一公の将棋雑記

将棋に関する雑記です。

君は中倉宏美を見たか

2009-10-27 00:19:36 | LPSA金曜サロン
23日のLPSA金曜サロンは、昼が大庭美樹女流初段、夜が中倉宏美女流二段の担当だった。
午後2時50分ごろサロンに入ると、大庭女流初段が4面指しを行っており、会員同士の対局も2局指されていた。なんとなく…だが、これでもいつもより人数が多い気がした。
この日の大庭女流初段は黒を基調とした服装だったが、前面にカラフルな色が組まれたオシャレなデザインで、よく似合っていた。もちろん大庭女流初段にも指導対局をいただきたかったが、今回はこちらも金曜リーグ戦に気合を入れ過ぎて時間を割いてしまい、残念ながら見送りとなった。
午後4時20分ごろ、中倉女流二段がいらした。このとき私はたまたま空き時間で、入り口付近のところで中倉女流二段を拝見した。
ハッとする美しさに、目が覚めた。
「VIBES」を見過ぎたわけではないが、ナナメ40度からこちらを見た中倉女流二段の姿がストップモーションとなって私の網膜に映る。白を基調としたブラウスに黒のスカートという、平凡といえば平凡ないでたちなのだが、そこはかとないしっとり感がある。まるでグラビアの中のワンカットを見た思いだった。このように古風な色気を醸し出す女流棋士は、女流棋士会も含めて中倉女流二段しかいない。LPSAには貴重な戦力が在籍していると、あらためて思う。
5時30分になり、大盤解説の時間になる。中倉女流二段が、
「一公さんがいるので、今日は船戸さんとの将棋にします」
と、笑いをかみ殺しながら言う。その笑顔が魅力的だ。
私も苦笑する一手。どの将棋が解説されても構わないのだが、たしかに今回選局された20日の女流王位戦は、拝見したかった。
その将棋は中倉女流二段の後手三間飛車に、船戸女流二段の居飛車穴熊。中盤までは中倉女流二段も十分指せていたが、終盤は船戸女流二段ペース。しかし終盤の寄せ合いで中倉女流二段にも一瞬のチャンスが生じたものの、それを生かせず、中倉女流二段、無念の敗退となった。
今回は私のファンランキング1位と3位の対戦で、どちらを応援するか、本当に悩んだ。先日のエントリではああいう書きまわしになったが、敗れた中倉女流二段は女流名人位戦リーグに専念すればいいし、船戸女流二段は、引き続き女流王位リーグ入りに全力を尽くせばいい。どちらもいままでどおり、ポジティブに活動すればいいということだ。
さて、中倉女流二段との指導対局である。このときの模様は日をあらためて書くが、中倉女流二段久々の夜の担当だというのに、意外と会員の入りが伸びず、指導対局は最終的に10人前後だったのではなかろうか。
この数字をどう見るか。たとえば9日の女流棋士会・金曜ナイトスクールは、ゲストに矢内理絵子女王が登場したが、あちらの客の入りはどうだったのだろう。
「私は将棋の勉強に行くわけで、指導棋士のメンツは関係ありません」
という硬派ばかりなのかもしれないが、全国区の女流棋士が担当しても、あまり集客に変化がないとすれば、それはそれでさみしいことだと思った。
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5 コメント

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都会の飽食。。。 (瀬戸のひしお。)
2009-10-27 01:19:06
後節の『中倉先生でも・・・。』多分東京の皆さんは「また今度が有るから今日行かなくても・・・。」では無いでしょうか?。地方ではそのような贅沢は言うてられません。当地でも近くY五段とK女流初段をお呼びして親子教室を開催します、プロ棋士が来るというだけで田舎では一大事です。(が、若い親世代を中心に将棋離れをかんじますね。)
それから敢えて言葉尻を捉えるなら。。。。船戸先生には頑張って欲しいのであって勝って欲しいのでは無いのですね?。(勝って欲しいのはエリコ先生?。)
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指導将棋 (洋志)
2009-10-27 18:42:45
 イッコーさん向けの特別解説?!ですか(笑い)。すごいな。これだけLPSAネタをブログに書きまくっている努力に対してかな。あるいは賞金提供者の部分が。
 誰に習いたいか(指導将棋を指してもらいたいか)は、好みというか相性というか、将棋の強さではないですね。洋志の場合は。
 昔の話で言えば、郷田とかカズシザとかは高く評価している。 
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行くに行けないもどかしさ (一公)
2009-10-28 00:52:37
瀬戸のひしお。さん
たしかに都内近郊に住んでいる将棋ファンは、ヘンに目が肥えているところがあるかもしれませんね。それにしたって「夜のナカクラヒロミ」だからなあ…。まあ、この話はいいですか。
女流王位戦④枠、船戸-藤田麻戦ならともかく、船戸-山口戦なら、船戸先生を応援します。山口先生に、女流名人位戦B級に続いて女流王位リーグ入りまで許すとなれば、LPSAの沽券にかかわりますから。もちろん、私が船戸先生のファンだから、という理由が根底にあるのは言うまでもありません。
25日の社団戦で、LPSAスタッフのI氏に、よろしく言っておきました。

洋志さん
大盤解説で、中倉宏-船戸戦を選んだのは、対局日が近かったからでしょう。私の存在は関係ありません。しかしそういう軽口が出るあたりが、中倉先生の飾らない魅力でもあります。
いままでの指導対局ですが、女流棋士はもちろん、男性棋士のどなたに教わったときも、不快に思ったことは一度もありません。
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見た!。。。。 (瀬戸のひしお。)
2009-10-30 05:53:20
昨日まったく偶然ですが古いビデオ(AVでは無いですよ)の整理をしていたところ名人戦の中継を録画したビデオが有りました。対局者、丸山名人対谷川九段、記録係片上三段。解説森下卓八段。聞き手中倉宏美女流初段!。何かすごいナチュラルと言うか(ベティちゃん風?)でしたね。。。。
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それはよかった (一公)
2009-10-31 01:03:45
中倉宏美先生や島井先生は、20代前半のころの写真を見ると、ワイルドな感じがありましたね。
まだ垢ぬけてなかったということでしょうか?
(このコメントを、上のおふたりが読んでいないことを祈る)
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