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日本の子どもがB型肝炎ワクチンを接種してもらえない理由

2010-05-23 | 毎日いんふぇくしょん(編集部)
いくつか定期接種に入っていないワクチンのうち、世界の多くが導入済みのB型肝炎のワクチンがあります。
生まれたその日のうちに1回目を接種する国もあります。
(日本だと「新生児にそんなことするなんてっっ!」と感情的に受け入れてもらえないのでは?という意見がありました)




国の予防接種プログラムに導入されていない先進国はイギリス、北欧、日本。



2009年のWHOのスライドでは、日本は取り組みターゲット国。
しかもアジアは流行地域。なぜに日本に導入されてこなかったのかをいろいろな人にきいてみました。



仮説として、「母子感染予防」プログラムがうまくいったので、その栄光の余韻?で他の対策が動かなかった、という話があります。

しかし、母子感染予防じたいが100%の効果ではありません。



集団生活や家庭内での水平感染リスクが常にあること、



そして、今もなお、慢性・急性の肝炎の症例の感染源の一定の割合が不明であることを考えると、ユニバーサルワクチン接種の意味合いがましてきます。



このように減少してきました。

調べても、母子感染予防オンリーできてしまった本当の理由はよくわかりませんでした。
肝臓の専門家も、感染予防についてあまりいってきているわけではないことはわかりました。

日本で現在増加しているのはキャリア化しやすいといわれているタイプのB型肝炎ウイルスです。感染症は個人レベルでどうこうできないからこそ、公衆衛生として取り組む課題なのですが。

HPVや百日咳と一緒に、思春期ワクチンとして位置づけていくことも必要。
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