感染症診療の原則

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便上商売に気をつけよう(米国FDA)

2009-05-28 | 毎日いんふぇくしょん(編集部)
「パンツからボールペンまで抗菌グッズのパラノイア(偏執狂)が国は今度はマスクブームに!」と英語メディアが報道しています。

まさに日本人がねらいうちされそうな「新型インフルグッズ」ですが、米国FDAは消費者への注意をうながすためのアラートを出しています。

Fraudulent 2009 H1N1 Influenza Products List
http://www.accessdata.fda.gov/scripts/h1n1flu/

空調システム
デバイス関連
手袋類
キット類(浄水器など)
マスク類
シャンプー類
スプレー類
サプリメント類
お茶類
検査製品

それぞれに各製品の説明・販売会社名・リンク先が詳細にのっています。

米国では「有症状者の自宅安静」「手洗い」「咳クシャミエチケット」以外のことを推奨していません(一般人へのマスクは推奨されていません)。

つまり、何か買わないといけないものは「無い!」のです。

日本は漠然とマスクがいるかのようなことをメディアや行政がいい学校や保育園が教室や給食室を「消毒」している混乱国です。

これまでにも「ガラスの搬送器」や「陰圧テント」(発熱なんとか用)などがすごい価格で行政に売られ、税金で購入することがありました。

お金がないと日々嘆いているのですから、お金をかけない有効な方法キャンペーンも必要ですね。「あの金で何ができたか」などという振り替えりをしなくていいように。
一般の皆様、訪問販売やお誘いメールにご注意ください。
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