遺伝屋ブログ

酒とカメラとアウトドアの好きな大学研究者です。遺伝学で飯食ってます(最近ちょっと生化学教えてます)。

「雨水」でした

2019-02-19 23:29:32 | たわごと
今日は二十四節気の「雨水」でした。
「雨水」しとしと(北國新聞)
九州北部と四国で春一番=気象庁
確実に春が近づいてますね。

会議が終わって帰宅する頃大学のある丘に霧がかかってというか、雲が降りてきてて久しぶりにフォグランプで走行しました。
2019年最大の満月 2月20日に 満月の大きさが違う理由は?(財経新聞)
当然月は見えんかったとですよ。

ブレグジットだけが理由なわけないっすよ。
【解説】 日本はイギリスへの信頼を失ったのか ホンダが英工場閉鎖へ (BBC)
もともと撤退したかったところにきっかけがでけた。ブレグジットはそのきっかけの一つでしかないです。記事にあるように日本がEUとEPAを結んだので、日本国内で生産しても関税なしで欧州へ輸出できる目処がついたのです。そもそも英国工場がもう半分しか稼働していなくて、撤退のタイミングを探していたんだと思う。

オートファジー(自食作用)が長寿の秘訣?
寿命つかさどるたんぱく質を発見 自食作用抑える 阪大など研究チーム(毎日新聞)
オートファジーを抑えるタンパク質「ルビコン」が発現しないようにした細胞では寿命が20%も伸びることがわかったそうです。
〈以下引用〉
カロリー制限などでオートファジーが活発になると、寿命の延長や加齢に伴う病気を予防できると動物実験で分かっている。しかし、どのように活性化するかは不明だった。
オートファジーを抑制するたんぱく質で、09年に発見された「ルビコン」にチームは着目。老いたショウジョウバエと線虫、マウスのルビコンを調べると、若い個体より約1.5~2倍に増えていた。
遺伝子操作でルビコンを作れなくすると、ショウジョウバエも線虫も寿命が最大20%延びた。老いた線虫で比べた場合、ルビコンがない線虫の運動量は通常の2倍あり、若いころの筋肉が保たれたとみられる。
腎臓と脳にルビコンがないマウスを作製すると、腎臓の機能不全につながる繊維化が半減し、脳ではパーキンソン病の原因たんぱく質が生じなくなったという。

抑制タンパク質がないようにするってーと、オートファジーシステムが暴走しないか心配なんだが、そうでもないみたいですね。ルビコンがオートファジーを抑えているとすれば、栄養リッチな条件で何がどうルビコンに作用してオートファジーを抑えさせているのか知りたいもんです。TOR→AMPK関係が怪しいと思うんだが、どうなんだろ?

本日のお酒:水曜日のネコ BELGIAN STYLE WHITE ALE + 池月 吟醸 みなもにうかぶ月
コメント
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