2価のHPVワクチン「Cervarix」の供給がうまくいっておらず、新規に接種を開始するのを一時中断してほしいという連絡が医療機関にいっているそうです。
また、小児の肺炎球菌ワクチンとHibワクチンを接種した兵庫県内の児が2例死亡したとということもニュースになっています。
公式情報ソースとしては、状況説明は製薬会社のHPに掲載されるもの、厚生労働省の説明があります。
ソースが明示されないものは、伝聞、噂、推測レベルの情報として出回ります。
ちょうど、補正予算で自己負担を軽減して接種できるようになったワクチンでの話であり、対象年齢の子どもをもつ親御さんんお不安ははかりしれませんので、リスコミとしては責任をもつプレーヤーが、「問題を迅速にケアしている」という態度や行動計画を明示することです。
例えば、「調査を開始」といったことです。
不安の軽減につながっていきます。
Cervarixは海外からの輸入ワクチンですので、(青木編集長も以前よくやっていましたが)税関手続きその他複雑なプロセスを経て日本に入ってきます。
供給不足は、Hibワクチンでも最初おきていました。
こちらを読むと実感します。「あきらめずにヒブ(Hib)ワクチンを探そうヒブワクチン不足騒動の巻」
2008年のことです。
「ポリオワクチン:厚生省よりワクチンの一時停止の通達」
2002年のことです。
福岡県内でポリオワクチンの予防接種を受けた3歳2か月の女児が接種から23日後に死亡、別の1歳1か月の男児が入院する問題が起こり、厚生省は同時期に検定合格したワクチン(約400万人分)について、品質を再確認するまで使用を見合わせるよう各市町村などに指示。
「日本脳炎ワクチン:勧奨差し控えの経過」(鈴の木こどもクリニックHP すごくすてきなサイトです)
2005年の話。
厚労省は問題がおこるたび、リスクを把握する度に迅速に対応をします。
日本は予防接種の専門機関が独立してあるわけではないのでとてもたいへんだろうとおもいます。関わる部署が複数あるので、調整もたいへんだろうと想像します。
予防接種のマネジメントに関わる話をもう少し。
ワクチンそのものにリスクがあった事例も過去にあります。
かなり前ですが、製造そのものに問題があった事例。
1948年。京都でジフテリア予防接種時に無毒化が不十分であったワクチンを接種されたことにより68名が死亡した事件。同じ年、島根でも15名が死亡しています。
これは製造工場自体が今からは想像できないほどの状況だったときいたことがあります。
このような事例は生命のリスクはもちろん、人々を不安にします。
特に問題な事例がおきていなくても、安全性そのものに問題は確認されていなくても、リスクに気づいたら放置しないで自主回収、というのがギョウカイの姿勢です。
「ああ、ちゃんといつも安全性が優先されているんだなあ」というメッセージになり、会社のイメージにもつながるということもあります。(しかしコストもかかりますね。。)
2008年、明治乳業がB型肝炎ワクチンを自主回収して医療機関や医学生接種分が不足。
海外でも製造ラインの問題などで自主回収がおきます。
TIME 2007年12月
Vaccine Recall: What Parents Need to Know
また、小児の肺炎球菌ワクチンとHibワクチンを接種した兵庫県内の児が2例死亡したとということもニュースになっています。
公式情報ソースとしては、状況説明は製薬会社のHPに掲載されるもの、厚生労働省の説明があります。
ソースが明示されないものは、伝聞、噂、推測レベルの情報として出回ります。
ちょうど、補正予算で自己負担を軽減して接種できるようになったワクチンでの話であり、対象年齢の子どもをもつ親御さんんお不安ははかりしれませんので、リスコミとしては責任をもつプレーヤーが、「問題を迅速にケアしている」という態度や行動計画を明示することです。
例えば、「調査を開始」といったことです。
不安の軽減につながっていきます。
Cervarixは海外からの輸入ワクチンですので、(青木編集長も以前よくやっていましたが)税関手続きその他複雑なプロセスを経て日本に入ってきます。
供給不足は、Hibワクチンでも最初おきていました。
こちらを読むと実感します。「あきらめずにヒブ(Hib)ワクチンを探そうヒブワクチン不足騒動の巻」
2008年のことです。
「ポリオワクチン:厚生省よりワクチンの一時停止の通達」
2002年のことです。
福岡県内でポリオワクチンの予防接種を受けた3歳2か月の女児が接種から23日後に死亡、別の1歳1か月の男児が入院する問題が起こり、厚生省は同時期に検定合格したワクチン(約400万人分)について、品質を再確認するまで使用を見合わせるよう各市町村などに指示。
「日本脳炎ワクチン:勧奨差し控えの経過」(鈴の木こどもクリニックHP すごくすてきなサイトです)
2005年の話。
厚労省は問題がおこるたび、リスクを把握する度に迅速に対応をします。
日本は予防接種の専門機関が独立してあるわけではないのでとてもたいへんだろうとおもいます。関わる部署が複数あるので、調整もたいへんだろうと想像します。
予防接種のマネジメントに関わる話をもう少し。
ワクチンそのものにリスクがあった事例も過去にあります。
かなり前ですが、製造そのものに問題があった事例。
1948年。京都でジフテリア予防接種時に無毒化が不十分であったワクチンを接種されたことにより68名が死亡した事件。同じ年、島根でも15名が死亡しています。
これは製造工場自体が今からは想像できないほどの状況だったときいたことがあります。
このような事例は生命のリスクはもちろん、人々を不安にします。
特に問題な事例がおきていなくても、安全性そのものに問題は確認されていなくても、リスクに気づいたら放置しないで自主回収、というのがギョウカイの姿勢です。
「ああ、ちゃんといつも安全性が優先されているんだなあ」というメッセージになり、会社のイメージにもつながるということもあります。(しかしコストもかかりますね。。)
2008年、明治乳業がB型肝炎ワクチンを自主回収して医療機関や医学生接種分が不足。
海外でも製造ラインの問題などで自主回収がおきます。
TIME 2007年12月
Vaccine Recall: What Parents Need to Know