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接種希望は40%と54%(米国)

2009-09-27 | 毎日いんふぇくしょん(編集部)
ヒートアップするメディアとは反対に、編集部の周囲には新型インフルエンザワクチン接種希望者がほとんどいないのですが。
よく聞くと、今までも熱心に接種をしていない人たちがほとんどです。

一般ピープルにおけるその理由をご近所等できいてみるといいですよ。

「今まで季節性ワクチンも接種していないが一度もなったことがない!(から大丈夫だろう)」
「なっても2-3日寝れば治るならよくわからないワクチンよりそちらがよい」
「お金をかけていたい思いをして効果がよくわからないなら疑問である」

妊婦も希望ゼロで、持病のある人は「体力に自信がないので誰か他の人でやって大丈夫そうだったらやろうかな」(→接種のタイミングを逃すことになるが)

米国のある地域の保護者対象調査では、新型フルワクを子どもに接種したいと回答した親は40%、季節性フルワクは54%だそうです。

人種別でみると、ヒスパニック系は希望者が52%、White 38%、Black 30%となっております。

「接種しない」は新型が29%。季節性とあまりかわりません。
半数近くが、季節性と新型はそう大きくかわらないという印象をもっている、とのことです。
http://www2.med.umich.edu/prmc/media/newsroom/details.cfm?ID=1312
http://www.med.umich.edu/mott/npch/
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