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Tierney先生@日本病院総合診療医学会

2017-09-15 | 青木語録
第15回日本病院総合診療医学会でTierney先生が症例検討会をされました。

不詳、編集長は通訳・解説をさせて頂きました。

症例提示は本学会会長の内藤教授の愛弟子、M先生。

発熱+筋肉痛の主訴から圧巻の分析開始!!

発熱は視床下部による体温調節メカニズムの結果であり、悪寒、戦慄、発汗などの「生理的」な反応によります。
この整理により、多くの症状・所見の重要性に濃淡をつけていきます。

筋肉痛をMyalgia、Myopathy(≒筋力低下)、Muscle enzyme等の血液検査の3概念に分けて、Approach。
四肢の筋力低下は不明でしたが、やがて出現する嚥下障害により、ずばり「Mytopathy」部分がえぐり出されます。

色々な血液検査が提示されましたが、Tierneyが欲しかったは基本的には「筋肉生検」でした。

多種の臨床情報になんなく濃淡をつけて進むTierney先生の検討会に研修医的感動、ベテラン医師的感動が、それぞれにあった90分でした。

内藤教授、M先生、そしてなによりTierney先生、ありがとうございました!
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