの真っ只中で、色々事件が勃発していますが、なんとか気合いで乗り切る所存です



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