夏だビーチだ、というシーズンはもうすぐですが、ビーチには危険もありますね。
下痢や皮膚疾患の原因となるビブリオ・バルフィニカスが検出される海が最近北上しているそうです。ナマ足で怪我をしたり、魚介類のナマ食には注意、という啓発も行われています。ほかにも危険な生はありますが。。。
ビブリオ・バルニフィカス(国立感染症研究所)
http://idsc.nih.go.jp/disease/vulnificus/index.html
10年も前の1996年、JAMAに温暖化と感染症の記事が掲載されています。
Global climate change and emerging infectious diseases
http://jama.ama-assn.org/cgi/content/abstract/275/3/217
日本でも今年関連の資料ができました。カラーで写真も豊富です。読みやすいので医療者以外の啓発・学習教材としてもよいかもしれません。PDFで落とせます。
報道発表。 世のなかの認知はさておき、担当部署は問題だとすでにいっています。
http://www.env.go.jp/press/press.php?serial=8132
「地球温暖化と感染症」(PDF)
http://www.env.go.jp/earth/ondanka/pamph_infection/full.pdf
(シアトルの豚)
下痢や皮膚疾患の原因となるビブリオ・バルフィニカスが検出される海が最近北上しているそうです。ナマ足で怪我をしたり、魚介類のナマ食には注意、という啓発も行われています。ほかにも危険な生はありますが。。。
ビブリオ・バルニフィカス(国立感染症研究所)
http://idsc.nih.go.jp/disease/vulnificus/index.html
10年も前の1996年、JAMAに温暖化と感染症の記事が掲載されています。
Global climate change and emerging infectious diseases
http://jama.ama-assn.org/cgi/content/abstract/275/3/217
日本でも今年関連の資料ができました。カラーで写真も豊富です。読みやすいので医療者以外の啓発・学習教材としてもよいかもしれません。PDFで落とせます。
報道発表。 世のなかの認知はさておき、担当部署は問題だとすでにいっています。
http://www.env.go.jp/press/press.php?serial=8132
「地球温暖化と感染症」(PDF)
http://www.env.go.jp/earth/ondanka/pamph_infection/full.pdf
(シアトルの豚)
このブログを見ている諸先生方では当たり前の話であると思いますが、Vibrio Vulnificusによる感染症で抗生剤の選択と迅速な開始はもちろんのこと、外科的治療(デブリードメント)を必要とするかを迅速に判断するために外科にすぐコンサルトすることがおそらく最も大事なことではないかと言うことです。(全てのVibrio Vulnificus感染症が外科的治療を要する深部皮膚組織感染を起こすわけではないと思いますが。)
ハワイである感染症医が、NFは外科に先にコンサルトしなければならない数少ない感染症のひとつです。と言っていたのは未熟な初期研修時代の私にとって印象深い言葉でした。
外科コンサルトが必要というはなしは、青木編集部長が教育病院で行っている症例検討会でもときどき取り上げられている話題です。
鑑別診断を考えるときにあがっているためには、幅広く勉強していることが大切ですね。現場での実際など関連情報がありましたらまたいろいろ教えてください。
Abscess, Appendicitis, CholangitisなどSurgicalな問題を、漠然とCRPを見ながらブロードスペクトラム抗菌薬で対処・・・といった風景が毎日のように見られるのは残念な事です。当然、治療効果もイマイチで、ますますブロードな抗菌薬が使用されて、MDRPの躍進・・・といった事が続きます。
「新しい葡萄酒は新しい皮袋へ」そして「Surgical diseaseはSurgicalに」対処したいものです。
災害が発生した後の感染症対応は初動がとても大切ですので、災害発生ときいたらすぐに動ける専門家がいるかどうかも今後の課題ですね。
http://www.imic.or.jp/mmwr/backnum/5502.html