Model 107

1985年の107
じっくり時間をかけてお気に入りの一台に仕上げます。

勇足駅 北海道ちほく高原鉄道ふるさと銀河線 9月6日 2014年

2015-05-08 | Weblog
「大森駅跡」はスルーして「勇足駅」にやってきました。

“勇足”…不思議な駅名です。

もちろん、アイヌ語の読みに強引に漢字を当て嵌めたものでしょう。

北海道新聞社刊 「北海道地名分類字典」で調べてみました。


【勇足】(ゆうたり、十勝・本別町の字、駅名)
エサン esan・ピタル pitar=突出した・河原(永田・差出磧)。
川中に突出した河原、利別川東岸、ふるさと銀河線に駅。
古くエサンピタラ、ヱサンヒラ、イサミタラとも言う。
エサンがイサミになり勇、ピタルに足を当てたが、エサンピタラとは到底読めずユウタリと音読。
明治初年中川郡エサンヒタラ村、76年勇足村、1915年2級本別村の大字村、75年大字幌蓋(ほろけなし)村から字勇足元町


…と説明されています。

20%くらいしか理解できていないかも…


実にモダンにデザインされた素敵な駅舎です。

屏風のような折り返しとピラミッド様のスカイライトが強烈な印象を与えています。

JR北海道時代の駅舎の写真は、地味な木造駅舎でありました。

第三セクターふるさと銀河線となり、地域のコミュニティーセンターと駅舎が併設、新設されたようです。

ふるさと銀河線廃止後、建物は地域のコミュニティーセンターとして引き続き使用されています。




駅前から国道方面を見ます。

見慣れた風景でありますが、勇足駅前は舗装されています。



「おぉ…!」って思ってしまいました。

まだこうして駅名が掲げられています。

つい最近廃止になった「江差線」などは駅備品等は洗いざらい撤去されていましたが、こちらは第三セクターであり、建物も地域のコミュニティーセンターという性格上、このような状態を維持しているのかな…などと納得しました。

なんだか、すごく良い感じでしたよ。





コミュニティーセンターは施錠されていましたので、建物の外側をまわって、ホーム側に出てみます。

路盤跡はまるでゴルフコースのように美しく整備されています。

こちらが「池田駅」方面になります。



そして、こちらが「北見駅」方面となります。



ホーム側駅舎の壁面にも「勇足駅」の駅名標?が残っています。

こちら側の壁面は若干、劣化が見られます。



先ほど、「ゴルフコースのように…」と書きましたが、実際ここは“パークゴルフ”のコースとなっております。

白い杭は、ゴルフと同様に「OB杭」らしいです。



つまり…ここは“フェアウェイ”ということになるのでしょうね。

ゴルフ・コースと全く遜色ない美しく手入れの行き届いた芝生が印象的です。

これが鉄道の路盤だったとは…



「銀河コース」とうたったコースのルールが示されたパネル…

さすがに、ゴルフ・コースでは「ハイヒールや革靴でプレーしない」などと注意されることはないでしょう。

*それとも、最近ではゴルフ・コースでもこのような注意書きなどあるような時代なのでしょうか?



「勇足駅」を一回り観賞しました。

ネットで冬の「勇足駅」の写真を見ましたが、綺麗でしたよ。

すごく雰囲気のある風景でした。

でも…冬の北海道は過酷な自然環境で、私のような初心者には命の危険もありそうなので遠慮しておきます。
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