感染症診療の原則

研修医&指導医、感染症loveコメディカルのための感染症情報交差点
(リンクはご自由にどうぞ)

生ワクチンによるポリオ症例(0歳児、東京都)

2011-05-31 | 毎日いんふぇくしょん(編集部)
生ワクチン(経口)を使用しつづけるかぎり、ワクチンでポリオを発症してしまう子どもはゼロになりません。

東京都でまた1例報告されたようです。

東京都 感染症週報19週
「急性灰白髄炎 1件 患者で、ワクチン由来株(ポリオウイルス3型)が検出された。年齢は5歳未満、推定感染地は国内、推定感染経路は経口感染であった。」

国立感染症研究所感染症情報センター 週報IDWR 19週では0歳児となっています。

親は、子どもを守るため、健康であってほしいと願ってワクチン接種につれていくのに、そのワクチンで発症してしまうポリオの生ワクチン。

不活化ワクチンに切り替えればよいのです。この悲劇を早くとめないといけません。
リスクのある生ワクチンを使い続けているのは先進国ではもう日本だけ。

サノフィがこれから開発にとりかかる(といっても海外でもうずっと広く接種されているワクチンですが)が承認されるまで、緊急に輸入して、保護者の費用負担なく接種できるようにするべきです。

2010年、神奈川県藤沢市でも女の子が発症しています。 神奈川新聞

経口のポリオのワクチンを飲んだ子の便からしばらくウイルスが出続けます。
それが原因で感染・発症してしまった子もいます。

神戸の9カ月男児がポリオ発症 ワクチン未接種 2010年 47ニュース

こちらの関西のテレビ番組を見ると問題が何かよくわかります。
Youtube(9分)

ジャンル:
ウェブログ
この記事についてブログを書く
この記事をはてなブックマークに追加
« 6/4 第10回東京感染症セミナ... | トップ | マイコプラズマの集団感染(... »
最近の画像もっと見る

あわせて読む