遺伝屋ブログ

酒とカメラとアウトドアの好きな大学研究者です。遺伝学で飯食ってます(最近ちょっと生化学教えてます)。

朝霧始めてバンバン

2013-02-23 21:05:05 | PARAGLIDER
スカイ朝霧で入山。誰か知ってる人いないかなと思って見渡したけども誰もいない。川地さんは知ってるけど、一方的に知ってるだけだし・・・。なんだか予報がふるわなかったらしくて、そもそも来てるフライヤーが少ないっぽい。

様子を見たいと思ったけども、なんか見える範囲に飛んでる人がいないので、もうぶっ飛んでいいから飛ぶことにした。一人で来てるので、一度風を体感しておいてからでもいいだろうと・・・思って準備してたら・・・視界にいなかったグライダー達がグングン上げだした。僕が翼を広げた時には、すんごくいい感じに。幸運なのか?

まあ、どうでもいいから曲久郎を立ち上げたら、いい勢いでかぶさってきた。こいつ、飛びたがってやがる。2度目、またかぶった。頭上に来た時の翼が速すぎる。2度目の失敗の後、広げ直しを辞退して、そのままライズアップ。そして、離陸成功。離陸して上昇風を探す作業もなくトップアウトして、西富士方向へ流しだした。ちょっとビビってる。西富士に付ける途中で、翼が前からバサーンと大きな音を立てて自分に襲いかかってきたから。まあ、MXC2の仕様なのだけど・・・心臓に悪いよ。おいら、一人で飛びにきてんだよ。しかも、さんざん何度も来てるのに、初めてのバンバンコンディションだ。
他のグライダーと比べるとたいした高度ではないだがそこそこの高度を得たので、先行するグライダーを追って南に向う。目標は天子岳(1330 M)。高圧線を越えて天子岳手前のピークにたどりつく前に深い下降風帯があって、突入を躊躇した。そこへ行ったことあるが、帰る時に岩ちゃんの助けが必要だったのだ。今回は完全に「ぼっち」だ。自分で帰ってこないといかん。
稜線よりも低くなりながらも西富士に戻った。また上げ直し。今度は海抜2100 M以上にまで上げて再度アタック。アドバンスのグライダーが先行してくれてた。おかげでコース選択がやりやすくなり天子岳に到着。少し前にはその直上で雲が発達中で、すごい祭りが繰り広げられていたんだが、僕が来た時には空域を上手に選ばないと上昇できないコンディション。しかも、ここでデジカメNEX-3がバッテリー切れ。寒すぎるのだ。天子の頭を撮ることが目標だったのに・・・また来るぞ、このヤロー!

上手な皆さんは大倉ダムとかまで攻めていたようですが、僕はもう精神的にこれで精一杯。緊張で体中に力が入ったまま、頭上で朝霧エリアの風をうけてはしゃぎまくる曲久郎をコントロールしてたので撤退。今日のコンディションでバッションバッション潰れてたのはお前だけだぞ。ほんとにもう・・・。

着陸したら11時だった。ランディング場はグライダーをたたむのがむずかしいくらいに強い南風が入ってる。コンビニで買ったサンドイッチを食べて休憩。ランディングのベンチで温かいコーヒーをいただけた。ありがたや。そして再入山。テイクオフでおにぎりを補給。そして、フライト・・・・前山付近の空域には何にもなかった・・・いや、むしろ下降風。かぶってる感じはないのだが、初めての感触。なんかおかしい。前山の斜面を離れて着陸場上空を横切って富士山側へ・・・いきなりグラウンドサーマルが! 条件反射で旋回して上げようとするが、どうみても高度処理用の空域で上げているようなヒンシュク行動。タンデム機が2機飛んでいて彼らもコンディションがどうのこうのと無線で話し合ってて、その僕の頭上に来ていたりしてんだけど、タンデム機のパイロットは当然エリアの指導者クラスの人のはずなので変な行動できない。降りてくるグライダーが増えてきたので、僕も飛び出したばっかりだったけど、ソアリングは諦めて高度処理に入り着陸態勢へ。吹き流しを注意深く観察して先行するグライダーについて行きファイナルグライド。「高すぎる」と感じたその時・・・曲久郎が前縁からばさっと潰れてそのまま垂直下降!! 翼形が戻った時には、ちょうどいい高度になっていましたとさ・・・素晴らしい翼だ♪

降りた時には1時頃でして、まだ飛べそうな感じでしたが、前山の上で高度を得ているグライダー達がいっさい旋回してなかったので、下山して離脱しました。そこに来ていたフライヤーさんがツイッターで「春らしいコンディションでしたね」とコメントしてはりました。表日本の空には春が忍び寄ってきてるんですねぇ・・・。

本日のお酒:伯楽星 純米 + 神亀 純米 + 沖縄泡盛 残波
コメント
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