正直申し上げます!! 知りませんでした。 世の中で日の目を見るのはpositiveな結果が出た論文がほとんどであることを。
ある有名な雑誌が秘密裏に、優れた内容の架空の論文をつくり半分をPositive、半分をNegativeな結果にしました。それをレフェリーに渡したら、圧倒的にPositiveな結果を示した論文を支持する意見が多かったそうです。
「インターネットで論文を集めてメタアナリシスを行いました」といわれると広くデータを収集した・・と考えやすいですが、インターネットの世界で日の目を見るもの自体が実はPositiveな結果を示したものだけ・・。となりますと問題ですね・・。 実はPositive Negative両方の結果がしめす研究が同数存在しても分析対象になるのはPositiveな結果を示した論文だけ・・となりますから。
これでは分析の開始地点から間違いを犯していることになりますね・・。
実はこのような問題を解決するために、研究はPositive/Negativeの結果が出る前に登録するRuleがあるらしいが、あまり活用されてないみたい・・とのことでした。
研究結果が出てからPrimary outcome以外の何かPositiveな結果のでたSubgroupの検討などというのも、ほとんど後出しじゃんけんの世界だ・・くらいの知識しかなかった編集長。多いに反省した次第です。
やっぱりEBMよりも東洋的なPearlの世界が好きだな・・とは編集長やLTといったOld schoolの感慨でした。
雑誌に載らない…具合な制度が始まったと聞いた気がします。
出版バイアスを是正するような
臨床試験事前登録であったかと。
参照→http://www.csp.or.jp/cspor/upload_files/arch_86.pdf