感染症診療の原則

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朝練

2014-11-22 | 青木語録
徳洲会病院の朝は早い。

七時半から症例検討会。

高齢女性、少し痴呆が? 食欲低下。
無熱、血圧、脈拍、まあまあ。呼吸数20!
身体所見、首はrigid、下腹部に圧痛?
血液、生化学はCRPを含めて正常。

髄液は白血球、タンパク, ADA少々。単球ばかり。髄液糖少し低下。

ここで投与された治療はナカナカのもの。ABPC, CTRX, ACV, INH, RIF, PZA, EB.

墨汁染色陽性にてAmpB。白血球少々増加し、改善が遅れる。

さあ、ここでどうするか、、
ですが、さすがは薩摩おごじょ。
粘りましたら暫くして改善。真菌以外の治療を中止しました。


初期の感染症治療薬のチョイスもクリプトコッカスに対する粘りも拍手!

その理由は以下の通り。


編集長の本を破り持ち歩くためのポケットを白衣の裏側に縫い付けるという熱心さ!!(編集長も自分のマニュアルを章ごとに破り使っている人には沢山会いましたけど、それを入れる専用ポケットを自作した医師は初めて見ました)

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