感染症診療の原則

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○○フリーなC型肝炎の治療

2014-07-08 | 毎日いんふぇくしょん(編集部)
英語記事のタイトルに○○フリー、をよくみかけます。

2月に読売の夕刊でも記事になっていました。
C型肝炎に新しい飲み薬…ウイルス激減 少ない副作用

製造販売承認となりました。

7月4日企業リリース
C型慢性肝炎に対する経口薬のみによる治療薬を世界に先駆けて 日本で製造販売承認を取得 SankeiBiz


ブリストルは2013年には治験が中止となった094なども話題になりました。

ブリストル、C型肝炎薬めぐる損害賠償の和解交渉開始


日本での承認がMedscapeでも話題になってます。


こちらはギリアド社のニュース。
高額な治療費をどう払うのかという話も。

日本では現在の治療費補助制度の中にこうした新しい薬剤も組み込むのでしょうか。

2014年4月2日 WSJ
1日10万円のC型肝炎薬が人気、米保険会社を圧迫―ギリアド社「ソバルディ」が驚異的売り上げ



ギリアド社、日本の C 型肝炎患者に対する Sofosbuvir の 第 III 相試験結果を発表

日本はHCV患者の多い国で、市場も注目されていると思います。

ウイルスのタイプや肝臓の状態などをもとに治療薬や開始時期が検討されるわけですので、国内外のガイドラインにも目を通しますが、立て続けに新しい薬が出てくるとなると、こうした情報をまとめる作業もたいへんですね。

研究班の資料

平成26年B型C型慢性肝炎・肝硬変治療のガイドライン

などもみながら日本での治療の可能性を考えています。



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